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ROOM’s CIRCLE テーマ:科学|ゲスト:大久保知美さん

ミラツクのメンバーシップ「ROOM」で展開する「ROOM’s Circle」。コミュニティ内外から素敵なゲストをお招きし、緩やかにお話を伺うオンラインの場です。人にフォーカスし、ゲストの魅力を通じて、ネットワークや繋がりを創造しています。
本日は2022年4月7日にお招きした大久保知美さんの会をご紹介します。

|本編|


|ゲスト|OIST(沖縄科学技術大学院大学) メディア連携セクションマネジャー 大久保知美

パリ第1パンテオン・ソルボンヌ大学及びパリ・ドーフィン大学においてMBA取得。外務省(東京)、NGO(カナダ)等で広報に携わる。中国系PR会社(中国北京)にて顧客担当及びPRプランナーを担当した後、地元の長野でライフスタイル系雑誌の編集を経験し、沖縄に移住して現職。科学技術の話題を一般に伝えるサイエンス・コミュニケーションの世界と出会い、主にメディアリレーションズを通じて科学の意義や魅力を伝える。

|お話を伺ってみて|

科学技術大学ではどのような仕組みのなかで学んでいるのだろうか。世界とつながるOISTの広報はどのような取り組みを行なっているのだろうか。普段科学技術との接点が少ない私たちにとって大久保さんのお話は「科学」というテーマを入り口に知らなかった世界を覗きこめた1時間のセッションとなりました。
OISTの広報の取り組みは多岐に渡っており、世界中からサイエンスライターのインターン生を受け入れるサイエンスコミニュケーションフェロー制度や、メディアと連携しOISTの研究を紹介するメディアリレーションズ、地域の人たちに向けたオープンキャンパスなど様々な取り組みが行われています。
それらの取り組みは、大学自体の広報にとどまらず、多くの人たちと科学を接続し、科学への間口を広げてくれるものでした。

参加者のみなさんからはたくさんの質問・感想をいただき、ディスカッションを行いました。

・日本人の「科学」の受け取り方や距離感は遠いように感じるが、海外の違いは?
・海外の大学の広報の仕方に違いはある?
・科学に対する距離感はどのように生まれる?埋めることはできる?
・発信の仕方、伝え方の工夫は?
・研究者への投資支援が5年という期間を設定しているのは、どのような背景があるのか。
・サイエンスコミュニケーションの存在がとても気になります。

とても印象的だったのは、海外の病院の待合室に科学の雑誌が置かれているというお話。海外と比べると、科学への距離感を感じている人も多いように思いますが、一方で今回お話を伺って、メディアやOISTのような開かれた学びの場はすでに日本にあることがわかり、科学への入り口はすでに私たちの近くに多くあることに気がつきました。

4月のテーマ「科学」でCircle第一回目となる今回、聞いている人のなかに科学の面白さ・わくわくの気持ちがむくむくと湧き上がる時間となりました。
ぜひ動画もご覧ください!

|ご案内|


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http://room.emerging-future.org/
▶︎NPO法人ミラツクが運営するメンバーシップ「ROOM」の背景と近況 
https://note.com/miratuku/n/nd430ea674a7f

文責:ミラツク研究員・浜田

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