見出し画像

★動画チャンネル向けシナリオ講座【2】

前回、NGワードの話題を書いたからというわけではありませんが、たまたま
「NGワードの縛りが多すぎる。これ以上単価が上がらないなら、継続しないかもしれない」
というようなことを言っていたライターの人がいました。

個人的には、
――NGワードぐらいで音を上げるようじゃ、どこで書いても通用しないのでは?
と思いますが、このごろの人には厳しいんですかね。こういう考え方って。

でも、プロの方は努力を積み重ねた結果、今の位置にいらっしゃるわけで。
「○○や××が使えないなら書けません!」
なんて言ったら、それこそ、
「自分はこれ以上、成長するつもりはありません!」
と公言しているようなものだと思うんですけどね。みずから可能性を狭めているというか。

さて、NGワードの話題はこのへんにして、今回は「ナレーション」について書きます。ナレーションにはいろいろと落とし穴が多いので、添削時には気をつけて見るようにしています。

動画シナリオの中でも「スカッと」「感動もの」などに多い、体験談タイプのナレーションに絞って解説します。

予想以上にメインのボリュームが多くなってしまったので見送りますが、今後は文章やシナリオを書く際に役立つ、予備知識の説明もできればと思っています。まだ形は定まっていませんが、メイン+おまけというように、コンテンツを充実させていく予定です。


「ナレーション」って?

動画チャンネルのシナリオにおける「ナレーション」とは、簡単にいえば、セリフ以外の説明部分です。チャンネルによって「状況説明」「地の文」などといわれます。

動画シナリオの構成例(セリフA+セリフB+ナレーション)

シナリオを書き慣れていない人に多いのが、セリフばかりを延々と続けることです。放っておくと、10個ぐらいセリフが続いています。セリフばかり続ける人の多くは説明が上手ではないため、シナリオを読んでいても次のことがハッキリしません。

ここから先は

3,663字 / 4画像

¥ 100

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?