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2021年予報⑪可能性の宇宙 / Nothing’s Impossible

*****2020年末に公開した11個の2021年予報をnoteにて公開します。2022年予報にもご期待ください*****


これが本当のMoonshot、あり得ない未来を描こう

2031年宇宙の旅、
当機は最終着陸態勢に入りました。


2020年11月、宇宙飛行士の野口聡一さんらが民間宇宙船に載って宇宙へ飛び立った事が大きなニュースとなりました。民間企業であるSpaceXが宇宙船を開発し、それがNASAに採用されて実際に宇宙に飛び立つなんて、一昔前では考えられなかったことです。

かつてSF映画で語られたような宇宙旅行が現実化する…。近年の宇宙開発の目まぐるしい進展からは、そんな期待を感じる事ができます。暗いニュースばかりが目立った2020年でしたが、分断の時代において宇宙開発は「人類共通の夢」として語られる明るいニュースの一つではないでしょうか。人類が科学の力で宇宙という未知の領域に挑む姿と、未知のウイルスに打ち勝とうとする姿が重なって見えているのかもしれません。

宇宙は人類にとって残されたフロンティアの一つです。そこには夢があり、可能性に溢れた未来そのものだと言えます。宇宙環境は数々のSF作品に描かれてきましたが、そのイメージに支配される事なく、2021年現時点から自由に未来像を描くのが大事です。ばかげていると言われようが、あり得ないくらいの未来を描く。SpaceXのイーロン・マスクも民間ロケットの夢を描き、有言実行しました。今の時代だからこそ、彼のような人が絶対的に必要です。

宇宙

2021年にあらわれる<かもしれない>もの

野口聡一さんに続き、2021年には星出彰彦さんも宇宙へ飛び立つ事が決まっています。日本国内で宇宙関連の盛り上がりが予想され、ビジネス面では投資先としても注目されそうです。

・民間の宇宙旅行プランへの申し込み増加
・大規模な宇宙船打ち上げはオリンピックに代わり世界中から注目されるイベントに
・宇宙船内での感染症対策を想定したスタートアップ企業

未来予報データベースの中には、宇宙関連のテクノロジーやスタートアップは多くないものの、今後注目したい分野です。新興分野としてはこれまでハードルが非常に高かったのですが、ここ数年変わってきています。SXSWでも宇宙関連の議論はずっとされてきましたが、2020年正式にカテゴリの一つとなりました。国家プロジェクトだった宇宙領域が、グッと民主化し始め、新ビジネスとしての期待の高まりや、新たな兆しをSXSWのセッション内容から感じとる事ができます。2021年には、日本の建築家やデザイナーからも宇宙関連のデザインコンセプトが発表されることを期待したいです。

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