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2021年予報①衛生デザイン / Sanitary Design

*****2020年末に公開した11個の2021年予報をnoteにて公開します。2022年予報にもご期待ください*****


率先して感染症対策を行いたくなる「衛生デザイン / Sanitary Design」とは? 

体温が低い人向け割引サービス!?

煩わしい😓をおしゃれで楽しい😊に。

マスクチェック、検温、消毒の関門を潜り抜けビニールカーテンを開けると、一つ置きの座席にアクリルパネル…。2020年を象徴する風景の一つとなりました。

飲食店だけでなく、人が集まる施設や場所では、密にならないための工夫が施されました。足元のソーシャルディスタンシングマークをはじめとしたNG行動をアラートするピクトグラムや、予防対策の一定水準クリアのマークを、そこら中で見るようになっています。

これらの生活様式に少し慣れてきたとはいえ、ふと以前の生活を思い返すと、どうしても煩わしさや不自然さを感じてしまいます。でも例えば、ビニールカーテンを温かい光でキラキラと光らせたり、体温が低い人に割引サービスをしたり、見た目だけでなく人の行動までを逆に楽しく出来たらいいですよね。

一見面倒くさいと思えるようなことも、意味のある行動だと思える楽しい工夫があれば進んでしたくなる。そんな「衛生デザイン」の出来るデザイナーが求められいます。2021年はニューノーマルの生活様式に合わせた、ユーモアと遊び心のある「衛生デザイン」に注目です。

衛生デザイン

2021年にあらわれる<かもしれない>もの


ウイルスを恐れ、身を守るための感染症対策から、嫌々ではなく進んで対策を行いたくなるようなデザインや施策が生まれそうです。

例えば・・・
・検温して体温が低い人ほど割引が受けられる
・ガラスの壁と天井と仕切りに囲まれ、全面プロジェクションされた空間を楽しむレストラン
・感染症対策の価値観に基づくマッチングアプリ、顔やステータスよりも大事な要素は衛生観になるかも
・夏でも暑くない新素材の通勤用手袋、マスク
・イスラム教徒の顔全体を覆うニカーブが衛生対策とオシャレの両方を兼ね備え流行

当社の未来予報データベースには、様々なデザインの事例も入っています。コロナ禍においては河沿いに並ぶラグジュアリーなガラスケースの「レストランの半屋外個室」の事例や、民族衣装のお面を現代風にアレンジしたマスクでアイデンティティをアピールするファッションの事例などを見かけることができ、その進化にワクワクします。

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