【体のこと】爪が割れる
年々、足の爪が割れやすくなっています。
やっと元に戻ったと思ったら
別の指の爪が割れる。
若い頃にはなかったことです。
少し弱った爪を見て
祖母の足の爪を思い出しました。
孫の自分とは違う、
長年付き合ってきたことを感じる色、形。
自分の体のひとつひとつが
親、親の親から受け継がれてきたことを
実感し出すのは
成長期ではなく壮年期、
老いていくタイミングなのかもしれません。
老いる箇所ほど、親や
祖父祖母、親族を見出せるのです。
老いることはごく自然で、
のぼった太陽が沈むだけのこと。
上に投げたボールは
重力で下に落ちてくる。
上り坂の帰りは下り坂。
時間が経つとあらゆるものが
沈んだり、落ちたり、下ったりする。
肉体もしかり。
これらのことがごく自然なことである、
反発することは狂気のように見えると
TOKYO NO.1 SOULSETの
「黄昏'95〜太陽の季節」の歌詞が
示唆しています。
老いることについて書いた本や映画、美術、歌に
触れておくことで
「舞い落ちる」という老い方が
できるかもしれません。
さらに華麗に"加齢"している人と出会い、
話すことで、自身に加齢がはじまった時、
むしろ「お、きたきた!」とすら思えることでしょう。
ラジオの現場では
華麗な加齢をしている
(決して"若作り"という意味ではなく)人と
頻繁に会うことができます。
その華麗さが電波にのるようにセットする、
それが放送作家の仕事のひとつです。
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「ミラッキの帰り道ラジオ」
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