【デュエプレ】エンヘブナーフ前第26弾環境 公認大会最高17位「5cMAS」の構築&プレイング解説記事
1.はじめに
みなさんこんにちは、
ミラミラと申します。
今回は以前、下記の動画で紹介した「5cMAS」をさらに現環境の大会シーン向けにチューニングした構築を紹介します。
【座学】【デュエプレ】ランクマでは勝てない「仮想敵想定型5cMAS」の解説風動画【天魔命導】
正直、このデッキのポテンシャルは17位で終わって良いものではなく、【トリガーロージア】ナーフ前第26弾環境では優勝すら狙えるものだと思っていたので、結果を出せず悔しい限りです。
2. デッキリストと大まかな解説
2.1 デッキリスト
「5cなのにミラクル1積み?」と思われた方が大半だと思いますが、これにはきちんとした意図があります。
まず、26弾ND環境での5cってめちゃくちゃしんどいです。《反撃のサイレント・スパーク》や《ボルメテウス・ホワイト・フレア》、《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》等の優秀な色を持つ多色カードが軒並みND落ちしているため、マナに5色揃えることすら苦労します。
この問題を克服するために、第25弾環境では《ブレイン・ストーム》採用型の5cMASというデッキタイプが出現し、デュエプレGP2024でも存在感を放っていました。実際、今回紹介するデッキもそのブレスト型5cMASを基盤にしています。
2.2《フェアリー・ミラクル》の消極的採用について
ミラクルは元々2積みでしたが1枚に減らしました。正直不採用にしてジャスミンで良いとさえ思っています。ただ、2tブレスト→3tミラクルという2→3→6の動きを一応狙えるため上振れ要素として残しているだけです。
ミラクルを評価していない理由についてですが、26弾環境は25弾環境とは異なり【バイク】系統が下バイク8枚体制によって安定化したこと、【黒単デュエにゃん】のような5マナ帯から決定打を打ってくるデッキが出現したことがあります。
特に後攻において顕著なのですが、2ターン目の動きの重要性というものが上がっており、従来のブレスト型5cMASでの2tブレスト→3tミラクルという動きに初動を集約してしまうのは大変危険です。
そのため、今回の構築では殴られた時でもトリガーによるブースト札となる《フェアリー・ライフ》と《フェアリー・シャワー》をフル投入し、トリガーを持っていない《ブレイン・ストーム》と《フェアリー・ミラクル》は痕跡器官として残っているだけにしています。
そもそも、最速MASの着地は2→4→6で十分なので、そちらの安定感を重視しているというのもコンセプトの1つです。
3.採用カード
3.1《ブレイン・ストーム》
2積み。
第25弾環境での【5cMAS】の立役者。トップを操作してブースト時にマナ5色を揃えやすくできることと、優秀なドローカードが少ないND環境においてはQED+龍解のためのキーカードでもあります。ブレストを全て抜いた構築はQED+の龍解がかなり狙いにくくなってしまうため、0積みにしてしまうのは選択肢として無い寄りだと感じます。
3.2《フェアリー・ライフ》
4積み。
初動兼刻んで殴って来るデッキへのカウンターブースト札の側面もあります。1枚とはいえ山を掘れるのもHDMの条件達成に寄与できるので偉い。
3.3《プロテクション・サークル》
2積み。
手札にライフがない時の最悪最低限の初動。初動で仕込む場合は受けトリガーではなく、手札にダブついている《フェアリー・シャワー》や大量ドローも選べる《龍脈術 水霊の計》がおすすめ。
相手からすると仕込んだ盾は受けトリガーに見えるというのがあり、序盤の1点刻みで受けトリガーを消費させたいという気持ちがあります。自分の動きの繋ぎとなるトリガー呪文をあえて盾に仕込むというブラフプレイですね。大会シーンでは強者が多いので、このブラフは結構刺さりやすいです。
また、終盤には1ドローでQED+龍解のサポートもしてくれます。
3.4《フェアリー・ミラクル》
1積み。元々は2積みだったけど枠の関係上1積みに。
ブレスト→ミラクルでそのままMASに繋がる優秀なカードなんですが、今の環境でその動きは先攻でしか強くないので、後攻をとったパターンを重視するためにトリガー付きのライフやシャワーを優先しています。
山札を2枚掘れるのもHDMの条件達成のために便利なんですけどね……
3.5《ドンドン吸い込むナウ》
1積み。本当は2枚、いや、4枚入れたい。でも枠の関係上1積みに……そんな採用ばっかだなこの構築。
受けとしてやキーカードを引き込むカードとしてめちゃくちゃ優秀なんですが、2→4→6MASには繋がらないため優先度を落として最終的には1積みに。マジでめちゃくちゃ優秀なカードなんですけどね……
3.6《フェアリー・シャワー》
4投。
メインプランの2→4→6MASに繋がる上、トリガーで発動しても強い。先述のプロテクションサークルのブラフプレイにも利用できます。また、ドン吸いと違って相手にカードを公開しないのも強い。1,2積みが多いこのデッキは「相手にカードを公開しない」という情報アドバンテージがとても大きく、意表をつくダクマやメガマグマ等が相手の想定を超えることが多々あり、活躍してくれます。
3.7《音感の精霊龍 エメラルーダ》
2投。一昔前なら1枚はホワグリだった。
ビートデッキに対するトリガー埋めや、HDMで突っ込む場合にオラジュ埋めなどで保険を確保して殴る場合に使います。5マナ帯という中盤で出す関係上、こっちはあまりブラフプレイには使いません。
また、プロテクションサークルで埋めた水霊の計を始めとするトリガーを起動する役割も。
3.8 《スーパー・エターナル・スパーク》
1積み。カード指定除去のメタカード。
【天門】や【トリガーロージア】、【白単サザン】のドラグハート等に対して使います。【黒単デュエにゃん】に対してはゴートゥーヘルに当てたり。
本当は《邪帝の呪法》の方を採用したいんですが、色の関係上こっちに。いや、でも色が偏る点を考慮してもそっちの方が良かったかも。
3.9《埋没のカルマ オリーブオイル》
1積み。自身の山札回復&【黒単デュエにゃん】等に対する墓地リセット用。
1積みで大丈夫か?と思われるかもですが、【5cMAS】は軌道に乗ると山札を引き切る勢いで掘れるので大丈夫です。まぁ盾落ちは怖いですが、そもそもLO勝ちは【5cMAS】のメインプランではないので大丈夫です。
他の採用候補として《龍素記号 Xf クローチェ・フオーコ》がありますが、あっちは両者の山を回復してしまうためMAS後のメインプランであるHDMの条件が遠のいてしまいます。そのためこっちの採用です。
3.10《龍覇 M・A・S》
このデッキのメインプラン。もちろん4投。
基本的にはエビデゴラスを設置します。また、エビデゴラスを2枚設置した後はエビデンス装備でQED+龍解が狙えるので覚えておきましょう。
6コス以下バウンス効果も大会シーンにいがちな【白単サザン】に対してコッコルア等の軽減クリーチャー盤面から退場させられるため非常に強力です。
3.11《悪魔龍ダークマスターズ》
1投。2投でも良い。
ハンデスによるコントロールをするための採用。ただ、盤面には触れず、使う相手は限られている側面が一応あるので1投にしてます。パワカなので環境に合わせて2,3投にしても全然良い。むしろありがとうまである。
3.12《龍脈術 水霊の計》
2投。カード指定除去兼3ドロー用。
基本的には【緑単サソリス】がパゴスを設置した返しにパゴスに向けて撃ちます。今のサソリスは6マナまでゆっくり目に動いて来るというのがあり、8コスという重さですが、こちらがきちんと2→4→6→7→8で動けていれば途中のMASによるバウンスもあり全然間に合いますし、プロテクションサークルで仕込んでエメラルーダで起動するのも良いかもしれません。
トリガーで捲れた場合は【黒単デュエにゃん】や【赤青バイク】への対応札にもなります。
3ドローはQED+龍解のトリガーにもなりますが、ただエビデンス設置後にこれを撃ってQED+龍解を狙うシーンって、こっちがLOギリギリまで山を掘ってることが殆どなので、オリーブオイル等によるLOケアと合わせて使いたいところ。
3.13 《メガ・マグマ・ドラゴン》
2投。並べて来るデッキへの回答札。【5cMAS】って速攻系ビートに弱い性質があるので、ダクマよりもこっちを優先して2投にしてます。
先ほども書きましたが、このデッキって5c特有の1,2積みをたくさんしているデッキなので、メガマグマを出すシーンって相手の意表を突いて叩きつけるシーンが殆どです。それってちょ~気持ちよくなくなくない!?(真久間メガ)。
【緑単サソリス】や【白単サザン】、後一応【黒単デュエにゃん】に刺さる場面が多いので、初手で引いた場合もマナには埋めずできる限りキープしておきましょう。
えっ、ガン不利のバイク系に対しては抗い札になっていない?
3.14《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》
2積み。【黒単デュエにゃん】や【白単サザン】の龍解に対する置きメタとしての抗い札。後は汎用的な受け札として。
【黒単デュエにゃん】は全ハンデスするためには基本的には殴らないといけないので、それまでに全色5マナ揃っててかつ、こいつを抱えていれば非常に有利に進められます。タイガニトロのみによる1枚残し溜めや(溜めプランの凶悪さじゃないだろ)、タイガマイトによるチマチマハンデスをしてきた場合には手札がある程度残りやすいので、その場合はMAS及びエビデゴラスを出して相手のハンデスをケアしていきましょう。
3.15《支配のオラクルジュエル》
4投。色基盤兼受けトリガー。
採用理由は上記だけですが、一応手打ちからの全タップトンカチをすることもあります。ゲーム終盤のプロテクションサークルやエメラルーダで仕込みたいカードランキング第1位。
3.16《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》
3投。【トリガーロージア】に対する明確な回答札。3投なのは今のNDはマナ回収手段が乏しいため、1,2枚マナ落ちしてもいいようにの3投です。
基本的には山13枚以下条件を満たしたHDMを出して盤面制圧をした後に投げつけます。
そのため、【天門】や【白単サザン】、【緑単サソリス】においては逆転を許さず詰めることが可能です。【黒単デュエにゃん】に対してはシバカゲやゲンセが落ちることもありますが、まぁここまで行くと流石に有利。
3.17《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》
4投。【5cMAS】のエース。こいつが自己軽減と全体除去と打点という役割を圧縮したパワーカードだからこそ【5cMAS】というデッキが成り立っています。
ドラグハートが龍解した盤石の布陣の【白単サザン】や【天門】でさえこれ1枚で返すことが可能。
【緑単サソリス】に対しては、もし水霊の計でパゴスを除去できなかった場合でも、こいつを投げつけて盤面支配をすれば相手は手札が細くリソースが少ないがちなので、プロテクションサークルやルーダで受けトリガーを仕込むなどのプレイと合わせておけばまず負けません。
他ののミッドレンジ〜コントロールデッキに対してもエビデゴラスのドローとHDMによる制圧でリソース勝負にかなり有利に立つことができます。
3.18 超次元ゾーン
水文明以外はブラフです。少し5cデッドマンに寄せて《龍覇 ザ・デッドマン》や《恐・龍覇 サソリスレイジ》入りを匂わせてもよいかもしれません。
4. 意識するべきプレイング
4.1 1,2積みのカードはマナに置かない
このデッキは1積みのカードが多い故に
「対面に刺さらないカードや4積みのカードを中心にマナ起きを行い、対面に刺さる1,2枚採用カードは手札にキープしておく」
というプレイが基本です。今回の構築ではマナ回収の手段がないので、対面に刺さるカードをマナに置いちゃって結果的に不利になってしまうということがないよう気をつけましょう。
4.2 ブレストを使ったマナブースト
第25弾環境の【5cMAS】では2ターン目にブレストを撃ち、3ターン目にミラクルを撃って確定2ブーストをするという動きが基本でしたが、この構築でもその意志を勝手に受け継いでいます。
デブラカウンターのギミックがある以上、ライフやシャワーによる1枚ブーストの場面においても山上操作によって5色開放するのはとても重要です。頑張って意識しましょう。
4.3 プロテクションサークルは受けを仕込むだけではない
初動が引けず、プロテクションサークルによる盾追加+1ドローを初動にせざるを得ない試合というのもちょくちょく発生します。
その場合、単に受けトリガーを仕込むのではなく、手札でダブっているシャワーや3ドローを選べる水霊の計を埋めるという選択肢も非常に重要です。
相手からすると仕込んだ盾は受けトリガーであると中心に考え、これを放置すると終盤の勝負を決めるターンに1ターン稼がれてしまうため、序盤の小型を並べるタイミングで1点だけ刻むというプレイが視野に入ってきます。その裏をかくシャワー盾埋めであったり、さらにその裏をかく相手の追加盾放置……のさらにその裏をかく実は受けトリガーでした〜!の読み合いが発生するのは【5cMAS】特有の現象だと思います。(カブトVSダークカブトを思い出しますね)
これは日頃のランクマシーンでは鍛えにくい筋肉なので、初見殺し性能も相まって【5cMAS】を使う上でも対面する上でも意識するべき考え方です。
4.4 オリーブオイルの墓地リセットは慎重に
このデッキにおけるオリーブオイルは、自身のLOをケアしたり相手の墓地メタをしたりなどの非常に優秀なカードですが、どちらの場合においてもHDMの山13枚以下条件が遠のいてしまうというデメリットも持ち合わせています。
オリーブオイルを出すときは、今この状況で本当に出しても大丈夫なのかをきちんと考えて出してみてください。
5. 入れ替え候補のカードたち
5.1《霞み妖精ジャスミン》
入れ替え候補:《フェアリー・ミラクル》
入れ替え理由:2→4→6MASの安定化のため
備考:ミラクルと全て入れ替えると、ブレストからの2ブーストを狙う動きが無くなってしまい、5色そろえる強みがデブラだけになってしまいます。まぁそれでも2→4→6の安定化はそれ以上のメリットがあるという見方もできますが。
5.2《週末の時計 ザ・クロック》
入れ替え候補:《ドンドン吸い込むナウ》や《龍脈術 水霊の計》等の水系のトリガー
入れ替え理由:ビート系デッキに対する耐久のため
備考:【5cMAS】って【青緑MAS】が基盤にあるので、元々青と緑のカードって多くなりがちなんですよね。そのため、水枠のトリガーを多く入れると色バランスが崩れてしまうという問題があります。
5.3《霊騎幻獣ウルコス》
入れ替え候補:《フェアリー・ミラクル》、《フェアリーシャワー》、《プロテクション・サークル》等初動帯のカード
入れ替え理由:色が優秀なのと2コスブーストが引けない際の初動になるため
備考:3t初動になると言っても3→5で強い動きがあまり無いのと、MASを引くことが重要なので今回はシャワーを採用
5.4《翔天と天恵の声援》
入れ替え候補:低コス帯のカード
入れ替え理由:ライフシャワー声援のトリガーブースト12枚体制にするとある程度ビート対策ができる構築になります。しかし、今回はバイク等の速攻ビート系は諦め寄りなので不採用。
5.5《電脳決壊の魔女 アリス》
入れ替え候補:同コスト帯のカード
入れ替え理由:QED+龍解を狙いつつ、ブレストとは異なりトップ固定のみに限定しないカードであるため
備考:青なので色バランスが難しくなるのと、4→6で繋がらないカードなので不採用。ウルコス採用型なら3→5→6MASの安定性も高めつつQED+龍解にも寄与できるので、もう少し環境が後ろに寄ったら採用したい
5.6《サイバー・ブック》
トリガーが付いてること以外はほぼアリスと同じなので省略。
5.7《邪帝の呪法》
入れ替え候補:《スーパー・エターナル・スパーク》
入れ替え理由:5コスドラグハートだけでなく、デュエにゃんやバイクにも刺さる
備考:緑なので色バランスが難しい、しかし色バランスを崩してでも入れる価値のあるカードだとは感じる
5.8《飛散する斧 プロメテウス》
入れ替え候補:ボルサファの3枚目やエメラルーダやメガマグマの2枚目など
入れ替え理由:マナ回収
備考:マクノカがND落ちしたのでまともなマナ回収がこれくらいしかない。入れるべきか入れないべきかずっと迷ってるカード。最終的には2→4→6の動きに寄与しないことや、情報アドの観点からもこいつを2投くらいするよりサファイアの3枚目を入れてデッキ枠を圧縮した方が良いよねってなりました。
5.9《無敵剣 カツキングMAX》
入れ替え候補:同コスト帯のカード
入れ替え理由等:プロメテウスとほぼ同じなので省略
5.10《DNA・スパーク》、《閃光の守護者ホーリー》
入れ替え候補:受け系トリガー
入れ替え理由:除去はないもののそれぞれにメリットがあるため。ホントは2枚くらい入れたい。
5.11《龍素記号Sr スペルサイクリカ》
入れ替え候補:同コスト帯のカード
入れ替え理由:初動で撃ったブレストやプロテクションサークルの再利用、シャワーの再利用等。特にブレスト再利用はQED+龍解のしやすさがダンチガイ・ファンキガイになるので本当は2枚くらい入れたい
5.12《究極ゲート》
入れ替え候補:《龍脈術 水霊の計》
入れ替え理由:盾送り除去が強すぎるため
備考:クリーチャーしか除去できないので仮想敵のボアロパゴスには無力ということで今回は不採用
5.13 その他大型フィニッシャー
入れ替え候補:《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》
入れ替え理由:それぞれにそれぞれの強みがあるため
備考:僕個人としては、デッキパワー的には「覇」2枚、ドラゴ大王1枚が一番良いと感じていて元々はそのような構築にしていたんですが、メタルアベンジャー本人にこのままで良いか尋ねたところ「最大母数の【緑単サソリス】はデッキ単位で有利じゃし、大会シーンでマッチングしやすい微不利寄りの【トリガーロージア】に刺さる構築へ振り切った方が良いわい」とのことだったので、今回はボルサファ3投構築にしています。
実際、大会では【トリガーロージア】や【白単サザン】、【天門】相手に逆転を許さない締め札として活躍してくれたので目論見は成功したと言えます。
6.主要デッキへの対面相性(筆者主観)
6.1 有利
ミッドレンジ〜コントロール寄りのデッキ。エビデゴラスとHDM叩きつけによるリソース差で圧殺できる
緑単サソリス(プレイングや初見殺し性能含む)
白単サザン
天門
トリガーロージア
黒単ヘルボロフ
等
6.2 微不利〜五分
こちらはMASを出してから本領を発揮するデッキなので、同コスト帯でメインの動きを始めるデッキやトップ1枚からリーサルを狙えるようなデッキ
黒単デュエにゃん
モルネク
モルキン
等
6.3 不利
MASを出す以前に盾を割り切ってくるようなデッキ
バイク系全般
前寄せの緑単サソリス(ナムアウェイキとかイダとか入ってる型)
赤単ガトリングなどの速攻系
等
7. 終わりに
という訳で【5cMAS】の構築&プレイング記事でした。
僕自身こういう構築記事を書いてみたかったというのがあったので今回書くことができて嬉しかったです。ただ、最大の結果としては公認17位ともう少し頑張りたかった気持ちがあります。
そもそもなぜこんなバイク不利なデッキを公認で握っているかなんですが、【赤青バイク】を始めとするバイク系のデッキって毎試合先2トップギアからの最速バイクができるのであれば最強ですが、実際にはそうではありません。そのため、大会シーンでは素のデッキパワーが上の【緑単サソリス】や【黒単デュエにゃん】にどこかしらで狩られてしまい、上位入賞率としては伸び悩んでいる側面があると思っています。そのため、「大会シーンでは【赤青バイク】はランクマに比べて少ない」という理論の下握っているデッキになります。
実際、今までの大会シーンでマッチングした相手で【赤青バイク】を握っている人は飛びぬけて多いということはなく、どちらかというと【緑単サソリス】や【黒単デュエにゃん】の他には初動が安定しがちな【白単サザン】、今の環境が最終的にはビートに寄っているためか【天門】の方が多かったです。
「じゃあ、そんな隠された強い構築は秘匿したまま今後も潜ったら良くない?」と思われた方もいるかもですが、この記事を書き始めたきっかけがあり、それは下記になります。
この能力調整自体は【トリガーロージア】の弱体化で【5cMAS】は無傷なんですが、これによって何が起こるかというと今まで【トリガーロージア】のせいで息を潜めていた【赤青バイク】を始めとする速攻系デッキがおそらく活性化してしまうんですよね。
その余波はランクマだけでなく公認大会にも波及すると個人的には考えていて、すなわち【5cMAS】が苦手とする速攻デッキの母数が増えてしまうことになります。
よってエンヘブナーフ後はもうこの構築は握れないかもなぁ...…ということで今回記事を書いてみました。もしかすると公認でもバイク系はほとんど増えず、比較的通りの良い大会環境になる可能性も有りますが、1戦でもバイクと当たったらお陀仏なので確実に今よりは握りにくくなるはずです。
この記事を読んでくれた人の中で、【トリガーロージア】の大規模なお葬式の裏で誰にも看取られずひっそりと息を引き取っている【5cMAS】のことを、せめて誰か一人でも気にかけてくれて、献花の1つでもしていただければ幸いです。
それでは、今回の記事は以上となります。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
お相手はミラミラでした。ばいばーい。
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