genEric genEsis
ヒャダインさんとのトークイベントを終え
帰宅しました。
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2023年2月にイベント第1回を開催し、
今回で9回目。そして3年目に突入でした。
放送作家という仕事は
オファー、オーダーを受けて
モノを作る仕事。
基本的に受け身の仕事です。
「やりたいこと」が明確にある人は
脚本家、小説家、プランナーになるのでは、
と思います。
放送作家は
「こういう番組作りたいんだけど
材料持ってない?
具現化できる技術持ってない?」
というオファーがあって
「自分はこれができます」
「たとえばこういうもの、いかがですか?」
と提示して、OKが出たら作る。
作ったものが相応しくなければ
使われないし、
結果が出なければ次はない。
その逆をいけたなら
次の仕事のオファーがくる。
そういう職業です。
その点、genEric genEsisは
自分たちではじめたこと。
3ヶ月に一度必ずイベントをやる。
そんなユニットが3年目に入る。
活動1年半のタイミングで
特別番組がギャラクシー賞の奨励賞をとる。
今までの人生にないことが起きています。
若い頃、バンドをやっている時期がありましたが
ここまで定期的でなく、計画性もありませんでした。
40代に入ってから
助けを得ながらやっとできるようになりました。
「先々、こんなことが起きたら面白い」
「それは決して、非現実的ではない」
そんなことを胸に抱きながら
バカ笑いしながら3年目に突入しました。
何もやっていなかった10代
何の感触も得られなかった20代
とにかく忙しかった30代を経て
楽しく、かつ「楽しいだけではない」ことに
取り組めることは、意外でした。
年齢ではなく、状況と環境によるところが大きい。
まわりの状況と環境、
そして自分自身の状況と環境、
主に体調によるところが大きいことに気づきました。
それぞれ仕事がある中で
「レンタルルームにとじこもり
オリコンを読み込む5時間」を
2回に渡って開催。
つまり、準備に10時間かけて
2時間のトークライブに臨む。
20代の時にできたか。
できそうでできなかったと思います。
この発想に至らなかった。
30代の時にできたか。
お互いに忙しく、3ヶ月に一度のイベント、
さらにそのための打ち合わせなど
時間がとれなかった。
そう考えると、40代でのスタートは必然で
自然のようにも思えるのです。
きっと50代には50代なりの、
60代には60代なりのスタートが
あるのだと思います。
きちんと体力を温存して
それぞれの年代の
それなりのスタートを切りたいと思う、
そんな夜でした。
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