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【えんとつ町のプペル】に隠された風船の謎

「いくよ、ルビッチ」

「どこへ?」

「煙のうえ」

プぺルは船をとめていたロープをほどいていいました。

「ホシをみにいこう」

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船に取り付けた数百個の風船で空を飛び、煙の上の『ホシ』を観に行ったプペルとルビッチ。

誰も信じてくれなかった、お父さんが見たと言う『ホシ』をこの目で見ることが出来たルビッチ。

そんな感動を演出した沢山の風船達。


この風船に込められた物語をキミは知っているかい?

【この物語は『えんとつ町の応援投資研究所』による架空のファンタジーです】

「そんなものあるはずない。」

「なに夢見てるんだよ。」

その男は酒場で周りから笑われていた。
彼の名はキーマ。夢を信じて人のことを応援するのが生きがいの男だ。

ここえんとつ町では『L』という3ヶ月で腐るお金が流通通貨だ。
そのおかげでお金を貯め込むものはおらず、お金が回り経済は発達し、みんな豊かに平等になっていった。みんな豊かならみんな幸せでいいじゃないか。そう思うよね。

しかし、世の中は表裏一体。
いい面もあればもちろん悪い面も出てくる。

『L』が発達したおかげで、経済は回りやすくなり、誰でも無理をしなくてもお金が稼げるし、食べるのにも困らなかった。

それによりわざわざリスクを背負って新しいことにチャレンジする人が少なくなってしまったのだ。

なにもしなくても豊かに暮らしていける
平和な世界。

しかしそれは、いつしかチャレンジする人を嘲笑い、チャレンジしたことによる失敗をみんなで叩き、現状維持が正義のような風潮が広がってしまったのだ。

平和過ぎることによる弊害だ。

そんな世の中に警鐘を鳴らすべく、『夢を追いかけることが人間の生きがいなんだ。僕はそれを全力で応援する』と叫んでいるキーマ。

ただ、この世の中ではそれさえも許されない。
夢を語っただけで叩かれて、夢を応援するだけでバカにされる。

キーマは秘密裏に同じ志を持った仲間を集めて【応援投資研究所】というチームを結成した。

ここのメンバーに入っていると言うだけで、迫害を受けることもある。

だからメンバーも普段は【応援投資研究所】のことは口にしない。

彼らにはお互いがメンバーであることを確認する手段がひとつだけある。

それはメンバーのバッグや帽子に貼られた『結』というHITOKOTOの文字の入ったシールだ。

街でこのシールをお互いに見かけた時、彼らは自然とつながっていくのだ。

この【応援投資研究所】では密かに夢を持った人を応援する為に、自分の持っているお金、自分が身に付けた技術、自分に与えられた時間という名の命を惜しみなくその人を与えていくのである。

今日は【応援投資研究所】の月に1度の秘密の集会。えんとつ町のはずれにある薄汚れた廃墟が開催場所だ。
誰にも見られていないか、周りをキョロキョロと確認しながら、1人、また1人と錆び付いたドアを開けて中に入っていく。

外からは想像が出来ない部屋がそこにはある。陽気に流れる音楽。お酒を交わしながら音楽に合わせて踊り始めるミュージカルダンサー。
自分の夢を大声で叫ぶ若き男。
ここに集まるメンバーはみんなイキイキしている。

『応援投資研究所のみんな、今日は集まってくれてありがとう。みんなが応援したい夢を持った人はいるかい。』
キーマがみんなに問いかける。

「はい」

頭にはオンボロ傘、拾った布をつぎはぎしたマントを羽織った男が手を上げた。

口元にあるバケツのようなものには『結』のシールが貼られてる。

今日の集会に来る途中でそれを見つけたメンバーが無理やり連れてきたのだ。

訳もわからず連れてこられたその男はゆっくりと口を開いた。

「僕には1人だけ友達がいる。いや、いた、、、かなぁ。毎日遊んでいたけどどうやら僕は嫌われちゃったみたいだから。
その友達はその子のお父さんが見たっていう『ホシ』を信じてるんだ。『ホシ』っていうはこの煙の上にある光る石みたいなんだ。それも一個や二個じゃなくて千個、一万個、もっともっと。
僕はその『ホシ』をどうしてもその子に見せてあげたいんだ。
何か方法はないかなぁ。」

何万個の光る『ホシ』そんなバカな。と思いながらも相手の夢は絶対に否定しない【応援投資研究所】のメンバー。

「煙の上かぁ。どうしたらいけるかなぁ。」

「そんな高いところ、煙突の上から梯子を使っても届かないよねぇ。」

頭を悩ませるメンバー達。

キーマが何か閃いたように叫んだ。
『そうだ!風船だ!』

「キーマ何言ってるんだよ。風船は確かに浮くけど、人を持ち上げられる訳ないじゃん。子供だって風船持ってても浮かないでしょ。」

『風船一個ならそうだよね。でも何百、いや何千個あったら重い船でも浮かせられるんじゃないかな。』
キーマは空に浮く船を想像しながら鼻息荒く説明をした。

「たしかに!それなら本当に煙の上まで行けるかも。でも風船って貴重品だよ。どうやってそんなに沢山集めるんだよ」

『その夢を叶えてあげたいって人からひとつひとつ集めるんだよ。それが100人、1000人って集まればきっと夢は叶う。』

「よし!そうと決まれば仲間を集めるぞ。みんなで風船を集めて船を飛ばすんだ。きっと煙の上には『ホシ』がある。」

そう言うとみんな目をキラキラさせながら仲間を探しに一目散に街に飛び出して行った。

『ホシ』が見れたのか?
それはあなたの目で確かめてみてくださいね。

誰も見てなくてもいい。
黒い煙のその先に、お前が光を見たのなら、行動しろ。思い知れ。そして、常識に屈するな。お前がその目で見たものが真実だ。あの日、あの時、あの光を見た自分を信じろ。信じ抜くんだ。たとえひとりになっても。

こんにちは。
あなたの夢を加速させる未来アーティストたっちです。

今日は西野亮廣エンタメ研究所のメンバーで【えんとつ町の応援投資研究所】を運営する牧園真樹さんの声かけでえんとつ町のプペルのお話のサイドストーリーを作ってみました。

えんとつ町のプペルに出てくる沢山の風船が実は『クラウドファンディング』のようなもので集められたった思ったらちょっと面白くないかなぁって思いました。

ひとつひとつの風船に誰かの想いが乗っかって空に飛んでいく。
船が空に浮かんだ時、感動する人が沢山出てきそうですよね。

そして、腐る通貨『L』によって豊かになったえんとつ町。
平和な中でも悩みは出てきますよね。
この悩みどこか日本に似ていませんか?

平和で豊かなはずなのにみんなどこか満たされていない。
失敗をすることを必要以上に叩かれるようになってしまった世の中。

その中で夢を見ること、夢を応援することを本気でやっているグループがあります。
それが【えんとつ町の応援投資研究所】

応援投資という名のもと、夢を追いかける人の為に見返り無しでお金と時間を投資するメンバー達。
これを続けた時、自分たちが得られるのはどんなものなのか。
そんな素敵な実験をしてるグループです。
良かったら僕らと一緒に夢を応援してみませんか。

【えんとつ町の応援投資研究所】はこちら



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