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髪を切りヘアドネーションした

いよいよ抗がん剤治療が始まることになったので、前から気になっていたヘアドネーションを扱っているヘアサロンに電話をしてみた。ヘアドネーションをしたいと伝えると午後1時に予約が取れたので行ってきた。

まずは受付でドネーション用の性別、年齢、髪の状態などに関する用紙に記入。

髪型を聞かれ、ベリーショートと言うと驚かれたが、私自身が乳がんで今度、抗がん剤治療を受けるので全部抜けるかもしれないのだ、と伝えると納得した様子。

髪をいくつかの束に分け、きっちりしばって切り落としてからカットに入った。

スタイリングの方法も教えてもらった。

結構、伸ばした髪を切るのはこれで数回目。いつも、髪を切って寂しいと思うより、頭が軽くなって身長が1センチくらい伸びた感じがするのが楽しい。

最初は高校生の頃だったか。母が美容室の人が髪を打ったんだじゃないのか、と言い出し、いつの時代の話かと思った。
ただ、床にばっさり積もった私の髪を無造作に箒で掃かれるのが何か嫌だった。
今回のドネーションも、ボランティアとか寄付とかいうよりは、床に落ちた自分の長い髪が掃かれて捨てられるのを見るのがいやだったのだと思う。

切った髪束は6本。チャック袋に入れ、ドネーションの宛先を書いた封筒もくれた。
なんで白髪だらけなのに切った髪は黒いのよ…。

カット代は4,400円のところをドネーションなので3,500円に割り引いてくれた。

帰ってから測ると86グラムあった。さっそく切手を貼って投函しておいた。
誰かの役に立つといいな。

本当は一度、坊主にしてみたかったのだけど、次の記事を見てやめた…。

抗がん剤治療が始まる前にショートヘアにするのがおすすめの理由 | 医療用ウィッグ・かつらのレディススヴェンソン

昨日の受診で、もうシャワーだけでなく湯船につかっていいかどうか聞くのを忘れた。まあ、すぐ入院だし、その時に聞けばいいか。
受診時に診察はなく、検査結果の説明と治療方針の相談だけだったので、手術痕を見せることもなかった。
まだ半分ほど手術痕のテープが残っていたので、はがしていいか尋ねると「もう1カ月以上たっているからはがしても傷跡は開きませんよ。そっとはなしてください」とのこと。
テープはがすのなら、やっぱり湯船に入ってふやかさなきゃね、と、2カ月ぶりに湯船に浸った。
まあ、リンパ浮腫の予防のためにも、長い間湯につかったりするな、とは言われているのだけどね。

テープはきれいに外れて、手術痕もきれいになっていた。まあ、全体に窪地みたいになっているが。

風呂を出て鏡を見ると、胸がなく髪が短い見知らぬ私がいる。


カット15日後に、この程度の長さ。自撮り画像をAIアートでモリモリ!



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