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「反集中 ANTI FOCUS」という書籍の話 vol.1

2022年12月24日に、ミラツクから書店販売第一弾となる書籍「反集中 ANTI FOCUS」が発売されました。

「反集中 ANTI FOCUS」について、どこかにまとめて書ける場所があるといいな、と思い、noteにまとめていこうと思います。

書籍「反集中 ANTI FOCUS」を作ろう、と思ったのは、2021年11月の沖縄での出来事がきっかけでした。
沖縄県南城市の南東部にフェリーで15分くらいで着く久高島(くだかじま)、という小さな島があります。人口238人の小さな島。琉球王朝の創世神話の舞台であり、聖域。
そんな島で今でも続くのが土地の共同利用の概念。

久高の神域と人の世界の境界

久高島では、誰か個人が自由になる土地がなく、畑も一人が複数箇所に使用できる場所があって、それが年々入れ替わっていく。

島に赴くきっかけがあり、その話を教えてもらった時に、仮にミラツクが誰も所有しない土地のようなものだとしたら、その収穫物は一体何だろうと思い、そして生まれたのがこの書籍「反集中」でした。

そして、書籍を世の中に送り出す、ということを相談しに、東京・恵比寿にある英治出版の原田社長のもとを訪れたのが2021年の12月7日。「反集中」が出版される1年前の出来事でした。

「書籍を出せるようになりたい」という唐突な話に、前向きに快諾してくれた原田社長との1時間半のMTG。
久高島での時間と恵比寿での時間、2つの時間がつながって、ミラツクの中に出版局が立ち上がるまでわずか15日間。立ち上がるというよりも、まさに立ち現れるスムーズさとともに、「反集中」は始まりました。

こんな感じで、少しずつ、「反集中」の話を書いていこうと思います。まずは、vol.1。よろしくお願いします。

久高島の海から立ち上る一筋の虹

【編集部からのお願い】
「反集中 ANTI FOCUS」では、次に手に取る”未来の読者”のために、読んでいただいた方・手に取っていただいた方のレビュー&レビューコメントの投稿をお待ちしています。

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