マレーシア映画「Interchange」
Netflix(英語表示)でマレーシア映画「Interchange」を見ました。英語字幕です。
https://www.netflix.com/title/81073964
血液が抜かれ血管が根のように外に出された奇怪な死体が残る連続殺人事件。現場には砕けたガラス乾板と生きた鳥からむしられた新鮮な黒い羽が残される。
鑑識カメラマンのアダムは乾板を調べ始め、向かいの高層ビルに住む謎の女性と知り合う。
100年前にカメラ(当時はガラス乾板だった)で撮影され魂を囚われてしまったボルネオの部族の民が魂を取り戻す儀式だったのですが、儀式も遺体も、体から黒い羽が生えてくる様子も幻想的。
TVシリーズのハンニバルを見ているような不思議な美しさがありました。
第12回大阪アジアン映画祭(2,017年)コンペティション部門に出品された作品だそうで、そのときの感想と監督との対話のブログを見つけました。
マレーシア・インドネシア合作で、主要キャストはインドネシアの俳優だそうです。
って、鳥男を演じたニコラス・サプトラ、男前やな、と思ってみていたら、前から好きだった俳優さんじゃないですか~。マレーシア映画だと思って油断していたよ…。
美しいサプトラが、だんだん鳥に変容していく様子が不気味ながら美しい。
ニコラス・サプトラのInterchangeのインタビュー。
マレー系、華人系、インド系と多民族国家のマレーシアはインドネシアよりも普通の会話で素で英語が出てくる率が高いのですが、英語で話しているときは、まあ当たり前なのですが英語字幕が出ませんでした;;。でもネーティブ英語圏の人と話す英語と違って、同国人同士で話す英語だからマレーシア英語なのよね。というか、字幕が出なくて初めて「をい!英語でしゃべっていたのか~」と思ったり;;。
学生時代のマレーシアの知人数人は後でインド系だったと知りました。普通にマレーシア語話していたけれど、大学の授業がマレーシア語になると大変だ(それまでは英語)、と大騒ぎをしていました。
とりあえず同国人間ではインドネシア語のインドネシアと違うところだな。