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育休中に不動産買ってみた!?【第4話:初めてのリフォーム!成功させる秘訣や注意点】

こんばんは!FIREママ『すず』です。

賃貸派?持ち家派?などの声をよく耳にしますが、私はFIREを目指しながら、育休中に不動産を購入しました。その経験をテーマ別にお伝えしていければと思っています。

今回は最終回「初めてのリフォーム」について、当時の経験を思い出しながら紹介します。

あわせて、中古マンションをリフォームした際に感じたこと、どの箇所をリフォームしたのかなどを詳しく解説していくので、ぜひ参考にお役立てください。

参考)
第1話:育休中に不動産を買おうと思った理由
第2話:不動産選びの5つのポイント
第3話:初めての住宅ローン


◆こんなあなたに読んでほしい
・これから自宅のリフォームを検討している
・リフォームで物件の価値を上げるため方法を知りたい
・おすすめのリフォームポイントを知りたい

中古マンションのリフォーム業者選びは難しい

紆余曲折ありながらも、無事住宅を購入した私。築20年ほどの中古マンションを購入したため、もともとリフォームはするつもりでした。

でも、いざリフォームしようと思うと、意外に迷ったのが「リフォーム業者の選定」でした。相見積もりを取ろうと思っても、リフォーム業者の数が多すぎて選ぶのも一苦労。

あまりよくわからない会社を選んで変な施工をされても嫌だし、倒産しちゃったとかも怖いです。でも大手は値段が高そうだし...。

悩んだ末、私は信頼できる不動産の師匠Aさんから1社紹介してもらい、あとは「SUUMO(スーモ)リフォーム」という、リフォーム業者を選定してくれる会社にお願いして、私に合った業者さんを探してもらいました。

SUUMOリフォームの直接の手数料は無料です。
もちろん、施工金額にそのあたりは影響するのかなとは思いましたが、万が一紹介されたリフォーム業者が倒産した場合の補償制度があるなど、トータルで考えて安心だろうと判断しました。

SUUMOリフォームからの紹介は3社あり、そのうち2社と話が進みました。

結果的に、大手・中堅・地場に根付いた小さめのリフォーム業者の計3社から見積もりをもらい、それぞれに良いところがありましたが、最終的に私は地場に根付いた工務店を選びました。

地場に根付いた工務店を選んだ3つの理由

大手や中堅の工務店を紹介されたのにも関わらず、なぜ私が地場に根付いた工務店を選んだのか、気になる方もいるはず。

ここからは、地場に根付いた工務店を選んだ3つの理由を詳しく解説します。

施工担当の方とも直接相談ができる安心感

施工担当の方に直接相談ができるという安心感が、地場に根付いた工務店を選んだ理由の一つ。

大手の場合、提案書は綺麗でよいのですが、直接相談した方(契約した方)が施工を指示するわけではなく、施工は下請けに完全に切り出すため、こちらの希望と実際の作業にギャップが出る可能性を考慮し、辞退しました。

中堅業者さんの場合も同じく、施工は下請けに出されていました。

もちろん、地場に根付いた工務店だからといって、必ずしも良い工務店とは限りません。しかし、地場に根付いた工務店を選ぶと、より施工担当者を身近に感じられるのではないかと考えました。

中間マージンがないので、価格が安い

地場に根付いた工務店は、中間マージンがなく価格が安いというのも選んだ理由に含まれます。

初回のお見積もりの時点で大手と、工務店さんとでは60万~70万円程、金額に差がありました。

地場に根付いた工務店では、メーカーや問屋から直接材料や部品を購入できるのが特徴です。そのため、中間マージンが発生せず、コストを大幅に削減できます。

そのため、地場に根付いた工務店を選ぶ際は、その工務店が材料や部品をどこから仕入れているのか、自社で施工をおこなっているのかなど、コストを削減できそうな要素を探すことも重要です

柔軟な対応をしてもらえる

大手や中堅の工務店よりも、柔軟な対応をしてもらえるため、地場に根付いた工務店を選びました。

実際の施工に関しても、お願いした工務店さんはとても柔軟に対応をしてくださいました。

例えば、わが家は壁紙を全面張り替えたのですが、その際にリビングの一面だけ違うカラーにしてほしいとお願いしました。

すると、通常だと別に料金が発生するところを無料でサービスしてくださったりして、ここに頼んで良かった!と満足できる結果となりました。

より自分好みのリフォームに仕上げてもらうためにも、工務店の柔軟性は重視すべきポイントだといえます。

リフォームした箇所

わが家は以下の3点をリフォームしました。

▼壁紙張り替え

全面張り替えしました。ポイントとなる壁を違うカラーにして、ちょっとおしゃれ度上げてます。なんちゃって、北欧系のイメージです(笑)

before:リビング
after:リビング

電気がついていないので、写真では少し暗く映っていますが、薄汚れていた壁紙と床を明るい色に変えたことで、お部屋全体のトーンもUPし、より広く感じられるようになりました。

▼床の張り替え

カーペット張りの部屋があり、娘がまだ小さくてハイハイしたり触ったりするので、古いカーペットがあるのが気になっていました。そのため、その場所をフローリングに変えました。

before:カーペット
after:フローリング

また、カーペットの部屋のみ張り替えの予定でしたが、せっかくだからとリビングと台所、洗面所の床も変えることにしました。笑

リビングはもともとフローリングだったのですが、最近はフローリングの上に貼るシールタイプのフローリングがあるんです。

見た目は完全にフローリングで耐久性にも優れていて「小さなお子さんがいるご家庭などにはおすすめですよ」というアドバイスもあり選びました。

結果的に、これが大正解。まだまだ遊びたい盛りの娘は、おもちゃを投げたり、飲み物をこぼしたり、毎日やりたい放題!

とても綺麗に仕上がり、丈夫でお手入れもしやすく、やってよかったなとつくづく実感しています。

台所と洗面も、元の床の上に新しいシートを貼ってもらっただけなのですが、費用をおさえながら見違えるように綺麗になりました。

▼IHキッチンに変更・食洗器取り付け

一番お金がかかったのはキッチンでした。

備え付け食洗機の導入は、旦那も私も時短家事のマストアイテムだと考え、即決断。

また、ガスコンロからIHへの切り替えは、私の強い希望で取り入れました。お掃除が簡単だし火事の心配もない、子供が小さいうちは特に安全面を考慮したいと、IHに切り替えました。

ガスコンロ→IHコンロに変更

予想以上に電気工事が大変で、値段は高くなってしまいましたが、後からやるとなると、また壁紙を剥がして工事をして、と余計な時間もお金もかかってしまうことが想定されたため、このタイミングで思いきって実施しました。

ちなみに、少しでも費用を抑えるために、IHのコンロ本体はネットで購入し、業者さんには取付だけお願いしました

こういう細かい要望にも応えてもらえるのは、地場に根付いた工務店さんならではのサービスだろうなと思います。

リフォームはコスパ良く物件の価値を上げる手段

私にとってリフォームは、住環境を整えるだけの手段ではなく、売却時や賃貸に出したときの価値を上げるための手段でもありました。

買った時より価値を上げるために、リフォームはかなりコスパの良い方法だと思います。

ラッキーなことに、水回りは5年前に全てリフォーム済みの物件でした。そのため、お風呂、トイレ、キッチン本体はとても綺麗で、洗面台もとても広く、そこにリフォーム費用をかける必要がありませんでした。

これも「お得な物件!」と判断したポイントでした。

でも、実はこの物件を初めて見たときは「うわ、ここはあんまりないかな」と思っていました。

売主さんがまだお住まいの状態での見学だったため、ときめかないというか、生活感あふれる感じだったんですね。

四角い部屋の全方向に棚とか荷物が置いてあって狭く感じましたし、照明器具も少なくて何となく暗い感じの部屋でした。

しかし、そのおかげ(?)でライバルに買われてしまうことなく、残ってくれていました。笑

間取りを見たら、狭くもないし、ぱっと見で決めなくて良かったなと思います。

費用に見合ったリフォームにするためのポイント

せっかくリフォームをするのであれば、費用に見合った仕上がりを求めますよね。しかし、リフォーム経験のない方にとっては、どのようにリフォームするとコストパフォーマンスを上げられるか、わからない方も少なくないはず。

ここからは、費用に見合ったリフォームにするための3つのポイントを紹介します。

費用対効果の高い素材や設備を選ぶ

費用に見合ったリフォームにするためには、費用対効果の高い素材や設備を選ぶことが大切です。

素材や設備を選ぶ際、予算内で高品質かつ耐久性のある素材を採用するのが肝心。これらは、将来的な修繕費用を抑えるのにつながります。また、エネルギー効率の高い設備や断熱材を選ぶのも、節約したい方におすすめです。

コストパフォーマンスを上げるためには、リフォームの目的や優先順位を明確にし、無駄な費用をなるべく削減できるよう担当者に相談しましょう。

効果的な回収ポイントを理解する

費用に合ったリフォームを実現するためには、効果的な回収ポイントを理解することも大切です。

具体的には、リフォームにかかる費用を将来的にどれだけ回収できるかを評価しましょう。たとえば、キッチンやバスルームのアップグレードは、不動産価値を向上させ、将来の売却時に回収が期待できます。

一方で、過剰なカスタマイズや個人の好みに合わない要素に費用をかけると、回収が難しいことも。地域の不動産市場や将来の計画を考慮して、費用対効果の高いプロジェクトを選びましょう。

信頼できるリフォーム業者に依頼する

費用に合ったリフォームにするためには、信頼できるリフォーム業者に依頼するのも重要なポイント。

まずは、リフォーム業者の過去の実績や顧客の評判を調べ、信頼性を確認してみると良いでしょう。また、複数の業者から見積もりを取り、料金や提供されるサービスを比較検討するのもおすすめです。

物件の価値を上げるリフォームとは?

「リフォームって、楽しそう!」と、わくわくするイメージがありますよね。でも現実問題として予算には限りがあると思います。まずは自分で優先順位を決めておくことがとても大事です。

あれも変えたいこれも変えたいと、理想を追うといっぱい出てきてしまいますが、予算との兼ね合いで「これぐらい」というのは決めておいた方が良いです!(キッパリ!)

優先順位を決めるときに参考にしてほしいことは、以下のとおりです。

壁や床など面積の広いところを変える

つまり「壁紙」と「床」です。わが家もガラッと印象が変わりました。

before:キッチン
after:キッチン(壁紙と床を変えたら見違えりました♪)

リビングの壁紙を1面だけ違うカラーに(しかも無料で)変えた、というのもポイントで、こうした工夫で価値が上がることも少なくありません。

将来、賃貸に出したときに家賃を1,000円上げられるとか、売るときに、50万100万価値が上がれば、万々歳です。

また、私はもともと奇をてらったような色や、デザインが好みではなかったということもありますが、将来的な売却や賃貸に出すことも考慮し、色やデザインを選びました。

もちろん私の家なので私が好きな部屋にしたらよいのですが、そこまで強いこだわりもなかったため「万人受け」するスタイルを取り入れて、価値を下げないよう意識しました。

耐震補強やエコ対策

物件の価値を上げるには、耐震補強やエコ対策も重視すべきポイント。

特に、地震のリスクが高い地域では、耐震補強は不動産価値を大幅に向上させられます

耐震重視で家を探している方も少なくないため、なるべく耐震補強にはこだわりましょう。

また、エコ対策も効果的です。全体的なランニングコストの削減につながるため、将来性を考えるととても大切なポイントです。

水回りをきれいにする

物件の価値を上げるリフォームにするためには、水回りをきれいにするのも重要です。

キッチンとバスルームなどの水回りの状態は、不動産価値に大きな影響を与えます。古く、劣化した設備やタイル、清潔感のない水回りは、どうしても価値が下がる可能性が高いです。

リフォームの際には、水漏れやカビの問題も修復し、将来の修繕費用を削減することが大切です。

おまけ:マンションの部屋をリフォームするときの注意点

マンションの場合は、組合で工事をしてよい日時や、作業に関する規約が定められているところが多いです。中には、事前に工事の期間など、工程表の提出が求められることも。

そのため、マンションをリフォームする場合には、事前に組合へ確認をし、余裕を持ってスケジュールを組むと安心です。

最後に

第4回にわたって、育休中の不動産購入シリーズとして、お届けしてきました。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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