
輝け!昭和50年代歌謡祭~時代を彩る歌姫たち~レポート①
2024年1月17日水曜日。わたしはこの日をどれほど待ちわびたことか。
もう、いつまでも終わってほしくなかった。
北海道札幌市「カナモトホール」にて18時に始まったこのステージを、
覚えているうちにできる限り書き残しておこうと思った次第である。
…と、堅苦しい調子でやるのは疲れるので、このへんにしましょうね。
★出演者紹介
今回このステージの「歌姫」をデビュー順に紹介しますと、
太田裕美さん:1955年1月20日生まれ。
1974年11月1日「雨だれ」でデビュー。
キャッチフレーズは「まごころ弾き語り」
岩崎宏美さん:1958年11月12日生まれ。
1975年4月25日「二重唱(デュエット)」でデビュー。
キャッチフレーズは「天まで響け岩崎宏美」
こちらのお二人は同期です(11月~翌年10月で区切るので)
それからデビューが少し遅れて(わたしにとって)大本命のこの方。
渡辺真知子さん:1956年10月23日生まれ。
1977年11月1日「迷い道」でデビュー。
キャッチフレーズは「'78CBS・ソニー第三の切り札」
一応調べて書きましたが、真知子さんのキャッチフレーズは、こちら以外にもあるのでは…?だって、ねえ…?
そして、このお三方のバックバンドを務めてくださったのは、
アロージャズ・オーケストラのみなさん。
1958年に結成された、関西を拠点とする名門ジャズバンド。
キャッチフレーズは…「嘆きのスキンヘッド」(えっ)
実はこちら、今回指揮をなさった方のキャッチフレーズで。
ちょくちょく歌姫様たちにいじられていました。
最後に、このステージの司会を担当されたのは、
地元STVラジオの内山佳子(よしこ)さん:11月1日生まれ(!)
真知子さんの「ブルー」に合わせて衣装を水色のドレスにしたとのこと(?)でしたが、今回「ブルー」はなく。
リハーサルも見ていたそうで、うらやましい限りです。
★曲目
みなさんが何を歌ったのか、気になりますね?
わたしも始まるまで、誰がはじめに歌うんだろうとずっと考えていました。
さっそく紹介していきます。
★曲目(第1部)
第1部は、それぞれがJazzナンバーと持ち歌をひとつずつ歌う構成で、一人が歌っている間、ほかの二人は舞台裏へ。
トップは岩崎宏美さん。
1:When I Fall In Love
2:シンデレラ・ハネムーン
次は太田裕美さん。
岩崎宏美さんと少しトークしてからバトンタッチです。
3:Fly Me To The Moon
4:九月の雨
ここまではJazzが先行していたのですが、この方は違いました。
わたしの本命、渡辺真知子さま。
5:迷い道(アロージャズさんですからバージョンはもちろん…)
6:Swing Street
※Twitter(X)では「Twing」としてしまいましたので、こちらで訂正いたします。
真知子さんが引っ込むと、
アロージャズ・オーケストラのみなさんが演奏するこの曲で
7:吉本新喜劇のテーマ(Somebody Stole My Gal)
第1部は終わりとなりました。
あっという間の前半1時間でしたね。
★曲目(第2部)
第2部は、アロージャズさんのなめらかな演奏から始まりました。
1:翼をください
さて、今度は誰なんだろう、また同じ順番だろうか、どういう形でやるんだろう。ついでにいえば、できたらラストは「かもめが翔んだ日」がいいな、なんて勝手に思っていたら真知子さん、最初に出てきてしまいました。
まあ、盛り上げ役にピッタリだからなあ。そんなわけでこの3曲。
2:かもめが翔んだ日
3:Mi Tierra Natal~私のふるさと~
4:唇よ、熱く君を語れ
2部は1部と違い、3曲歌い終わったら入れ替わりという形で次の方が出てくるのですが、次は太田裕美さんで、最後は岩崎宏美さんだったと思います。
5:木綿のハンカチーフ
6:桜月夜
7:さらばシベリア鉄道
8:ロマンス
9:太陽が笑ってる
10:聖母たちのララバイ
それぞれの曲順は合っていますが、万が一、太田裕美さんと岩崎宏美さんの登場順が逆だったら教えていただきたいです。
それでも一応、太田裕美さんが2番手だと思った根拠をあげておきますと…
太田裕美さんが、歌い終わってから「あれ?どっちだっけ」みたいな感じで、一瞬迷って戻っていったんですよね(その様子がまた、かわいかったです)
つまり、次の流れからいって「舞台からいったん引っ込んだ」ということは「裕美さんは最後ではない」と判断したわけです。
三人が歌い終わると内山さんがでてきて、先にいなくなっていた二人も呼び戻され「ひと言ずつコメントを」とまとめに入ってきました。
淋しいなと思っていたら、最後に三人で歌うことになったのがこの曲。
(曲名を教えていただき、ありがとうございました!)
11:LOVE
「L」「O」を岩崎宏美さん、
「V」「E」を真知子さん、
「LOVE」のところを太田裕美さんが歌い、
一文字ずつ「YMCA」みたいに両手で文字を示してくれたのですが、
1コーラス目では指揮の「嘆きのスキンヘッド」さんが、
2コーラス目では真知子さんがしてくれていました。
なんて贅沢な組み合わせ。
これで、アンコールがあればさらによかったのですが、緞帳が閉まると
「帰るまでがコンサートです」と言われてお開きとなりました。
――できたら、まだまだいたかった!!
終演時間も遅め(20時)であったこと、
平均年齢層が高めであること、
無料招待の高校生に対する配慮もあったのだろうと思います。
そう、高校生は無料だったんですよ、今回のコンサート!
わたしが高校生の頃にやっていたら、何を差し置いても行っただろうなあ。
★衣装
この章ではけっこう注目度の高い「衣装」について、まとめていきます。
こういう説明をするときに痛感しますが、ファッション関係苦手だから、と逃げてはいけませんね(疎いんですよ)
専門用語がわかれば、もう少し細かい説明ができるのですが。
★衣装①1着目
太田裕美さんが翌日(18日)に更新されたXをご覧になった方はご存じかと思いますが、あの三人並んで映っている衣装がスタート時のものです。
岩崎宏美さんは腕の透けたセクシーな金色のドレスで黒ベルト、三段で裾長のスカート。ゴージャスでしたね。親衛隊のみなさまも大喜びでしたでしょう。
真知子さんは上がケープのような紫色のドレスで、全体的にストンとしたスタイル。銀色のハイヒールに黒線が入っている。
太田裕美さんはデコルテのところがV字カットの白いドレスで、袖は肘ぐらいまでの長さ。ちょうど、下ろした腕が収まるような角の立ったスカート。白いチョーカー(?)と種類の違う白いネックレスふたつほど。
わたしも思わず言いましたが、太田裕美さんが出てきたとき、ちらほらと「かわいい」の声が聞こえていました。
いやほんと、年齢を感じさせないお姿で現れたときは感動しましたね。
2022年の東京国際フォーラムホールC「青空に誓って」で真知子さんを初めて観たときに受けた衝撃も、そうとうなものでしたが…
――すごい、真知子さんが、こんな至近距離で動いてる!!いま、直接歌を聴いてるんだ…!
その真知子さんの「青空に誓って」と同日に、太田裕美さんが出演されていた「徹子の部屋」コンサートをホールAでやっていたものですから、わたしは時間が重ならなければこっちも観たかった、と思いながら後ろ髪引かれつつ、あとにしました。
そういうことで、太田裕美さんが出てきたときはかなり嬉しかったですね。
しかも花嫁ではないけど、白いドレスでにこにこして歩いている。
あれを「かわいい」といわなくて、なんというのか。
真知子さんの2023年のフォーラムも花嫁衣装のようできれいだと思いましたけど、今回の裕美さんはまたかわいらしくて、ご覧になったみなさんは幸せだったのではないでしょうか。と、勝手に思っています。
★衣装②真知子さんの2着目
第1部トップバッターの岩崎宏美さんは、そのまま金色の衣装で歌に入りましたので、衣装替えは2部に入ってからだったかと思います。
太田裕美さんも第1部ではそのまま白いドレスでしたので、真っ先に衣装替えをしたのは我らが真知子さん。真知子さんは今回、一番多くお着替えしましたね。
真知子さんは第1部では最後でしたから、ここで2着目です。
CD「Amor Jazz3」をお持ちの方はご覧ください。あの衣装です。
黒いドレスの上に、両肩部分のあいた金ラメ入りのボレロなのかケープなのか、そういうお召し物でした。
★衣装③真知子さんの3着目
ほんとうは、それぞれ1着目、2着目とご紹介しようかと思ったのですが、それでは話を進めにくいと気づきました。ということで、ここでは第2部トップの真知子さんから。
休憩明けに真知子さんはまた衣装を変えてきまして。
――きっと、いろいろあったから、コシノ・ジュンコパワーをお借りしたかったのかな。
なんて思いながら観ていました。
あの、2022年45周年記念コンサート「青空に誓って」の衣装です。ファンクラブに入会済みの方なら2023年の年賀状、あるいはライブCD「花束をありがとう」を持っている方はこちらでも確認できます。
歌詞カードを見るなら、中央から右の衣装ですね。黒を基調とした和服のようなデザインで右手側が白、左手側が赤い袖の、ところどころにある黄色い模様がアクセントとなっている衣装です。
これでわからなければ、CD「花束をありがとう」のご購入をおすすめします。このコンサート、ほんとうに素晴らしかったですし、真知子さんのこれまでを振り返る、懐かしい写真などもたくさん散りばめられていますから。
ダウンロードでは、貴重なお写真は見られませんよ。
…と、思わぬところでコマーシャルめいたものをしてしまいました。
★衣装④太田裕美さんの2着目
そして、次が太田裕美さんですね。裕美さんの場合、どういう衣装でも「かわいいなあ」っていう印象が先にきますね。確か、三名の中では一番お姉さんなんですが。
第2部で出てきたときには赤い長袖の上に、透け感のある紫色の半袖トップス。首にも半袖トップスと同じ紫色のリボンを巻いていました。
スカートは膝下ぐらいの長さで、ちょっと光沢のある柄が入った、朱色のアコーディオン…というよりフレアスカートですかね。アコーディオンはヒダが細かいですもんね。
足元は赤いタイツに、ハイヒールも赤かな?と思ったら黒でした。まあ、
♪赤いハイヒール脱ぎ捨てて~(ステキのキセキ)
というわけで「赤いハイヒール」はありませんでしたからね。
★衣装⑤岩崎宏美さんの2着目、そして伝説へ(ドラクエか)
第2部を締める岩崎宏美さんの2着目は裾の長い白いドレスに、ロングストールというものでしょうか。肩から床につく長さで優雅でした。
ほんとうに、服飾関係の語彙がなくて申し訳ありません。調べながら「これでいいのか?」と思いつつ書いています。
実は岩崎宏美さんの衣装は、出番の関係だと思うのですが、この2着で終わりなんです。
その代わりここで、伝説の…いや、一部ではとても有名だという「岩崎宏美親衛隊」に度肝を抜かれたので、そちらの衣装(戦闘服?)も紹介しておきます。
わたしはけっこう早めに並んでいたので、前の席が埋まる前から座って眺めていました。
するとそのうち、ホール中央の最前列から3列目あたりまでのおじさまたちが席に着いたとたん、コートなどの上着を脱ぎ、ワイシャツの上からTシャツを羽織りだしたではありませんか。
なんだなんだ、と思ってよく見ると胸元に「I❤宏美」(横書きで2×2マスですね)の文字、背中には岩崎宏美さんの似顔絵プリントが。
――な、なんと…!!どこかに青いジャンパーやカラーシャツを着ている猛者はいないのか!?
思わず周囲を探してしまいましたが、さすがにこちらでは明らかに真知子ファンとわかる方やヒロミストの方々は見かけませんでした。わたしもシャツとか持ってたら着ていったのに…
――今は販売していないのでしょうか?というより、冬ならトレーナーがいいかも?
ヒロミストの方々にも、そういうウェアはあるのでしょうか?
ちなみに去年、八神さんのコンサートに行ったらファンの方々、ハッピを着てましたけど…
話を親衛隊の方々に戻すと、それだけでは終わりませんでした。頭には黄色のはちまき、右手に赤(ピンク?)のペンライト。完全装備です。親衛隊の方々には、また触れると思います。
★衣装⑥真知子さんの4着目と太田裕美さんの3着目
さて、岩崎宏美さんが歌い終わると、またみなさんが集まったわけですが、ここでまた真知子さんと裕美さんの衣装替えが。
そうですね、こちらはアロージャズメンバーの方や太田裕美さんがTwitter(X)に掲載した画像を見るとわかります。みなさんで記念撮影をした際の衣装ですね。
真知子さんはピアノの鍵盤に見えるような白地の服に黒いジャケット、黒パンツ。太田裕美さんは首元がギャザーになっている、フワッとした白いトップス。
ギャザーの間の丸い飾り(ほんとうに表現が乏しくてすみません)と、長いスカートのマゼンタっぽい明るい紫色を合わせているところがまた、かわいいですね。
さて、それでは次はMCなどを…と思ったのですが、けっこう長くなってしまったのでこのあたりで一旦区切ることにします。