この新聞記事は、金柄憲(キム・ビョンホン)氏が紹介したTWからのもの゛てす。
それによると1939-01-28 のものです。当時の半島の都会京城では、空前の不動産物件不足だったのでしょう。不動産仲介業者の乱立と競争激化で、物件探しが度を越した状態に成ってしまった様ですね。
尚、翻訳は、Papago機械翻訳を使っています。
福德房(不動産屋)に身元票
公認マークがあっての人家の出入
原文
翻訳原文の置換箇所
제방소개→셋방소개
제방は誤りとして셋방が提示されたので。
これで意味が通りました。
페해 → 퐥해
본덕방 (福德房)→본덕방 (不動産屋)
原文に在る「福德房」とは「不動産仲介業」のことです。
거간군→거간군(仲介人)
強制的に「仲介人」と訳させたかったので置換でも「仲買人」に成る
一정한 →一정한 (一定の)
一律等他の訳もありかもです。
あとがき
人の文化とは、この様な小さな民間の工夫が、社会に認められそれが拡がって行くことで、社会に根付いたものの、数多くの積重ねで出来上がって行きます。その社会の実体と言葉が結びつくことで、その文化は世代を越えて伝承され、文明と言われる厚みのものに成って行くものと思います。
てすから、そんな文化承継を続ける家系や技能集団等が長く数多く、リセットされることなく、続いたところが、結果としては豊かな文明を共有するとこになるのです。
これと、反対の行動が、民族主義や排他主義と言うものがあります。自身が持つ文化だけで、充分な群れは何処にもありません。自らの文明を大事にした上で、刺さるものを刺さる形で付加して行く心は、大切なのだと思います。
しかし、逆に、自らの文明を削ることになる様な、文化の受入れは、鉢植えの「根無し草」として、短命の輝きに終わることになるので、拒絶すべきだと思います。
この記事の様に、小さな工夫の積重ね。それが出来る社会を育むこと。人類にはそれが大切なのだと、自分は思います。