それでも私は進む | 2021年海外での挑戦
みなさん、こんにちは。ミレヤです。
いきなりですが、2021年春からメキシコへ行く ことにした。この件についてTwitterで、たくさんのいいねや、コメントをもらったので、そのことについてお話をしたいと思う。
いつまでいるの?と聞かれるが、期間は未定。
以前メキシコへ長期滞在したときは、1年だった。期限があるから、嫌なことがあっても騙し騙し生活できたが、今回は違うのだ。
そして前回と大きく違うのは、自分のお金で生活していかないといけない、ということだ。いつも温かいシャワーが出て、食堂に行けば必ずご飯にありつけて、沢山の人が声をかけて支えてくれたあの頃とは、もう違う。
海外留学と海外就労は似て比なるものなのだと、改めて感じた。もう「子供」でもなければ、「お客様」でもないのだ。(働いてもお客様に変わりはないのだけれど…)
この決断には、賛否両論あると思うし、実際自分も以下の点で悩んだ。今後壁にぶち当たったとき、初心を忘れないためにも、一つ一つ文字にしておきたくて、この度noteにまとめることにした。
コロナ禍であること
一番皆さんが心配されることであると思う。これに関しては、人それぞれ意見が違うと思うので、ここでは言及しない。ただ自分の行動で人様に迷惑を掛けないよう、充分対策をするつもりだ。
現地採用として働くこと
現地採用で働く友達から、たくさんの苦労話を聞いてきたし、Googleで検索ワードにも「現地採用 やめとけ」が上位にくるくらい、労働条件が悪い場合があることを知っている。また現在、コロナ禍で状況が悪化していることも聞いている。それでも私はメキシコで働くことを選択した。自分はワーカーホリックなところがあるので、それなら本当に自分のやりたいことに時間を割こう、単純にそう思った。
因みに今の仕事も好き。大変なこともあるけれど、念願だったスペイン語を使って働くことができている。ただ私にとって「スペイン語を使って働く」、は自分の目指すゴールでは無かった。いつかメキシコでビジネスをするために、スペイン語を使って働く経験を積みたかっただけなのだ。そしてある程度経験を積んだ今、ゴールへ向かうための次のステップが見えてきた。
今までのキャリアを捨てること
向こうでは今までの知識経験を生かせるが、異業界にチャレンジする。それ故に、1からのスタートである。現職の同業や同職種なら、スペイン語を使って働いた経験もあるので、通常よりは高い給料や待遇で雇ってもらえると、現地で働いている知人や、エージェントの方に言われた(言うて、そんな凄い人間でもないので、実際どうなるかは知らんけど)。それでも今までの経験や知識を問われない、異業界に何故チャレンジするのか。
それは単純にワクワクしたから。挑戦してみたいと思ったから。先述の通り、私はスペイン語を使って働くことが夢ではない。それが夢なら、自分の経験を生かして、同業他社でより待遇の良いところで働くだろうし、なんなら現職の日本の会社で働く方が良いかもしれない。それでも選ばないのは、それが自分の夢へ近づく一歩にならないと思うから。勿体ないと言われても、私はここで挑戦することに決めた。もし違っていたら軌道修正すれば良いだけの話。今までの積み重ねがあるから、挑戦も変更もしやすいのだ。それなら挑戦してみよう。
30歳になるということ
私は来年30歳になる。20歳の時に思い描いていた30歳の自分とは全く違う。素敵な旦那様と、可愛い子供2人はどこにもいない。私は一人で誰も知らない地へ向かう。しかも無期限。「孫の顔が見たい」と言ってくる母、「一人で行くの?」と心配そうに聞いてくる父、ごめん…
同じ大学や同じ会社で働いた同期たちは、子供の幼稚園や、家を建てる話で大盛り上がり。
ついていけない自分は、どこかに欠陥があるのか、社会での存在意義がどこにあるのか、たまに分からなくなる時がある。それでも私は生きて行かないといけない。
どうせ生きるなら、胸を張れる生き方をしたい。社会に還元できる人間になりたい。今回選んだ道は、それらを実現できる道だと思っている。誰になんと言われようと、それでも私は進む。誰から見ても素敵な人間になれるように。