34年の思いを募らせて初めてB’zのライブに行ってきました
(注意・そう簡単にB’zのライブの話には行き着かない上、そこまでライブについて書いてません)
ラジオから流れてきたとある1曲が、14歳の私の心をぶちのめしてきた。
その声、そのギター、かっこいい。
勉強の手を止め聴き入り、逃さずバンド名とタイトルをメモった。
B’z
君の中で踊りたい
この2ndシングル(短冊型のやつね)を買い、その次に発売されたミニアルバム
「BAD COMMUNICATION」を買い、B’zのかっこよさに浸っていた。
確か3rdシングル「LADY-GO-ROUND」がオリコンチャート入りして、B’zはここから人気が一気に上がったような(気がする)。
学校でも男子女子問わずファンが増えていった(気がする)。
私も好き好き言っていたが、ライブに行くという考えが全くなかった。何回かライブ行ったことあるが、全て誘われて行ったものだ。
ライブは誘われて複数人で行くもの。1人で行くのはちょっとな……という感じ。
10代から20代までは積極的に音楽を聴いていた。
FM NACK5(埼玉のFM局)から流れる曲は1曲も逃すまいという勢いで聴いてた。(勉強は?)
30代入ったあたりからあまり聴かなくなった。
48、とか、坂、とかが影響してるかもしれない。
小学生の頃、おニャン子クラブや光GENJIに全くハマらなかった。70年~80年のソロアイドルは好きなんだけど、大人数て歌ってるのを聴くのはどうも苦手。
そんな中でも、たまにカーラジオで流れてきた曲が気になって調べてCD買ったりしてたが、ライブに行くことはほぼなかった。
だって、私の好きなアーティスト、ライブハウスでしかやってくれないんだもん!
椅子ないんだもん!
オールスタンディングなんてムリムリムリ!
おうちや車で音楽聴いてるのがラクじゃん!
なんて騒いでるうちに、YouTubeとサブスクの時代がやってきて、ますますライブから離れることになる。
が!
私の行動を180度変えた存在がやってきた。
見るともなくつけてたテレビから流れてきた
BABYMETAL
メギツネ
ド迫力なメタルの演奏に女神の歌声が重なり、さらに天使な女の子2人が舞う。
全く触れてこなかったメタルとアイドルグループに
やられた。
ライブ見たい。
そう思った。
そこからすっかりファン。チケット取れずにファンクラブ(BABYMETAL的には違うが説明としてファンクラブと言わせてもらう)に入り、ぼっち参戦なんて気にするともなくなり、行ける限りライブに行った。ホールツアーであれば確実に椅子があるというのも大きかった。そして演奏の迫力。BABYMETALが従える「神バンド」、トップクラスプレイヤーの集まり、そりゃ魅了されるでしょ。
そこで登場、ドラムの青山神こと、青山英樹。
(神バンドのメンバーは「○○神」と呼ばれます)
神バンドの演奏聴くうちに、神バンドじゃない時の演奏も聴いてみたくなり、メンバーを調べ、ツイッターをフォローし、ほうほうこのシンガーのバックバンドやってるんだ、などの情報を仕入れるようになった。
その中でも青山さんが、私のツボをついたところでサポメンやったりしてて、まずたどり着いたのが「成田商事」。
男闘呼組の成田昭次、ジュンスカイウォーカーズの寺尾呼人、そこに青山英樹が加わった3人組バンド。当時はファンじゃなかったけど、世代として成田くんと呼人と言われたら気になる。しかし、ライブは男闘呼組ファンで埋め尽くされるだろう。青山くんのドラム聴きたい私が行っていいのかと悩んだが、前日にまだチケット売ってたので、行ってみることにした。
これが2022年11月17日の有明ピット。
ハマりました。
この後(だっけ?)の発表で、男闘呼組は2023年8月末までの限定復活をすることになり、その後はRockon Social Clubとして、男闘呼組メンバーに寺岡呼人と青山英樹が加わり、新たな活動が始まると知り、ファンになると決めた。
2023年5月に有明ガーデンシアターで行われたRockon Social Clubライブの後、友達から連絡があった。「有明ガーデンシアターってどんな感じのホールなの?」。
聞けば秋に浜田麻里のライブに行くという。
浜田麻里さん……確か神バンドのベース・BOH神と、ギター・ISAO神がバックバンド担当してるぞ……
友達に返信した。有明ガーデンシアター音はいいぞ、そしてバックバンドは外さないぞ、麻里さんの声だけでなく、演奏も聴いてくれ。
返信したあとに思い出したことがあった。
むかーし、むかし、浜田麻里さんが音楽番組で話してたような。
「松本くん、目を離すとすぐ音大きくしちゃうんだもん」
そう、B’zの松本さん、浜田麻里さんのバックバンドやってたんだ。
(お待たせしました、ようやくここで、B’zに繋がります)
B’zライブツアー、今年も青山くんがサポートメンバー務めてる。
導かれた。
と思った。
君の中で踊りたいを聴いてから34年、やっぱりB’zが好きだ。
今からでも遅くない、ぼっち参戦にもすっかり慣れた、ためらいはない。
東京公演調べたら4次抽選受付してる。
申し込んだ。
当選した。
2023年7月30日、有明アリーナ。
34年かけてB’zにたどり着いた。
B’zはずっとB’zだった。
稲葉さんは稲葉さんだった。
松本さんは松本さんだった。
いや、ますますかっこいいお兄さんになっていた。
泣いて、はしゃいで、最後にみなさんと一緒に「おつかれー!」と叫んだ。
気持ちいい夜だった。
忘れない、恋心。