【デュエプレ】タイムスリップ杯構築調整雑記【最終29/87位】
1.はじめに
本記事は2024/06/22(土)に開催されたカジュアル大会「タイムスリップ杯」における構築調整の雑記です。
最終的に4-3でそれほど結果は振るいませんでしたが、ある程度納得性のある環境考察ができたと思うので、せっかくの機会なので執筆いたします。
また、僕の大会の様子は下記のYoutube配信のアーカイブから確認できます。お時間があればぜひ。
2.タイムスリップ杯ルール
《大会概要》
《特殊ルール》
3.使用デッキ:トリーヴァシャンメリー
構築意図
まず、本大会環境での勝負を決めるターンは「6コスト帯のカード」だと予想していました。
例として《龍覇 M・A・S》による《龍波動空母 エビデゴラス》によるリソースゲームの一方的な崩壊や、《龍覇 グレンモルト》による《熱血星龍 ガイギンガ》の龍解、《ガチンコ・ジョーカー》による永続的なコントロールをする【ボルコン】等ですね。
しかし、1弾環境のカードプールだと自然文明のカードを採用しての2→4→6の動きは難しく、6コスのカードを最短で出すためにはスイスドローの7試合の中で細い線を通し続けなければいけません。
それは現実的ではないだろうってところで僕が目を付けたのは5コス帯の強力カード達です。
5コス帯のカードは2→4→5もしくは3→5の動きで最速着地を狙うことができるため、初動の《フェアリー・ライフ》を引けなかったとしても《青銅の鎧》も初動として扱えるためかなり安定するかつ、《アクア・ハルカス》と《光燐の精霊 ピカリエ》の存在により、2種の初動カードすら引けなかったとしてもリソースゲーム面で有利に進めることができます。
そのため今回は、《預言者ヨーデル・ワイス》及び《超次元シャイニー・ホール》及び2種の特典カードを切り札として、それらをサポートするカードで構築を固めました。
超次元による構築バレを補う強さ
5コスで出る《時空の雷龍チャクラ》及び《豪遊!セイント・シャン・メリー》は1弾環境にとってはオーバーパワー過ぎるかなりの押し付け性能を持っています。
例えばチャクラは、相手が返しのターンで6マナ未満の状況だった場合、受枠として採用が多いであろう《デーモン・ハンド》や《ナチュラル・トラップ》、《アクア・サーファー》による除去ができず、そのままチャクラ覚醒からのチャクラゲーを、相手は分かっていても対応ができない状況になってしまいます。
1弾環境には《地獄の門番 デスモーリー》や《デス・スモーク》、《死の宣告》等の4コス除去も存在していますが、チャクラ等の一部のデッキをメタるための汎用性の低いコントロール呪文を採用するのはかなりリスキーです。
《地獄の門番 デスモーリー》はチャクラのメタになる汎用寄りのカードですが、隣に《青銅の鎧》が立っている場合はケアができています。
緑を採用している場合は6コスの受け呪文による除去が一応可能ではありますが、こちらはピカリエやアクア・ハルカスによるアド稼ぎが可能なので、相手としてはリソースがジリ貧となり厳しい戦いとなってしまいます。
そのため、本デッキの基本戦術としては、
最速チャクラorシャンメリーP’S覚醒リンクを狙うことで、相手が対応すらできない内に押し付けゲーを展開する
というものになります。
超次元によって構築がバレているという弱みはありますが、最速展開の場合そもそも相手は対応できないので、情報のディスアドを補う強みがある構築だと思います。
4.他の採用デッキ候補
トリーヴァMAS
構築意図:MASとチャクラによる対応の難しい押し付け性能でそのまま勝つ
握らなかった理由:MASの最速着地が2→4→6ルートなので初動にライフと青銅の鎧をうまく引かなければならず、安定感が低いと感じたため
シータモルト
構築意図:制限カードであるグレンモルトのカードパワーで2→4→6最速ルートを狙いつつ、ガイギンガの押し付け性能で勝つ
握らなかった理由:未来枠のカードがモルトのみで、モルトを引けるかどうかに全てがかかっているのと、やはり2→4→6ルートの不安定さから
準赤単速攻
構築意図:《爆神装甲 ヴァルブレア》による1弾環境からするとオーバースペックのカードパワーで速攻&盤面制圧を仕掛け、相手の盾を割り切った後は盾からホーリーの43%で勝てる構築
握らなかった理由:ヴァルボーグを生成したくなかったので
リースチャクラ入りボルコン
構築意図:メガマグマによる1弾環境ではオーバースペックの全体除去と押し付け性能の強いチャクラ、1弾の覇者ボルメテによるコントロールをするデッキ
握らなかった理由:赤のトリガーが弱すぎる
緑単イメン
構築意図:パゴス龍解を狙う場合はニルトを活用したマナリソースによる押し付けを、狙わない場合はイメン+ニルトによる殴り性能の高さで押し切る
握らなかった理由:受けがマドウスクラムとナチュトラだけで不安、あとこれ本当に強いのか分からない、あとイメン2枚生成が嫌
5.結果
4-3の一応は勝ち越しで終わりました。
基本的に勝った試合は、目論見通りチャクラ&シャンメリーによる押し付けが通った試合で、逆に負けた試合は上手くシャニホやヨーデルを引けなかったりでもたついてる間に相手の動きを通されて負けるということが多かったです。
MRCが最大母数かつ優勝というのは自分の頭には全くなかったので素直に脱帽です。確かに《超次元ライデン・ホール》によって1弾の小型をサイキックに変換しつつデモハンとナチュトラしか有効な受け札の無いMRCで過剰打点を用意しつつフィニッシュするのは強そうです。
6.誤算
チャクラの誤算
「押し付け性能が高いため、超次元バレは気にならない」という想定をしていたんですが、超次元にチャクラが見えてると相手は《青銅の鎧》とかで1点殴ってくるんですよね。そりゃそうだ。
なので、後攻を引いた試合では押し付けムーブをする前に対策され、未来枠である《超次元シャイニー・ホール》が無力化されてしまうという問題がありました。
カードプールの誤算
初動が《フェアリー・ライフ》と《青銅の鎧》しかないので、2→4→6は不安定という話をしたんですが、1弾環境には《シビレアシダケ》がいました。無意識にこいつを採用候補から外していました。なんで?
また、《シビレアシダケ》で減った手札を補充しつつ、《龍波動空母 エビデゴラス》の龍解も狙える《超電磁コスモ・セブΛ》も採用候補から外していました。なんで?水文明のSRを見たときに真っ先に目に入るはずなのに...…
ということで、この2種を採用した【青緑MAS】にボコボコにされ、対面していても非常に良いデッキだと思ったので、もし次回があるのであればこのデッキをパクります。恥も外聞もありません。
7.最後に
という訳でタイムスリップ杯の環境考察&構築調整の雑記でした。
このような環境考察をしてデッキを組むというのは個人的にめちゃくちゃ好きで、まぁ26弾環境についてもそういうのをやってたりとかはするんですが、今の26弾環境はあまり変動が無いのでそのマンネリを打破できる今回のような大会の機会はすごくありがたいものでした。
主催のオウドゥンヌさん(@Oudontype2)と配信枠で大会を盛り上げてくださったあまでうすさん(@Amadeus_Maffe)。この場を借りて、このようなとても面白い大会を開催してくださったことを深く感謝いたします。本当にありがとうございました!
また、僕と対戦していただいた方々や配信枠に来てくださった皆様、本当にありがとうございました!
また、このような特殊ルール大会等の機会があればまたお会いしましょう。
それでは、さようなら。
おまけ(この記事を出した後にしたツイート)
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