2019年予報⑧:Personal-Data Asset お金がなくても資産運用
犬も歩けばお金になる。
転ばぬ先のデータ資産運用。
毎日の歩数、呼吸回数、瞬きの数、食べた物や、メールやメッセでどのくらいの時間で相手に返信したか、口癖…。これら全部が情報資産になるとしたら?あなたは誰に預けますか?預けませんか?
自分の行動データや健康データ、DNA情報などを提供する事で、直接的にポイントをもらえたり、サービスを優遇してもらえたりするようになりました。お得な気持ちと不安な気持ちどちらも感じます。例え匿名情報だとしても、私がどんな人か丸裸にされているようですし。この流れは2019年も加速するので、自分自身の行動が資産になるという自覚を持ち始めなければな
りません。どこまでがプライバシーでどこからを切り売りしていいか、自分で判断して運用していく時代がやってきました。
2019年は、情報銀行設立に向けて様々な企業が連携していきます。どこに何のデータを預けるかアドバイスする新しいファイナンシャル・プランナーが登場するかもしません。
2019年にあらわれる<かもしれない>もの
2018年は様々な企業が情報銀行の設立に向けて連携を始めました。すでに派閥が見え隠れしていて消費者としては不安が残りますが、自分のデータを提供することによりポイントがもらえたり、ぴったりのサービスを受けることができるのは嬉しいと思う人も少なくないでしょう。一方欧州でのGDPR施行や、個人情報流出のニュースが流れるたびに、セキュリティ意識も広がってきています。オープンにしていくためにも、強靭なセキュリティ対応策と、安心して任せられる透明性を持った会社が2019年には愛され、新たな兆しが見えてくるかもしれません。例えば、
• 個人の資産運用をコンサルする新職業 データプランナー
• データの相続問題、引き継ぎや消去関連のサービス
• 猿でもわかる、ポイントロンダリング術 という書籍
などが考えられるでしょう。
SXSW2014の最大のトレンドは元CIAの指名手配犯エドワード・スノーデン氏との中継セッションでした。彼は国家による個人の監視に注意が必要と注意喚起を促し、今日でも個人のデータプライバシーは大きな争点となり続けています。
ちなみに本予報の振り返り記事はこちらです:
--------------------------------------------------------------------------- <ご紹介>VISIONGRAPH Inc.は、年末に次の年の予報をしております。2020年予報も無料でダウンロードできますので、ご興味のある方は、是非以下よりダウンロードしてください。