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未来アーティストたっち
キーンコーンカーンコーン。
卒業式、最後のベルが鳴ると学生達は沢山の荷物を詰め込んだランドセルを背負って教室から出て行く。
この学校とも今日でお別れ。
新しく入る学校に期待を持ちながらも、なかなか会えなくなる友達との別れを寂しがり、校庭の片隅で親友とのおしゃべりは終わらない。
「卒業文集見ようか」友達が言い出したので自分も慌ててランドセルから卒業文集を取り出す。
「おまえの夢何書いたんだよ〜」
ちゃかすように笑いながらページをめくり僕のページを探している。
「え!おまえも未来アーティストになりたいのか」
『おまえも?じゃあ君も未来アーティストになりたいの』
「当たり前じゃん。もう小さい時から決めてるんだ。うちのかぁーちゃんが世界的な歌手になれたのも未来アーティストのおかげだしね」
『そうだったんだね。うちのお父さんがえんぴつ彫刻家としてえんぴつ1本がオークションで車が買える値段がついたのも未来アーティストが関わってるんだよね。だから憧れるよね』
「憧れるよなぁ。かーちゃんは歌が大好きで歌手を目指してたんだけど、なかなかうまくいかなくて、落ち込んでたんだよな。でももう1度夢を叶えたいって思った時にたまたま未来アーティストに出会えたんだって。そこから人生が加速していってあっという間にデビューが決まったんだって。だからおれもかーちゃんみたいに夢を追いかける人の応援がしたいんだよな。」
『僕もお父さんみたいな不器用だけど、心の優しい人の作品がもっともっと世の中に出てきたらいいなぁって思ってるんだよね。手先は器用なのに人に伝えるのが不器用なんだもんなぁ。』
子供達の夢は未来アーティスト
そんな未来がやってくるかも知れない
おはようございます。
あなたの夢を加速させる『未来アーティストたっち』です。
未来アーティストってなに?
そう思う人も多いですよね。それもそのはず。僕が作った新しい職業ですから。
あなたの夢を応援して、夢への道を加速させるお仕事。
誰でも小さい頃は将来の夢ってありましたよね。
「ケーキ屋さんになって友達のウエディングケーキ作りたい」とか「プロ野球選手になってホームランいっぱい打ちたい」とかね。
でもいつしか大人になり、現実を知り、夢が夢で終わっちゃったと感じたとき、夢を語らなくなっちゃいます。
でもそんな大人だって本当はやりたいことがあるはずです。
お金を気にしなくていい。
時間を気にしなくていい。
欲しい才能は全部手に入る。
そうなった時あなたが本当にやりたい事は何ですか?
そのやりたいのにやってない理由は何ですか?
言い訳をすることでいくらでも自分に『諦めなさい』って言い聞かせる事が出来ますよね。
でも本当はやりたいんでしょ?
やっちゃおうよ。
「そんなの無理。出来っこない」って思ってるうちは絶対に出来ないんだけど、「自分なら絶対に出来る気がする」って思った瞬間に夢は一瞬で叶います。
1人では難しい時には未来アーティストがそばにいます。
世界中の人に笑われたってあなたの夢を信じてます。
恥ずかしくて誰にも話せなかったあなたの夢をこっそり教えてくださいね。
『未来アーティストたっち』でした。