【デッキ紹介】位置を制するものが決闘を制す
どうも、ミルガです。今回はお気に入りのテーマである機界騎士のデッキ紹介です。
1.機界騎士とは
EXTREME FORCEでカテゴリ化された「ジャックナイツ」と名のついたモンスター群。属するモンスターは闇属性・機械族の《宵星の騎士ギルス》以外は光属性で、メインデッキに入るモンスターはサイキック族で統一されている。- 遊戯王Wikiより引用
2017年の秋に発売された通常弾に収録された10期のテーマです。リンク召喚が導入され、カードをプレイする位置がとても重要になりました。その時に登場したのがこのテーマ。機界騎士にはある共通効果があります。
このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):同じ縦列にカードが2枚以上存在する場合、このカードはその縦列の自分フィールドに特殊召喚できる。
当時の遊戯王プレイヤーに「縦列を揃えてはならない」という義務感を与えられ、「ジャックナイツ警戒」という言葉をよく聞きました。(以前から爆導索というカードがありましたが、そこまで警戒されていませんでした。)
ここからはメインカードの紹介です。
1.1 蒼穹の機界騎士
サーチするマンその1です。相手の場依存になりますが、最大3枚サーチすることができます。基本的には1枚です。
1.2 紫宵の機界騎士
サーチするマンその2です。フリーチェーンで一時的に除外することでサーチすることができます。相手ターン含め2枚サーチできるのははっきり言っておかしいです。
1.3 明星の機械騎士
サーチするマンその3です。星遺物か機界騎士をコストに星遺物カードをサーチできます。②の戦闘破壊耐性を与える効果もとても優秀です。また、このモンスターはサイキック族ではなく機械族です。名前的に右腕から出ている黄色のものはマヨビームです、多分。
1.4 星遺物に眠る深層
発動時のレベル5以上のモンスターの蘇生と②の永続効果で相手のモンスター効果を妨害します。5列全てにジャックナイツモンスターがいる時、相手の場で発動したモンスター効果は全て無効になります。
このデッキは明星と深層で戦っていきます。相手からすると、モンスター効果を使う場合はジャックナイツと異なる縦列にする必要があり、戦闘破壊するには同じ縦列にする必要があるのです。非常に面倒ですよね。それをふまえた上で次のカード。
1.5 紺碧の機界騎士
フリーチェーンでジャックナイツの位置を変えることができます。深層の②の効果は効果処理時に同じ縦列に存在していればいいので、紺碧で移動することで無効にすることができます。明星がいる時は同じ縦列のモンスターから殴られる際に移動することでその戦闘では破壊されなくなります。
1.6 星遺物の機憶
デッキからジャックナイツを持ってくることができます。紫宵を持ってくることでサーチにつなげたり、深層があるときに発動することで相手モンスターの効果を無効にすることができます。
このテーマはデッキからのアクセスが容易ですので安定感もあります。
2.このテーマで戦うために
共通の特殊召喚条件のために縦列にカードを揃える必要があります。後攻から相手のカードを利用すれば、同じ縦列に魔法・罠をセットすることで2枚揃えられます。先攻の場合自分のカードだけで縦列を2枚揃えなければなりません。ですので、まずは1枚で縦列を2枚揃えられるカードを紹介します。
2.1 召喚師アレイスター
アレイスターを通常召喚し「召喚魔術」をサーチしてセット。アレイスター1体でリンク召喚することで縦列に2枚揃えることができます。また、暴走魔法陣でサーチできること、機界騎士が光属性なので強力な「召喚獣メルカバー」を出しやすいのはいいことですね。
2.2 夢幻崩界イヴリース
イヴリースを召喚してリンク召喚に繋げることで縦列に2枚揃えることができます。また、リンク召喚以外の特殊召喚を封じるのはとても強力です。最近だと「サイバネット・マイニング」だけでなく、「ピリ・レイスの地図」でもサーチできるようになりました。
2.3 閃刀機-ホーネットビット
トークンを生成し「閃刀姫-カガリ」をリンク召喚することで、ホーネットビットを回収し縦列に2枚揃えることができます。制限カードですが、「閃刀起動-エンゲージ」によってサーチすることができますので、実質3積みと同じです。上記2つよりも優れているのは、召喚権を使わずに縦列を作れるところです。
3.デッキレシピ紹介&採用カード紹介
1.でのメインカードと、2.での縦列を作るカードをふまえた上でのデッキレシピです。縦列を作るギミックとして採用したのは「夢幻崩界イヴリース」です。このカードを選んだ理由としては、先攻でも蒼穹の効果を使えるからです。これは残りの2枚とは異なる点です。
ここからは他のカードの紹介です。
3.1 紅蓮の機界騎士&黄華の機界騎士
紅蓮はモンスターを、黄華は魔法・罠を破壊することができます。実は②の効果にはターン1がありません。紺碧の効果で移動することにより1ターンで2枚破壊することもできます。そして、ディンギルスのような回数制限のある破壊耐性は墓地にジャックナイツがあれば突破できます。また、縦列が同じであればいいので自分のカードも割ることもできます。
3.2 宵星の騎士ギルス&星遺物-『星杯』
強いことしか書いてないパワーカードです。ジャックナイツ名称を持っていますので蒼穹と紫宵でサーチできます。ギルスの①の効果で星杯を落とします。星杯を素引きした場合は明星のコストにしましょう。
3.3 壊獣
後攻をとることが多いこのデッキにおいて、相手のシステムモンスターを除去しながら縦列を作れるのは優秀です。「妨げられた壊獣の眠り」を採用する場合、壊獣モンスターは4枚以上採用しようと決めています。②の効果を含めて1枚で3枚の壊獣モンスターを使うことになります。ですので、1枚は素引きしてもいいように4枚は採用するよう決めています。ドゴラン・ガダーラ・ガメシエルを選んだのは、全てレベルが8でディンギルスの素材になる可能性があるからです。ガメシエルが2枚なのは紫宵や紺碧で戦闘破壊できるからです。
3.4 ダイナレスラー・パンクラトプス
後攻をとることが多く、手札にいるだけで安心感のある超強いカードです。パンクラ最強!
3.5 鉄騎龍ティアマトン
フリーチェーンで手札から出てきて同じ縦列を使用不可にします。①の特殊召喚の条件は厳しそうに見えますが、ジャックナイツを特殊召喚している時点で条件を満たすことができます。位置がとても重要になるこのデッキでは相手の場所の選択肢を1つ減らせるのはとても強いです。また、イヴリースと使うことで擬似的に相手の特殊召喚を封じることができます。その場合イヴリースが戦闘で自爆特攻してくるのでメイン1限定となりますが…それだけでも十分です。エクストラモンスターゾーンの前に出すとやはり強いですね。相手のリンク召喚を封じるのはリンク主体でなくてもハリファイバーやアナコンダも封じられるのは相手にとってはきついでしょう。
3.6 星遺物へ至る鍵
①の発動時処理では紅蓮や黄華で除外したジャックナイツや星杯を加えて使いまわします。②の効果も優秀で、数少ないカウンター罠を止められるカードです。
3.7 星遺物の守護竜
ティアマトンを墓地から回収するためのカードです。また、ティアマトンをエクストラモンスターゾーンの前に移動させることもできます。
3.8 一点着地
機界騎士は共通効果で手札から特殊召喚しますし、紫宵で毎ターンサーチしますので、毎ターンドローできます。ティアマトンがある場合は相手ターンにもドローできるのがいいですね。
3.9迷い風&巨神封じの矢
同じような効果を持っていますが少し異なる2枚です。採用理由は②の効果。相手のエクストラからの特殊召喚に反応して墓地からセットできます。これで縦列を作ることができます。
3.10 獣王無塵
明星の効果で縦列を揃えて戦闘にくるので、それを返り討ちにします。決まったことは数えるほどしかありませんが…面白い効果ですので採用しています。
3.11 魔封じの芳香
相手にセットを強要させて縦列を作ります。邪魔なときは黄華で割る時もあります。
3.12 宵星の機神ディンギルス&オルフェゴール・ガラテア
ギルスからの除去枠です。ガラテアの②の効果はデッキにオルフェゴール魔法・罠がなくても発動できますので、除外されている星杯やギルスを戻すこともあります。紫宵と紺碧の壊獣がレベル8ですのでそのままエクシーズすることもあります。
3.13 リングリボー
イヴリース1体でリンク召喚する先として採用しています。基本的にはリンク素材にしてしまいますので、アルミラージでも構いません。
3.14 星鍵士リイヴ
星遺物をデッキからセットする効果とリンク素材にすると場のカードを対象を取らずにデッキバウンスする効果を持ちます。どちらも優秀です。作りやすく使いやすいので2枚採用です。
3.15 星痕の機界騎士
一応ジャックナイツのエースです。使うことはほとんどありません()
記念採用です。
3.16 ヴァレルソード・ドラゴン
相手のライフを刈り取りに行く時に使います。ヴァレソ+ジャックナイツで8000削ることができます。ですので、後手ワンキルも容易です。
4.最後に
いかがだったでしょうか。今回は自分の中では珍しい純構築寄りのデッキでした。縦列を揃えるという特殊なコンセプトがあるテーマですので、それを軸に構築していきました。このコンセプトからのシナジーを噛み合わせるように作ることによってこのような形になりました。
これからも不定期にこのようなデッキ紹介の記事を投稿していこうと思ってます。作成したデッキは遊戯王ニューロンで"#ミルガノレシピ"と調べていただけると全てみることができます。ここまで読んでいただきありがとうございました。また、別の記事も読んでもらえたら幸いです。
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