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50おじ、格ゲー遍歴とスト6歴を語る

50歳にもなってスト6(ストリートファイター6)に熱を上げているおじが、どんな格ゲーをやってきてスト6に出会ったかの自分語り。


高校生

1991年にストリートファイター2がリリースされ、ダッシュが出たぐらいから遊び始める。初代はしばらくしてから数度見かけたことがあるだけ。
スト2にしても地元のボーリング場に併設されたゲーセンで何度か触った程度で、対戦の経験もなかったと思う。ちなみに家ゲーはメガドラとMSX2+で遊んでいた時代。

大学生

1993年末、バーチャファイターがリリースされて衝撃を受けた。技がぶつかった時の動きや音の演出がとても良かったからだ。キャラクターの動きも2D作品に比べて洗練されていて、1プレー200円ながらよく遊んだ。セガサターンが発売された日、同時発売のバーチャファイターとスティックコントローラー2個も一緒に買って、2日間ぶっ通しで遊んだのは若さ。

ゲーセンではリリースされた格ゲーはおそらく全て遊んでいると思う。一番遊んでいたのはやはりカプコン製品で、特にスト2ダッシュターボ→スパ2→スパ2X、ヴァンパイアシリーズ、X-MENは結構対戦もしていた。それ以外にもナムコの鉄拳シリーズ、セガのVFシリーズ(2は1以上に費やした)等。格闘ではないけれど、バーチャロンもかなり遊んだ。日本橋のアビオンに遠征したりも。

大阪だったこともありSNK作品(KOF、餓狼、ワーヒー、サムスピ等)も親しみ深かったけど、対戦は餓狼伝説2→SPと真サムぐらいに留まっていたかも。ビッグベアで最大溜めのスパドロを当てる喜びに浸ってみたり。

東京

1998年に上京して、新宿の西スポを中心にゲーセンに入り浸っていた。当時はスト3やストZERO3が出たばかりで、現在の格ゲーシーンを賑わせている人たちがまだ若者だったり、子どもだったりした時代。

ちょうどその頃に登場した、いわゆる「音ゲー」にハマっていった関係もあって格ゲーで遊ぶ時間は少し減ってしまったのだけど、しばらくして登場したギルティギアゼクスによって再び格ゲー中心に。キャラは当初チップを予定してたのだけど色々あってアクセルに。一応ボンバーループや(アクセルでは不要だけど)フォルキャンダッシュが出来る程度にはやり込んだ。ある日の蟹スポで若き日のU氏がソルで遊んでいたのを見かけて、(ギルティやるなんて珍しい~)と思い乱入した記憶。

3D作品も、バーチャ4や鉄拳4などをそれなりに遊んでいた。界隈にちょこっと混ぜてもらい教わったりもした気がするけど、本気度が違いすぎた。

空白

その後地元に戻ったけれど、格ゲーは全くと言っていいほど遊ばなくなった。それまでも格ゲーは主にゲーセンで遊んでいて、家ではネトゲ(UO等)をやっていたこともあって、すっかりネトゲ民になってしまっていた。

その間に世の中の格ゲーを取り巻く状況はすっかり変わり、闘劇やEVOを始めとした大会が多くの人とカネを集めるようになって、プロプレイヤーが登場するようになった。対戦もゲーセンから自宅でのネット対戦が中心になって、自分もスト4やスト5は一応触ったものの、概ねSteamのリストを賑わすだけの存在だった。

スト6 - 最初に選んだキャラ

2023年の6月頃、世間の熱に当てられてリーガーや格ゲー系ストリーマーの配信を眺めたり、友人の話題を聞いたりしているうちに、もう48歳だけどまぁ触ってみるくらいはね? モダンっていう簡単操作もあるらしいし? と思うようになって、とりあえずスト6を買ってみた。スト5の頃からアケコン(レバー)は中古だけど持っていたのでデバイスに困ることはなかった。

さて最初に何のキャラを使うか。せっかくの新作なんだから新キャラがいいだろう、その中で魅力的なのは……どういう理由か覚えていないけれど、選んだのはマリーザだった。モダンマリーザ爆誕である。ある程度トレモで動かしたら、すぐにランクマに潜ることにした。元々ゲーセンで100円を積み上げていた自分なのでランクマに行くことには全く抵抗がないし、負けることも当然のことと思っていたので。

どうなったか。まー、負けた。スト5経験者、ずっと格ゲーをやってきた人、覚えの早い人、反応速度の良い若者、いろんな人がいたと思うけど全然勝てなかった。認定戦は当然ルーキースタートで、Act1に入った頃にゴールド1まで上がるのがやっとだった。

理由は今なら分かるのだけど、まず格ゲーの流れを忘れきっていたこと。攻守とか駆け引きとかそういう部分。元々勝つことへのこだわりが薄い性格なこともあって、「そういうものか~」とあまり気にしていなかった。

次に格ゲー文化の変化についていってなかったこと。先述のように、格ゲーはゲーセンで限られたお金を費やして遊ぶものから、自宅で無制限にトレモやランクマを行った上で対戦するものになっていたのだけど、そういった前提が他の人と違いすぎていた。練習不足と言ってもいいけど、不足の度合いが想像を超えていた。延々とトレモで同じコンボを練習するなんて昔は出来なかったんだから。

最後に、スト6のシステムへの対応不足。これは1年以上遊んできた今でもまだまだ十分じゃないと思ってるのだけど、スト6独自のシステムへの対応や活用が全く出来ていなかった。ずっとインパクト食らったり、ドライブラッシュ食らったりしていたと思う。

その間に48歳から49歳になった。文字通り四苦八苦である。

スト6 - 次に選んだキャラ

このままじゃ全然勝てない。勝ちにこだわらないとは言え、あまりにも弱すぎる。とは言え、前述のようなハンデを全て(かつ短期間で)埋めるのは容易ではない。何か少しでも効率的に乗り越えられないものか。

そう考えて着手したのが、既知のキャラを使うこと。特に自分が昔使っていたキャラなら、少なくともどういう技があるかとか、どういう操作が必要かは分かる。そこに割くリソースを減らすことで、他を補おうと考えたわけだ。

選んだキャラは、ブランカだった。スパ2Xあたりでは一番使っていたし、モダンのブランカはアシストコンボが優秀と聞いていたので、その点でも効率的だ。マリーザから乗り換えて数ヶ月、Act1のうちに何とかダイヤモンドに到達することが出来た。そもそも認定戦の結果がゴールドだったので、その時点でマリーザを超えてしまっていたのだけど。

しかしブランカも、ダイヤ帯ではなかなか厳しくなった。相手の対応がシビアになって、攻め手に欠けるようになったのだ。相変わらず格ゲーならではの駆け引きは出来ていないままだったのも大きい。せめて、もう1つ攻撃の選択肢があれば。そう、コマ投げとか。

スト6 - 最後に選んだキャラ

コマ投げがあって、これまでに使ってきたキャラと言えば……ザンギエフも多少遊んだことがあって立ちスクリューくらいは楽勝だったけど画面端に追い込まれると何も出来ずに死にそうだったので……OD頭突きという切り返しのあるエドモンド本田がいるじゃないか。そう、本田。日本の心。本田に決めた。

本田にキャラ替えすることにして、操作もモダンからクラシックに移行することにした。ブランカでも攻め手不足を解消するためにクラシックの練習を始めていたし、元々はクラシック操作しかなかったのだから、基本的には問題なかった。咄嗟のSAは出来なくなったけど、キャンセルで出す分にはこれまでもコマンドを入れて出していたし。

本田は強かった。自分のプレースタイルは、いわゆる「頭突きと百貫だけの本田」ではなかったのだけど(それが強いと知らなかった)、それでもあっという間にダイヤまで到達して、ダイヤ帯では行ったり来たりしたものの、スト6を始めて約10ヶ月のAct3にマスターに昇格出来た。昇格してしばらくのActは1200~1300に低迷していたけど、途中で50歳になっても衰えることなく、むしろこのところは1400台に落ち着いていて1500も何度も超えているので、自分なりに上手くなっているのだと思う。

とは言え相変わらず勝ちへの執着はないので、勝ったらラッキー、負けたら自分のコンボミスや判断ミスのせいだったなーはい次といった感じで、そりゃMRもなかなか上がらないよ……と自分でも分かってはいるのだけど、こうして毎日どこかの誰かと幾らでも対戦出来る環境が嬉しくて、今日もログインしてしまうのだ。

最後に

他にも格ゲーの注目作はあるけれどリソースにも限りがあるので、格ゲーはスト6一本で行くと思う。キャラは……豪鬼やベガやテリーも触ってはみたけど、やはり本田が楽しい。スト6(というかストリートファイターという格ゲー)を知るには道着キャラが一番で、道着キャラを扱える人はスト6上手い人という話も目にするけど。

あ、舞が出たらキャラ替えします。やっぱり日本人は舞でしょ。日本一!(世代)

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