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ROOM’s CIRCLE テーマ:デザイン|ゲスト:福井恵子さん

ミラツクのメンバーシップ「ROOM」で展開する「ROOM’s Circle」。コミュニティ内外から素敵なゲストをお招きし、緩やかにお話を伺うオンラインの場です。人にフォーカスし、ゲストの魅力を通じて、ネットワークや繋がりを創造しています。
本日は2022年6月2日にお招きした福井恵子さんの会をご紹介します。

|本編|

|ゲスト|

福井恵子さん/フラッグデザイナー
1984年より、フラッグの製作をはじめ、各地で個展活動を開始。1993〜2001年の間、神戸六甲アイランドにFLAGSHOP&GALLERY EAを開店し、活動の拠点とする。2003年よりイタリアで現代アート展に参加し海外の作家との交流がはじまる。2005年の愛知万博EXPO2005地球市民村FLAG計画、2006年のオーストラリア ブリスベンにてFLAG WORKSHOP実施などを経て現在に至る。
我が家印の旗から町のランドマーク・フラッグまでデザインし製作している。風をはらんだ旗の姿を通して、共に生きる人間讃歌、自然讃歌の旗が地球上に広がることを願って旗作りをつづけている。

|お話を伺ってみて|

福井さんのこれまでのお仕事をたくさんご紹介いただきました。
フラッグデザインとは、旗が風ではためく事は一つの大切な要素で、料理で言えば、最後に盛り付けをする“天盛り”のようなもので、それがないのとあるのては見栄えが全然違うというお話が印象的でした。

フラッグ・デザインに込めた福井さんの想い

たくさんご紹介いただいた中から、二つの事例を簡単に取り上げたいと思います。(詳しくは、本編をご覧ください)

こいのぼりづくりワークショップ

フラッグを通して風や自然を感じたり、まち歩きをして街の新たな一面を発見したりするようなワークショップをいくつも設計されていました。

鯉のぼりが、はためいている様子。

その中でも取り上げた事例は、「こいのぼりづくり」
子ども達が自分で布に色を染料を塗り、鯉のぼりとして実際に立て付けられている様子が素敵でした。私も混ざって作りたいなという気持ちで聞いていました。

企業と福祉をアートでつなぐ

福井さんは、旗をみんなで作れるように余白をつくるのが上手な印象です。
フラッグデザインは、企業と障がいがある人たちのアートをつなぐことも担える力があり、一つの大きなシンボルになることにとても感動しました。

障がいのある人たちのアート(エイブル・アート・ジャパン)を壁画としてデザインしたもの

上記の事例も福井さんがディレクションを行った壁画です。
障がいのあるアーティストと一緒に、四国を旅しながら感じたことをイラストに落としてもらい、福井さんが拡大して壁画にされたそうです。福井さんのディレクション力を伺えるお話でした。

参加者のみなさんからはたくさんの質問・感想をいただき、ディスカッションを行いました。(以下一部の感想を抜粋しています)

・青空とフラッグの組み合わせがステキでした。
・うちの子たちも鯉のぼり大好きなので、鯉のぼり作る機会があるのはとてもいいと思いました!保育園や小学校でも作るのですが、紙やビニール素材でなかなか布と染料で作る機会はなく、本格的に作ってはためく鯉のぼりは格別なんだと思います。
・空を見上げる、風を感じることで幸せを感じるので、人々の行動をデザインしているのだと実感しました。ありがとうございました。
・フラッグというと、最近は少なくなりましたが、お子様ランチのご飯に立っている旗を思い出して^^、あれを見て子供たちがワ~ってなってるのを思い出したのですが、あのワ~っていう感覚が何なんだろうと思いました。絵画とかグラフィックデザインにはない力がフラッグにはありそうで、うまく言えませんが、根源的な優しさのようなものを感じました。

一つのシンボルを通して、みんなで作っていくプロセスや出来上がったモノとしても、自然を体感できたり、人の優しさ・温かさが伝わっていくんだなと感じました。

5月のテーマ「デザイン」の最終回、福井さんの“フラッグデザイン”のお話でした!ぜひ動画もご覧ください!

|ご案内|

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文責:ミラツク研究員・高本

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