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【デッキ紹介】アルビノ蛇霊
初めての方ははじめまして。そうでない方も、またご覧になっていただきありがとうございます。ミルガです。屋外の酷暑と室内の冷房との寒暖差でそろそろ倒れそうです。とか思いながらだらだらと書いてたら、屋外でもかなり涼しくなりました。いや、もう寒いです。今回もいつもの如くデッキ紹介です。
1.きっかけ・コンセプト
今回使いたいのはこのテーマ
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白き森です。私情でINFOの発売日から2.3週間ほど遊戯王に触れられず、離れていました。別に嫌いになったわけじゃないです。再開してみたら至るところでデモンスミスと白き森。人が使っているとこをみればこちらも使いたくなるもの。
白き森から特に面白みと拡張性を見出したのがこのカード
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光魔法使いをサーチできます。特殊召喚時の効果なので、蘇生しても使えます。それも蘇生手段がテーマ内にある便利な仕様。サーチ先には烙印関係や青き眼など様々。その中でも選ばれたのがこちら
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オルターガイストです。魔法使い族テーマですが罠を駆使して戦うテーマです。数年前に公認や大会など出てた時期に、相手するのが苦手なテーマでした。なので、いつかは使いたいと思ってたんですよね。その時が来ました。
オルターガイストの中でも使ってみたかったカードがこちら
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オルターガイストで唯一のシンクロモンスター。セルフバウンスしながら攻撃を無効にする効果とリリースされたら自己蘇生される優秀な効果を持ちます。オルターガイストにはマルチフェイカーやマルウィスプなど手札で発動するモンスターがあるのでその再利用と、リンク体がリリースして発動する効果を持つので、賄うことができます。
ただ、純のオルターガイストだとあまり使われません。チューナーを用意する必要があり、ドラッグウィリオンよりリンク2のヘクスティアを出した方がいい場面が多いからです。
ですが、白き森であれば6シンクロは容易です。ここから白き森とオルターガイストを軸にしてデッキを作りました。では、中身をどうぞ。
2.デッキレシピ紹介
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3.初動展開
このデッキの初動はキングレムリンからです。魔法罠のコストがあるとなお良し。
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最近はエクストラのモンスターを初動の始点にしています。この界隈でも先攻で1妨害構えることはよくあります。その妨害を予め踏んでおき、安心して初動を始められたら嬉しいですよね。これは個人的にトレンドな組み方です。展開は少々長いですがどうぞ
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文字ではこちら
1.キングレムリンでナイアをサーチ
2.ナイア効果でカースを墓地へ
3.カースを自己蘇生してナイアを蘇生し黎溟界闢をサーチ
4.カースをコストに発動しトークンを4体生成
5.ナイアとトークンでスプリンドをL召喚しヴィジョンを落としてヘルガイアサーチ
6.黎溟界闢の墓地効果でナイアを戻してアミュネシアを墓地へ
7.スプリンドとトークンをコストにアミュネシアを自己蘇生
8.ヘルガイアを発動しヴィジョンを回収して特殊召喚
9.ヴィジョンとトークン2体でルシエラをS召喚しわざわいなりをサーチ
相手ターン
10.わざわいなりを発動して聖徒リゼットを特殊召喚しディアベルをS召喚して魔法罠回収しつつ囁きをサーチ
11.ディアベル効果でルシエラを蘇生し光魔法使いをサーチ
ここまでを初動として想定してます。特に妨害を敷くというよりは、白き森と溟界のリソースを作りアミュネシアによる展開を若干悩ませる程度です。アミュネシアの除去効果も盤面にやばそうな気配がするまでは使わないんですけどね。魔法罠のコストがあると、ヘルガイアを盤面に残せるので継続的なリソースになります。
4.中盤
実はこのデッキ、中盤以降に決まった動きがありません。自分のリソースと盤面の状況によって動きを考えます。中盤で必要なことは2つ。
1つめは白き森からオルターガイストを繋げること。
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・アステーリャ・リゼット→ドラッグウィリオン
・ルシエラ→マリオネッター・マルウィスプ
主に上記2点です。他のオルターガイストはリンク体からアクセスします。オルターガイストを集める理由は終盤にあります。それはまた後ほど。
2つめはスカーライトを正規召喚しておくこと。
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ヘルガイアが残る限り何度でも蘇生されます。30打点の除去効果持ちを毎度も蘇生されたら相手としては大変なものです。露払いとしてかなり優秀。力のある囮のようなもの。
5.終盤
ライフを刈り取りにいきます。ここで使うのがメモリーガントです。
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オルターガイストのリンク展開の終着点です。オルターガイストなのにリソース管理などせず、上から殴りに行く性能をしています。だが、それがいい。リリースするモンスターは主にドラッグウィリオンもしくはスカーライトです。殴ってからリリースして蘇生してもう一度殴りましょう。大体相手のライフは尽きます。
もし、倒しきれなかった場合も大丈夫。次のターンを凌ぐ手段はメモリーガントを出す時に自然と備えてあります。どうして。
プライムバンシーとシルキタスで2枚回収できます。
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回収するのはクンティエリとマテリアゼーションの2枚。
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クンティエリにターン1がないので、ドラッグウィリオンを蘇生することで計3回の攻撃を無効にできます。ターンが返ってきたらまたメモリーガントの打点でライフを刈り取りにいきます。
6.他の採用カード紹介
一部抜粋して紹介します。40枚とはいえ、採用カードの種類は多いですからね。
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6.1.誘いのΔ&アンデット族
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上級アンデットの墓地肥やしと自身に回収効果のある魔法です。白き森のコストとしてとても優秀なので採用しました。回収するトリガーは主に、自分のターンはフロギ・ヘルガイア・エルドリッチ。相手のターンはリゼットです。往復で積極的にコストにします。
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落とすアンデットその1。白き森と相性が良いのは明白。除去枠兼壁役です。
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落とすアンデットその2。アミュネシアと同じく盤面を1ヶ所あけることができます。トークン生成効果はセルフブレイクでも発動するので、スカーライトで割っても生成されます。シルヴィやルシアと合わせてルシエラディアベルに繋げることでアドバンテージを維持します。
6.2.大霊術-「一輪」
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個人的に白き森とかなり相性の良いと思っているカードです。条件付きの効果無効とあるステータスのサーチです。このデッキにて、守備力1500はルシア・シルエラ・シルキタス等々が存在します。
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この効果はチェーンブロックを作らず、処理時に無効にします。上記のモンスターはフリーチェーンで蘇生する手段があるので、相手の強力なモンスター効果にチェーンして蘇生しましょう。
②の効果はシルヴィがサーチ先になります。
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シルヴィをサーチできるということは初動になるということになります。また、素引きしたマルウィスプをデッキに戻せるのも良い点。
6.3.ジゴバイト
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魔法使いが場にいると手札から出てきます。初動のかさ増しになります。破壊されたらシルヴィを呼びだします。セットエンドするもよし、スカーライトに巻き込むのもよしです。キングレムリンでサーチできます。なくてもいいけど、相性いいし引けたらいいな程度の1枚。
6.4.聖騎士と聖剣の居城
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レベル4モンスターと魔法のコストを毎ターン用意できます。初動のかさ増しです。引けたら継続リソースになるのが強力です。強力だけど、なくても困らないから2枚。
6.5.混沌なる魅惑の女王
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ルシエラのサーチ先兼ルルワリリスのリクルート先です。手札のフロギを捨てられること、オルターガイストのリンク素材になれることなどかなり器用な働きをします。他の方々がかなり上手い使い方をしてますが、このデッキではサブなのでこの程度で。
6.6.妖眼の相剣師
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ルシエラのサーチ先兼ルルワリリスのリクルート先です。自身の召喚条件もシルヴィルシアの自己蘇生で簡単に満たせます。相手の特殊召喚効果にチェーンしてだしましょう。発動範囲外の墓地はアミュネシアが反応します。
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6.7.貪欲な壺
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中盤以降ディアベルで回収したいカード第1位。そろそろレリーフを買いたい。
6.8.マジシャンズ・プロテクション
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中盤以降に白き森でコストにしたいカード上位。パラレルのない普通のスーが欲しい。
6.9.瑚之龍
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中継地点で手札コストをきりつつ盤面に触れられる6Sチューナーです。ちゃんと後ろを触れるのが偉いし、墓地に送られたら捨てたコスト分が返ってくるのも偉い。
6.10.真血公ヴァンパイア
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トップ4枚墓地肥やしです。白き森などで圧縮され、残ったデッキは墓地に送られて得するカードもしくは墓地に落ちても困らないカードばかりになります。特に落ちてほしいカードは誘いのΔと貪欲な壺です。ディアベルで回収して使います。
6.11.光なき影ア=バオ・ア・クゥー
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呼び方が定まりません。場が散らかってる時に整理するために入ってたりします。メインデッキに悪魔族はヴイジョンしかいませんが十分。フロギを捨てられるし、魔法罠をコストにしたらアステーリャが帰ってきます。できたら貪欲な壺を引きにいきたい。蘇生先は状況に応じて使い分けたいくらいの緩い気持ち。
7.最後に
最後までご覧になっていただきありがとうございました。いかがでしたでしょうか。白き森はたくさんの方々が手をつけ紹介されていますが、それに劣らないデッキ内容でしたでしょうか。
今回のデッキ名は「アルビノ蛇霊」です。「あるびのじゃれい」と読みます。デッキ名のアルビノとは、アルビノ種と呼ばれる身体の一部が白い個体があります。
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白き森を使うのであれば、このワードをデッキ名に使いたかったんですよね。ただそれだけです。アルビノが白き森、蛇が溟界、霊がオルターガイストからイメージしました。
これからも不定期でこのようなデッキ紹介の記事を投稿していこうと思ってます。作成したデッキは遊戯王ニューロンで" #ミルガノレシピ "と調べていただけると全てみられます。ここまで読んでいただきありがとうございました。また、別の記事も読んでもらえたら幸いです。
あとがき
この記事読みづらくなかったですか?
きっかけから始まり、レシピと初動・中盤・終盤がサクッとあり、他のカード紹介が長ったらしくある…
この記事を書き始めたのは8月でした。かれこれ3ヶ月前です。軸が定まらず、ずっとブレッブレだったんです。軸としたいカードも受け身寄りな効果をしていることも要因としてありました。なので、ずーっと構築が変わり続けてきました。先月のSUDAでやっと構築が落ち着き、妥協点までもっていけました。
おそらくこのデッキを納得できる日はこないでしょう。でも、ずっと使いたかったモンスターをメインに据えられたし、新規くるまでは調整する部分もなくなったので、記事を書ききることにしました。販売スパンが短くなり、通常弾を跨いで新規がきます。完成する日はくるのでしょうか。
ほんとにおわり