小学校授業にiPad &3Dデザイン
第2回大野小学校の先生向けデジタル研修「未来の図工」をさせていただきました。
今回は先生方にはtinkercadのアプリを使った3Dデザインの体験。
先生方にはiPadを活用して立体空間の中に家、机、椅子などさまざまな形を設計してもらいました。
通常、図工の時間は子どもたちが絵の具や粘土、木工など手で作業で行います。
iPadで行う図工はコンピュータを使ったものづくり。
手先が器用でない子も、片方の手だけでもiPadの操作だけでコンピュータの中に自由にものづくりができます。
「作文を書く」という行動が「鉛筆で字を書く」のが苦手で前に進めない子どもも、「タイピング」で文字を入力するとあっという間に作文を完成させる子もいます。
コンピュータを使うという手数が増えるだけで、さまざまなな特性の子どもたちの学習目標が達成しやすくなるのは素晴らしいことですね。
さらにコンピュータのものづくりは、図形の複製や手順を戻る、スケールに制限がないなど、可能性の枠を大きく広げてくれるワクワクも秘めています。
図工や相互と言わず、現場のプロの先生方が使いこなせるようになると、プログラミングより授業での可能性があるのかなと思います。
たった45分の研修でしたが私が、
「オリジナルで椅子と机を作ってください」
と言っただけで、「鏡台のような机と椅子」「ソファセット」「ハート型の座面の椅子」「城にありそうな豪華な椅子」など驚くような3Dデザインを制作していただけました。
やはり学校の先生は現場のプロなんだなと改めて実感しました。
50代の先生も研修が終わったあとも個別で積極的に質問に来てくれるところが素敵です。
もしかしたら今の先生たちに本当に必要なのはこうして与えられた教材をじっくりと研究する時間なのかもしれないですね。