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【ケベッコワ①】カナダのフランス語は全然フランス語じゃなかった話
Bon matin !
私が今回訪れたのは、カナダケベック州のギャティノー。
ここではちょっと変わったフランス語「ケベッコワ」が話されています。
え?カナダって英語しか話されていないんじゃないの?
実はカナダの西側ではほとんどフランス語(ケベッコワ)のみが話されていて、そのほかにもイヌイットをはじめとする先住民のことばも話されている。
【中学3年生ぶりのケベック、キッズの成長に驚く】
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そして今回のギャティノーでの滞在では、ケベッコワを話すこちらのファミリーと一緒に過ごさせていただく。実は中学生の時に一度留学でお世話になっていて、この旅で5年ぶりに再会を果たした!(3週間もタダで泊めてくれるなんて流石に家族すぎる)
↓子どもって5年でこんなに大きくなるのか、、笑
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当時中学3年生でフランス語にどハマり中だった私は迷わずカナダのフランス語圏を留学先として選んだ。3週間頑張って勉強したものの、あまりに元々のフランス語のレベルが低すぎてホストファミリーとまともに話せず、とんでもなく悔しい思いをした。
あれから約5年が経ち、フランス語の勉強もめちゃくちゃ頑張って、今度は自信を持ってフランス語を話せる!と再会を心待ちにしていた。
【そしてついに再会の日!!】
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ギャティノーの隣町、首都オタワの空港で待ち合わせをして、久しぶりにイケメンポリスファザーと再会。
張り切って挨拶をする。
私:
「Bonjour !」
ホストファザー:
「%@#$%”&!*??`¥」
私:
(え?なんて?😇)
おいおいおい。なぜ聞き取れないんだ。
もはや、フランス語にも聞こえない。おかしい。絶対におかしい。
そう、これが例のケベックのフランス語「ケベッコワ」だったのだ。
「ケベッコワ」とは、一体なんなのか。
カナダケベック州で話されている、フランス語、通称「ケベッコワ」は、歌を歌っているようなアクセントや独特な語句表現が特徴で、フランス人であっても聞き取るのが難しいらしい。カナダがフランスに統治されていた時代にケベック州ではフランス語が話されるようになり、そしてそれから数百年経った現在でも、多くの人が母語として話し続けている。
そうそう、ケベッコワといえばフランス人の友達がケベッコワのアクセントを真似してネタにしていたのを思い出した(ケベックでは、フランス人の発音を真似して笑っている😇)
まあ、個人的にはどちらも好きなのだけれど。
前の記事で紹介したマルティニークのクレオールもそうだけれど、フランスの植民支配によるフランス語の広がりに驚く一方で、同じ言語とは思えないその多様性にも驚かされる。アフリカのフランス語やニューカレドニアのフランス語など、この後もどんどん面白いフランス語を紹介していければと思う。
次回はカナダ人でもフランス人でもない、独特な雰囲気とアイデンティティを持つ彼らとケベッコワの魅力に迫る!
Merci !!
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![](https://assets.st-note.com/img/1699686824210-TUokjBX4rF.jpg?width=1200)
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