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「面接官はあなたのことを全く知らない」言葉選びの落とし穴
未来活性の前田です。
面接では、当たり前ですが 「面接官はあなたのことを全く知らない人」 です。
これは当然のことのようでいて、意外と意識できていない人が多いんですよね。
例えば、「自分ではしっかり説明したつもり」なのに、面接官に意図が伝わっていなかったり、逆に「この人、結局どんな仕事がしたいの?」と思われてしまったり…。
特に、面接でやりがちなのが 「あいまいな表現を使ってしまうこと」 です。
今回は、「伝わらない経歴説明や自己PR」の典型例と、その改善方法をお伝えします。
よくあるNGフレーズ
例えば、こんなフレーズを言ってしまったことはありませんか?
❌ NG例:
「開発もインフラも幅広く経験してきたので、どんな業務にも対応できます」
ぱっと聞いた感じ、問題はなさそうですよね。むしろ、柔軟性があるように聞こえます。
でも、面接官からすると「結局、何が得意なのか?」が分からないんです。
👀 面接官の心の声:
「開発もインフラも」って具体的に何をやっていたの?
「幅広く」ってどの範囲?どの技術をどれくらい経験したの?
どの業務にも対応できるって、本当に?
つまり、聞こえはいいけれど、内容がぼやけてしまっているんです。
どう改善すればいい?
では、どう言い換えればいいでしょうか?
⭕ OK例:
「Javaを使ったWebアプリ開発を3年間経験しました。主にSpring Bootを用いたバックエンド開発を担当し、APIの実装やデータベース設計を行いました。直近ではパフォーマンス改善にも取り組み、SQLのチューニングを行い、レスポンス速度を20%向上させた経験があります。」
✅ ポイント:
「Javaを使ったWebアプリ開発を3年間経験」と 経験年数を明示
「Spring Bootを用いたバックエンド開発」と 具体的な技術を示す
「APIの実装やデータベース設計を担当」と 業務範囲を明確化
「SQLのチューニングでレスポンス速度を20%向上」と 成果を具体化
こうすることで、「今できること」と「どんな実績があるのか」が明確になります。
もう一つのNG例
❌ NG例:
「サーバー構築の経験があります。安定したシステム運用を心がけてきました。」
これも、一見問題がなさそうに見えますが、具体性が不足しています。
👀 面接官の心の声:
「サーバー構築」ってどんな環境?オンプレ?クラウド?
「安定したシステム運用」って具体的に何をしていたの?
どんな規模のシステム?どんな課題があって、どう解決したの?
改善例
⭕ OK例:
「Linuxサーバーの構築・運用を3年間経験しました。ApacheやNginxを使用し、社内向けWebアプリのインフラ環境を構築しました。特にログ監視の自動化に取り組み、Ansibleを使って定期的なメンテナンス作業をスクリプト化し、作業時間を30%削減しました。」
✅ ポイント:
「Linuxサーバーの構築・運用を3年間経験」と 経験年数を明示
「ApacheやNginxを使用し」と 技術要素を具体化
「Ansibleを使って定期的なメンテナンス作業をスクリプト化」と 成果を明確化
こうすることで、「どんな環境で何をしていたのか」が分かりやすくなります。
面接官は「あなたの知り合い」ではない
面接官は あなたの同僚や上司ではなく、初めてあなたのことを知る人 です。
だからこそ、以下のポイントを意識しましょう。
① 結論を先に言う
ダラダラ話すと、「結局、何が言いたいの?」と思われがちです。
「最初に結論 → そのあと補足」の順番で話しましょう。
② 具体的な事例を入れる
「チーム開発の経験があります」ではなく、
「3人のチームでJavaのWebアプリを開発し、APIの設計・実装を担当しました。」と伝える。
③ 抽象的な言葉を使わない
「幅広い技術」「バランスの取れたスキルセット」「柔軟に対応できる」など、何を指しているか分からない表現は避ける。
まとめ
面接では、「抽象的な言葉」よりも「具体的なエピソード」を伝えたほうが、相手に伝わりやすくなります。
面接官はあなたのことを知らない。
だからこそ、言葉のすれ違いを防ぐために、「分かりやすく・具体的に・簡潔に」 を意識しましょう。
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株式会社未来活性
前田崇利