【AC6 シングル】勝率の地道な上げ方
本記事では表題の通り、AC6シングルランクマッチにおける勝率の上げ方の一例を紹介する。
主に以下の条件にて勝率を上げる(=強くなる、実力をつける)ことを目標とする。初めに確認されたし。
・AC6を楽しんでプレイする
・極力、嫌な思いをしないで取り組む
・負けてもイライラしないようにする
・時間はかかるが着実に勝率を上げる
上記とは逆に、「多少ボコボコにされたって早く強くなりたいんだ! オレはマゾなんだ!」という人にはあまり向かないと思われる。
同様に「オレはイレギュラー/アベラント/大会優勝を目指すんだ!」という人にも向かないだろう。平均より上、勝率6~7割を目指すときの取り組み&エッセンスである。
それでは早速紹介していく。
①「負け=課題は早めに知った方がいい」の心構えで、始めはたくさんプレイする
負けるのは楽しくはないと思うが、負けを恐れてプレイしないのは愚かなことである。
ランクマッチで最終的に勝ちたいならば、まずは本番の環境であるランクマッチにたくさん潜ってプレイしよう。好きなアセン、自信のあるアセンで良い。
そして負けたら「課題が見つかって良かった」と思うべし。
仮にそこで負けずにいたら、ランクマッチ最終盤などここぞの場面で初めて出くわし負けてしまっていたかもしれない。それを未然に察知できたと思うべきである。
特に初見のアセンの相手、既知のアセンでも初見のプレイスタイルの相手との負け試合は貴重である。
「そんな戦い方、自分以外に通用するわけがない」と目を背けるのでなく、「そんな戦い方があるのは知らなかった。参考にできるかも」としっかり反芻して吸収していこう。
そしてある程度プレイ回数を重ね、負けるアセンや戦い方が何となくわかってきたら次のステップに進む。
逆にある程度回数をこなしたのならば一度プレイを止め情報を整理した方がよい。やりすぎは厳禁。
②負けた内容を整理・分析する
負けた内容を書き出し整理してみよう。上から優先的に覚えている順に、
・相手のアセン(覚えるのが大変ならここまでで良い)
・相手の戦い方
・試合内容(相手が先にPAを吐いた、タイムアップだった、など
追加で負けた理由を分析できると良い。例えば、
・正面から撃ち合うとスタッガーレースで勝てない。しかも逃げられないので撃ち合いを避けられない
・相手に近づいて攻撃しないといけないが、近づくまでの被弾が痛すぎる
・こちらのメイン攻撃は○○だが、これがまるで当たらない
など。
気を付けたいのは、一つ目に書き出したアセンや戦い方は事実なので間違いないが、二つ目に書き出した負けた理由は自分の考えなので間違っている可能性がある。
特にここで注意してほしいのは、「勝てたはずの相手に負けた」試合はしっかり振り返りたい。
これは「勝てたはず、という自分の認識が誤っている」か「自分の頭の中のプレイ内容と実際のプレイがズレている」のどちらかになる。どちらにせよ、自分の認識がズレている状態なので矯正していきたい。現実をしっかり見るべし。
書き出しが終わったら次のステップへ。
③整理・分析した内容を元に、負けた相手にどうするか決める
見落とされがちだが非常に大事なステップである。
負けたアセンはおそらく1つや2つではないと思う。プレイスタイルや試合内容も含めればたくさんあるはずだ。
その中で「この相手へは対策すれば勝てそうだ」というものを決める。逆に「この相手へは今の段階では勝てそうにない。諦めよう」も決める。むしろ諦める方が大事。
いきなり勝率100%にはならない。まずは勝てそうな自信のある相手から内容を絞って対策していこう。
で、どれを対策してどれを捨てるかの判断基準は複数あると思う。
私の例で言うと、一番は遭遇頻度、二番は負けたときの悔しさである。
対策する相手を決めたら次のステップに進もう。
④具体的に何をするかを決める
題に練習と書いたが、アセンをいじるのとプレイを見直すのと大きく二つ行える。
アセンをいじる場合は、対策を講じるアセンに明確に強くなるが同時に戦いにくくなるアセンが出てくることになる。つまりコストがかかる。
プレイを見直す場合は、そのコストはない。つまり新しい戦い方を獲得したからと言って新たに不利になる相手は出てこない。
ただし、当然機体の性能は変わらないからプレイヤー次第となる。苦手な相手は練習したところでたいてい苦手なものなので練習したはずでもその日のコンディションが悪いとうまく行かなかったりする。
アセン変更をした場合は仕組み的に有利になるわけだからそういったプレイヤー依存の面は薄くなる。要はプレイだけでがんばる場合は相応の覚悟が必要になるので自身と相談してみよう。
また、アセンを寄せた上でプレイの修正も求められることもある。ここはグラデーションになる。例えば他の機体を見るためにそれ以上アセンを寄せられないなど。
抽象的な話が続き「じゃあ具体的に何をすればええねん。アセンの変え方も有効な戦い方もわからんぜよ!」となることも多いと思う。
その場合は、プレイヤー仲間や上級者に相談することをおすすめする。そのときには、ここまでで整理した内容が役に立つだろう。
相談するのが難しいという人もいると思う。その場合は、動画や配信アーカイブを見てみよう。きっと発見があるはず。
(私は人にアドバイスを乞うのが苦手な性質なので、どのゲームもそれで上達してきた)
⑤練習、実践してみる
アセンを変更しプレイを見直したら練習してみよう。プレイヤー仲間に想定するアセンを出してもらって練習するのが効果的だ。
ただ私はそういうのも苦手だったので基本的にぶっつけ本番だった。それでも別になんとかなったので、どーしても友達とプレイするのが苦手な人は無理にやらなくてもなんとかなると思う。
そしていよいよ実践。対策したアセンに当たった場合は勝ったにしても負けたにしてもその内容を振り返るべし。
勝った場合。自分の対策が講じて勝てたのかそうでないかを分析したい。対策通りだったら画面の前で万歳をすると良い。
そうでなかった場合はたまたま勝ててしまった可能性もあるので何戦か試したいところで、「理由はよくわからんけど勝てちゃってる」となったときにさらに掘り下げるかはお任せする。
負けた場合。いくつかの段階にわけて吟味する。
・見直したプレイを実践できたか?
・自分の対策(アセン変更/プレイ見直し)は有効だったか?
・対策は有効だったがそれだけでは足りないか、更なる対策が必要か?
見直したプレイが実践できていないなら再度チャレンジすべし。対策が有効でなかったなら練り直す必要がある。対策自体は響いていたが足りないと感じたら追加の対策が必要である。
逆に、「負けてしまったけどこの調子でいけば勝てそうだ」となるならそのままチャレンジを続けてもいい。
このように仮に対策をして負けてしまったとしても、次に取るべき行動がはきりするので迷うことはない。
さて、負けた場合に取る選択肢が実はもう一つある。
・対策してみた結果、無理と判断した
これも立派な選択肢である。無理なものは諦めた方が良い。
勝てないと判断した相手にアセンを寄せたり練習したりしても時間の無駄である。そのせいで他の相手への勝率を落とすことにもつながってしまう。
個別の相手に、改善された/されなかったがそれぞれわかったところで次のステップに行く。
⑦一通り対策を講じたあと、再度整理をする
ほとんど②とやることは同じで、再度負け試合を並べ直して対策を施していっても良い。
ここのタイミングで新たにできることとして、アセンアーキタイプの見直しである。
「対策を行っていった結果、自分の満足いく勝率になった。もしくはなりそうだ」であればそのアセンタイプを続投すればよいし、
「対策をしたが先が見えない。ギブアップだ」となるならばアセンタイプをがらりと変えるのが視野になってくる。
ここまで一通り情報を整理し、対策アクションをしたからこそ、この判断ができるはずだ。
おわり
これを繰り返していけば確実に勝率は上がる。
辛いと思った手順はどんどん飛ばしていけば良い。できることをやり、まずは拾える試合を拾うことから始めよう。
なんかもっとメンタル的な話を書いていくつもりだったのだが書き終わると機械的な手順だらけになってしまった。めんどくさいのでこのままとする。
以上