2021年予報④サイケデリック投資 / Psychedelic Relief
*****2020年末に公開した11個の2021年予報をnoteにて公開します。2022年予報にもご期待ください*****
人類を襲ううつ病との戦いに新たな救いとなるか
「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」
なぜ、逃げてはいけないのか?
現実逃避って悪い事でしたっけ?
勉強、仕事、恋愛、人間関係…嗚呼かくも難しき人生。自分がどう向き合うか次第でどうにでもなるというのに、どれも重く考えてしまいがちです。真面目に向き合えば向き合う人ほど、心が蝕まれてしまうのが今の私たちの世界かもしれません。さらに2020年は新型コロナウイルスによって生活が脅かされ、世界中が不安と恐怖に覆われました。日本でも未だ感染者数に社会全体が左右されるような状態のままですし、自殺者増加のニュースもありました。
今やうつ病は世界で3億人(2017年時点)、日本では推定120万人と言われており、人類を蝕む病気の一つとなっています。そんな中、海外ではマリファナをはじめLSDやマジックマッシュルームなど、向精神作用を持つ幻覚剤がうつ病等の精神疾患の治療に有効だとして、メンタルケア領域で研究が進んでいます。これまで人間をダメにすると言われてきた幻覚剤が、逆に危機的状況にある人々を救うかもしれない。今、価値観のパラダイムシフトが起き始めています。
SXSWでは、すでにこの幻覚剤に関するビジネスが「サイケデリック投資」として注目され、10年前の大麻ビジネス黎明期のような盛り上がりを見せています。2021年には新たな投資先として日本でも人気を集めるかもしれません。
2021年にあらわれる<かもしれない>もの
不安定な現実に直面している事で、積極的に現実逃避を促すようなサービスが人気になると予報します。逆に、過度な現実逃避による社会問題も起こるかもしれません。
例えば・・・
・(密な場所に出かけないため)家に引きこもりゲームをする生活が賞賛されるようになる。
・家庭向けVRゴーグルが普及
・アルコール依存症の患者数が増加し社会問題に
未来予報データベースのここ数年の事例の変化をみると、「こころ」を扱う先進ビジネスが増えてきていることが明らかです。予防・治療含めて様々な模索がされていますが、VRゴーグルや手首装着の振動デバイスを使って、不安を抑えたり、気持ちをコントロールしたりするようなアプローチが増えているのは興味深い傾向です。
SXSW2018では、マジックマッシュルームの成分を活用した鬱病治療を目指すコンパス・パスウェイズのCEOが登壇。2020年にNASDAQに上場し、日本からも投資ができるようになりました...投資は違法にならず。試してみてはどうでしょうか?
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