【デッキ紹介】鉄と屑の春化精
初めての方ははじめまして。そうでない方も、またご覧になっていただきありがとうございます。ミルガです。今回もデッキ紹介です。仕事に慣れず忙しくしていましたが、書く時間が時間ができたので、久しぶりに書きます。
今回は春化精です。夏ですけど、春化精です。
1.春化精
1.1.春化精モンスター
春化精には共通効果があります。まずは、その説明から
簡単に説明すると、手札2枚をコストに地属性モンスターを蘇生します。そう聞くと、強そうだけど、手札消費激しそうって感想を抱くテーマだと思います。
固有効果は、サーチ・墓地肥やし・サルベージ・ドローと揃っています。一応、手札消費を少し軽減するような効果になっています。
テーマ内にエースも存在します。
起動効果でコントロール奪取、相手ターンにフリチェ蘇生、条件付きで処理時の無効破壊と効果もりもりです。特殊召喚効果を持ちませんが、下級の春化精の共通効果によって簡単に場に出すことができます。でも、エースにしては打点が2400と少し物足りないですよね。
1.2.春化精魔法・罠
22年8月現在では、魔法が2種と罠が2種存在します。特に、魔法2種が「揃う」ととても強力です。
条件付きの打点上昇、エースのリクルート、バウンスもしくはサルベージとこちらも効果もりもりです。これにより、打点の低さのカバーと手札消費の軽減を行えます。ですが、①の効果はモンスターの数が少なかったり減ったりすれば、打点はまた物足りなくなりますし、③の効果は春化精モンスターを蘇生することはあまりありません。耐性や追加効果を付与するのですが、他の地属性モンスターを蘇生した方が強い場面が多いんです。なので、実は書いてある以上に微妙です。
カテゴリを追加する効果、コストを軽減する効果を持ちます。①の効果によって、先程の花盛の③の効果を容易に満たすことが可能になります。
以上より、魔法2種が「揃う」ととても強力であるといえる説明でした。どちらか片方だけですと、微妙です。
1.3.春化精の補強部分
ここからは春化精のテーマだけだと足りない部分をテーマ外で補強していきます。個人的に思うこのテーマの補強部分は、前述した通り手札の増強と打点、そして相手の盤面の干渉です。手札がないと春化精モンスターの効果を発動できませんし、打点がないと耐性持ちのモンスターを突破できず、ライフを削ることができません。この2つを補えて且つ地属性のモンスターがこちら
5D's好きな人は誰もが一度は使いたいであろうモンスター。3種の装備魔法のうち2種を竹光にすることで、黄金色の竹光による手札増強。もう1種を自己強化系にすれば、打点の解決にも繋がります。
なので、今回はパワーツールブレイバードラゴンをメインとなるよう組みました。
2.デッキレシピ紹介
今回のデッキレシピはこちら
春化精の効果の関係上、モンスターの枚数が多く魔法罠の枚数が少なめです。詳しい内容は後ほど説明していきます。
3.初動展開
初動で必要なカードは、丘と芽吹もしくは苗と霞のどちらかとガジェットの計2枚です。この春化精2種は互いにサーチしあうことができるので、どちらでも可能なんですね。
42枚のうちの6枚を2種も初手に揃えるのは、厳しそうに思えるかもしれませんが、地霊媒師アウスもあるので、体感7割以上は初動展開を行えます。下記のリンクでは、丘の芽吹とグリーンガジェットからを初手として紹介します。初動展開がこちら
文字ではこちら
2枚使って手札を4枚にし、1つ相手への抑制として効果無効か除去を構えます。先行1ターン目だと手札が7枚になるので、別の春化精を持っていたら森と目覚めで墓地肥やしをするのもありです。ブレイバーを突破されるとカーネルが墓地から蘇生されるので、後手のワンキルをされることもほぼないと思っています。
4.採用ギミック
春化精は地属性モンスターであればなんでも蘇生できるので、色々なカードやテーマと混ぜることができます。
4.1.パワーツールブレイバードラゴン
採用するにあたって、出し方も定めなければなりません。地属性の9シンクロを含むテーマが、ディフォーマー・X-セイバー・スクラップ・カラクリ・超重武者の5テーマもあったので、そこから選ぼうと思いました。今回選んだのは、「スクラップ」です。春化精の共通効果でゴーレムを蘇生すると、ゴーレム+ラプターで簡単に9シンクロを組めるからです。また、ワイバーンから簡単に複数のスクラップモンスターにアクセスできるのも良い点ですね。
上記の方で述べた自己強化系装備魔法は、「命の奇跡」を採用しました。
①の効果によって、実質4000のモンスターまでと殴りあうことができます。また、②の効果によって、ブレイバーの効果で無効と破壊の選択肢をとることができます。
竹光の装備魔法2種は、サーチの「妖刀竹光」、新規の「真刀竹光」です。
なんと2枚あわせて攻撃力が0もアップします。これは強そう(小並感) また、2種を組み合わせることで、ダメージステップ中にサンダーボルトを放つことができます。これは強い(確信)
4.2.ガジェット
春化精の判明時から相性が良いと言われてきましたが、実際に組み合わせる方はそこまでいませんでした。このデッキでの役割は、手札消費軽減と「ギアギガントX」の成立です。
ギアギガントXから「スクラップ・リサイクラー」を持ってくることで、ワイバーンを経由しブレイバーを立てます。
また、リサイクラーは②の効果でガジェットをデッキに戻しつつドローできるので、リソースの回復にもなります。
4.3.古代の機械
仮組みしてデュエルした際に、相手にしていてキツかったのが、高打点かつ耐性をもつモンスターでした。例をあげると、「ジ・アライバル・サイバース@イグニスター」「無限起動要塞メガトンゲイル」などです。突破できなかったり、突破するためにかなりのリソースを使いました。なので、思考を変え、無理して突破せずに別の方法で勝つことにしました。それが、耐性をもつカードで盤面を維持しつつバーンを与えていくことです。
ガジェット2体から「古代の機械弩士」をリンク召喚し、効果で「古代の機械猟犬」をサーチして召喚し効果によって「古代の機械魔神」を融合召喚します。
魔神による強耐性とバーン、リクルート効果で耐え耐えの実の能力を発動します。また、破壊されると墓地からカーネルが蘇生されるので、かなりの持久力はあると思います。
4.4.ベルグドルメン
上の方で、春化精魔法2種が揃うと強力という説明をしました。2枚は永続魔法とフィールド魔法なので、揃って維持しなければなりません。そこでこのカード
②の永続効果によって耐性を付与します。春化精の縛りは地属性モンスター以外の効果の発動なので、地属性以外も特殊召喚できますし、永続効果も適用されます。ですが、打点は低く自身に耐性はないので、簡単にベルグが突破されてしまいます。そこでこちら
相互リンクすることで、耐性を付与し攻撃も誘導するので、ベルグの弱みを全て取り除きます。春化精魔法の2枚が揃った中盤以降は、この2体を並べて盤面を維持します。
4.5.墓守の罠
ティアラメンツとあわせて現環境で活躍しているイシズギミックです。春化精モンスターは全て地属性・天使族なので、②の効果によってサーチすることができます。①の効果による動きの制限はとても強力なのですが、自分がされたら嫌なので「現世と冥界の逆転」は採用しませんでした。
墓守の罠を持ってくる手段として「宿神像ケルドウ」と「剣神官ムドラ」があります。今回はムドラを選びました。値段は安いからです。ただ、それだけです。
でも、本当に使いたいのは②の効果。このデッキには戻したいカードが多いんですね。その一覧がこちら
特に優先して戻したいのが魔法の2枚。ドローソースの「黄金色の竹光」と蘇生&帰還札である「重力均衡」です。
攻守0&効果無効で同名モンスターを2体を呼び戻します。除外されているムドラ2体を帰還させることで、ループさせることができます。また、Gゴーレムカードとして扱うので、「Gゴーレム・ペブルドッグ」の②の効果でサーチできます。
ペブルドッグを墓地からの回収ができれば、ループの完成です。回収手段は春化精に2種もありますので、そこに任せます。
5.他の採用カード紹介
残りのカードを簡潔に説明していきます。
地霊媒師アウス
ハンドコストこそ必要だが、初動のかさまし。自分はウィン派。
マシンナーズ・カーネル
除去枠兼保守枠。墓地にあるだけで少し圧をかけられるカード。
惑星探査車
花盛をサーチするために採用。ギアギガントXで持ってきたり、リサイクラーで落とした後に蘇生したりであると役立つ1枚。
工作列車シグナル・レッド
保守枠。2回分の戦闘を防いだ後にカーネルが出てくると大体猛攻にも耐えられる。
グランドタスク・ドラゴン
除去枠。魔法罠にも触れるので、このデッキでは貴重なカード。
Gゴーレム・スタバン・メンヒル
このカードを蘇生するとリソースを維持しやすくなるので、どこかで1度リンク召喚しておきたい1枚。
崔嵬の地霊使いアウス
とりあえずで立てておくカード。もしくは、リンク値を増やすカード。自分はウィン派。
Gゴーレム・ディグニファイド・トリリトン
攻撃誘導のラインを上げるため。対象耐性はあったらいいな程度。
鎖龍蛇-スカルデット
挨拶するためのカード。中盤以降で春化精を引き込むために採用。
聖天樹の大母神&聖天樹の開花
除去枠兼打点枠。前から気になってたから採用してみた。枠も少なくて済むからいいよね。
スクラップ・ツイン・ドラゴン
第2の9シンクロ枠。除去手段が破壊ばかりなので、破壊以外の手段としても採用。
古代の機械混沌巨人
デュエルを決めきる時にリソースを使って出すモンスター。闇属性だけど、永続効果なので春化精の縛りも気にならないのも良き。
6.最後に
最後までご覧になっていただきありがとうございました。春化精は地属性であれば、自由度がかなり高いテーマなので、今回は使いたかった「パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン」を中心に、地属性でテーマ間での繋がりも強い機械族を選んで構築しました。機械族や機械のような見た目をしてるモンスターが多いので、デッキ名は「鉄と屑の春化精」です。そのまんまです笑。これからも不定期でこのようなデッキ紹介の記事を投稿していこうと思ってます。作成したデッキは遊戯王ニューロンで"#ミルガノレシピ"と調べていただけると全てみられます。ここまで読んでいただきありがとうございました。また、別の記事も読んでもらえたら幸いです。
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