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土地購入の競争に勝つ方法

理想の土地に出会えるかどうかは運次第です。運良く出会えたとしても、初動が遅れると他の人に先を越されてしまいます。また、同じような理想的な土地がいつ再び出てくるかは予測できず、途方に暮れることもよくあります。このような事態を避けるためには、事前に攻略法を知っておくことが重要です。
本記事ではその攻略法について説明します。この方法は実際に私たちが使用したものです。私たちは遠隔地の土地を購入しましたが、近隣であっても同様の方法で対応できると思います。

土地購入はRTA

土地探しで最も重要なのは「速さ」です。いかに迅速に物件を見つけ、評価し、買付証明を出すかが鍵となります。これはまさにRTA(リアルタイムアタック)のようなものです。このRTAを攻略するためのポイントは、ウェブサイトのリアルタイム監視と土地評価シートの活用です。

Step1.ウェブサイトのリアルタイム監視

私たち個人が最速で物件を見つける方法は、ウェブサイトのリアルタイム監視です。方法は非常に簡単で、Chromeの拡張機能「Distill」を活用します。このツールを使うと、指定した文字列が更新された際に自動で音を鳴らして通知してくれます。また、監視の頻度は最短で5秒から設定可能です。私は1分または5分に設定していました。5秒に設定すると、悪意のある攻撃とみなされてアクセス拒否される可能性があるため、お勧めしません。

Monitor web for changes and get instant alerts

次に、監視する対象についてですが、ここにはコツがあります。まとめサイトの監視は避けるべきです。その理由は、まとめサイトが2次掲載であり、1次掲載から時差が生じるからです。例えば、ニフティ不動産では「物件情報は1日1回、毎日更新されています」と記載されています(下記参照)。

物件の更新タイミングはいつですか? – ニフティ不動産 | ヘルプセンター

1日の差だと思うかもしれませんが、そのわずかな差で土地購入のチャンスを逃すことになります。良い土地を狙っているのは個人だけではなく、業者もいることを忘れないでください。まとめサイトの使い方は、土地情報を提供している1次掲載場所を特定することに留めましょう。下図の赤枠がその一例です。

1次掲載場所がわかれば、その掲載元にアクセスし、Distillで監視設定を行うだけです。私たちは掲載元サイトで検索した結果の「件数」を監視していました。ただし、1件減って1件増えた場合には検知できないため、他の文字列を監視する方が良いかもしれません。

Step2.土地評価シートによる評価

リアルタイム監視から通知を受けた際には、まず軽く内容を確認し、検討に値すると判断した場合は、土地評価シートに情報を入力して評価を行います。この「土地評価シート」とは、私が作成した60項目以上からなるチェックリストのことです。土地の基礎情報をはじめ、交通、教育、インフラ、周辺環境などの要素を網羅的にリストアップしています。

土地探しを始めた当初、このシートがあれば、他の人よりも早く買付証明書を提出できたと感じています。このシートの特徴は、単なる確認項目だけでなく、それぞれの項目を「どこで」「どのように調べ」「どのように評価すべきか」まで具体的に記載している点です。

欲しい方がいれば私のインスタをフォローしDM頂ければ共有致します。インスタIDはmirei_noieです。

Step3.買付証明の提出

これは工夫のしどころがあまりないです。概ね仲介業者のフォーマットにしたがって書類を提出するだけです。業者によっては対面での提出が求められるかもしれません。私たちの場合、店頭に来てくれと言われたので、行きました。

買付証明提出後はどうするか?

買付証明を提出したら、施工を依頼する可能性のあるハウスメーカー(HM)や工務店に土地情報を共有し、早急にプラン作成を依頼しましょう。これは裏を返せば、買付証明を提出した後に会社選定を始めるのではなく、事前に依頼先を選定しておく必要があるということです。

買付証明を提出すると、多くの場合、2週間以内に手付金の支払いが求められます。この期間内であれば、キャンセルは可能で(印象は悪くなるかもしれません)、手付金の支払いも不要です。そのため、理想的にはこの期間中にプランを作成してもらい、大まかなレベルで理想の家がその土地に建てられるかを確認するべきです。

私の場合、土地探しを始める前からHMの選定を進め、良さそうな土地が見つかった際には、その都度HMに情報を共有していました。次回は、このHM選定についての記事を書きたいと思います。


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