私がVRChatでBARを始めた時
※お詫び
この記事は私の開いてるBARについて書いていますが、諸般の事情によりBAR店内の写真は誰も客がいない状態の店舗で撮ったものを掲載しております。営業中の様子に関してはBARの公式Xとハッシュタグでご覧ください。
申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。`
●はじめに(私のBARについて)
過去の記事でも時々出てきたが、私はVRChatでBARイベントを開いている。
それが BAR Trianglums (バー・トリアングルムス)である。
このBARは主に私が毎月1回か2回の不定期開店(休みの月もある)で、22時から23時の1時間といった短い時間に開くBARである。入れる人数も補助の椅子を含め客席の最大は18人程度といった全体的にやや控えめなスタイルのBARである。
写真の通りガラス張りの建物から星空を眺める事が出来る少し暗めのBARである。
ちなみにこのバーの第1回目の営業は2022年の3月下旬。
その前年(21年)の12月頃からBARイベントを始めたいと計画しており、各フレンドに相談をしたりアドバイスを受けながらテーマや内装を考えていた。
●BARを始めたきっかけ。
私がBARを始めた理由はいたって単純であった。
私は2021年にVRChatを始めてから様々なBARイベントに参加していた。
スタッフの方や周りのお客さん達と会話が弾むのが楽しかったり、フレンドを作るきっかけとなる場所であった為、私にとっては一番楽しいイベントであり楽しい時間である。それとお店ごとで違うBAR店舗の独特の雰囲気や個性が好きであり、私にとってはこの空間を感じたり見たりするのが一番楽しめる時間だった。
そうして次第に、私も自分のBARを作ってみたい。BARを主催したい。そして来てくれたお客さんと話をしてみたい。といった単純な気持ちキッカケだ。
これまでは接客をしてもらっている側だったが、今後は私が接客してみても面白いかもしれない。
こうして私はVRChatの空間でバーを開いてみることを決意した。
少しリアルの話になるが、私はよく一人旅をフラッとする。
その時でもふと旅先にあるBARに行く事がある。
そこで静かに飲むこともあれば、お客さんやマスターと地元の様々な情報を聞いたり話したりで楽しくワイワイと飲むこともある。
お店によってバーの空気や雰囲気もそれぞれ異なっているので、そういうのを含めて私はVRChatであろうリアルであろうBARを巡り、感じる事が好きであった。
リアルでもバーテンダーの姿を見るとカッコいいと、話も上手いよなぁと感じている。そんな事もありBARやBARのマスターには憧れが昔からあった。
さて、ここでVRChatの話に戻る。
VRCのフレンドの人に私もBARを始めると言った時は
まさかアンタがBARを!?といった形で驚かれてしまった。
予想外でかなり驚いた人もそこそこ居たがそれでも応援してくれる人が居たのは私として嬉しかった。
私1人で回すのは難しいところもあり、BARのスタッフ集めも悩んでいた。
その時に、昔からお世話になったフレンドや、とあるイベントで知り合ったフレンドが私のBARで「スタッフとして手伝いをしたい」、「手伝いをしても良いよ」と声を掛けてくれた。本当に有難い事であった。
こうして、計画の第1歩へと踏み出せた。
●BARの建物を作っていく。
そして始めなければいけないBARのワールド作りである。
どんな感じのコンセプトを詰めたBARにするか?というのはすでに薄々と決めていた。コンセプトは落ち着いた空間、それと私が好きな星空が窓から見えるお店にすることにした。
現実感を出しつつ、ちょっとした非現実間も出すとこれでまた良いかもしれない。そう考えながら色々試行錯誤しながらもワールド作成に取り掛かった。
営業に関しては、私が疲れにくい形として、毎月不定期開店にした。
やりたいと思う日を予め1日2日決めてのんびり行おうと考えていた。
(私がマイペースな人間であるといった理由もある。)
そうして色々錯誤しながらも、第1号店の店舗が2022年2月ごろに完成した。
今とは全然違うがこれが、BAR Triangulumsの第1号店である。
こうして全てが完成し、BARを始めて開く事となった。
第1回目の営業の告知をした時に、「ついに私もイベント主なんだな」といった緊張と期待が混ざった気持ちが駆け巡った。
※第1回目の営業告知
※BAR作成中の様子
こうして、2022年の3月下旬、第1回目の開店時間を迎え、初の来店者を迎えることになった。
・・結果としては何とか成功であった。
どうせすぐには来ないだろうとややネガティブな部分はあったが、思ったよりも私のBARを知ってくれている方が多く、多くの方に来ていただき初営業を無事成功に終えた。
その後に各種課題や反省点はあったが、「これからやっていこう」という気持ちに切り替えられた為、課題を見つけさらにBARを整えていくのが何だか楽しくなってきた。
その後に宣伝となるポスターも作成し、様々なワールドに貼って貰い、本格的にBAR活動も軌道に乗ってきた。
●Triangulumsという名前をつけた意味。
実はこのBARの建物を作った当初はまだお店の名前が無かった。
BARに限らずお店を作ったら大事なのは名前を決めること。人と同じように名前は大事である。コンセプトは星空が見えるBARなので星に関わる名前を店名にしようとずっと考えていた。当初はcassiopeia(カシオペア)やCanopus(カノープス)といった名前も考えていたが、せっかくならもうちょいと別の名前を探してみよう、とまた他の星座の名前や種類を探すことにした。
その中で見つけたのがTriangulum(トリアングルム・トリアンギュルム)という星座であった。
ラテン語で「さんかく座」という意味である。
よく三角形を意味するtriangle(トライアングル)と思われそうだが、これはトリアングルム(トリアンギュルム)と読まれているらしい。
(三角形も三角座もどちらも意味は似てそうではあるが・・。)
この名前に何か強い気持ちやこだわりがあるわけでは無いが、名前が少し珍しいと感じたのか、この星座の名前でBARをやってみたいという気持ちがなぜだか湧いてきた。
それに加え、複数の方に知ってほしい来て欲しいといった思いもあるため、複数形の形に直してTriangulumsと名付けることにした。
●BARを始め、その後の話。
BARを何回か開いていき、不定期ではありながらもペースも少しずつ軌道に乗って行った。
有難い事に来店される方もだんだん増え、バー店舗をどんどん拡張していく事にした。当初10席前後だったBARも、15席ほどに座席を増やした。
建物もガラス張りの建物に変えて大きなイメージチェンジを行った。
ピアノやソファ席も置き、BARというよりはラウンジの様な感じだ。
第1号店と比べるとガラッと変わりほぼ全部が違う店となった。
さらにその後の2024年、VCC化を兼ねて店舗を再度更新した。
こちらも同じくガラス張りの建物である。
それとは別に、お店のイメージ自体も少し変えようと決断し、ポスターのデザインもだいぶ大きく変更した。
先ほどもチラッと書いたが、私が落ち着いた空間が好きでありお客さんにも
少しでも、落ち着いた気分でいて欲しいという願いがあった。
その為に、ガラス張りの建物にしたり座席を少なめにしていた。
常に、どんな人に来て欲しいか、どんな気持ちの人に来て欲しいか。
お客さんが帰る時、「また行きたいな」と思っていて欲しい。
そんな気持ちで私はバーでお客さんをお迎えしている。
不定期で少ない営業ながらも今年で2年目を迎えることが出来た。
これもまた来店されて頂いた方や手伝いをしてくれる方のお陰である。
まだまだ私や私のお店も課題や未熟な部分はあるかもしれない。
今後とも、多くの人に知ってもらい良いお店だと思えるように。
●最後に
これまでBARに来てくれた方、バーの手伝いをしていただいているスタッフの方々、そしてこのBARを知っていただいた皆様に改めて感謝いたします。
これからも、どうぞ、よろしくお願い致します。