家が欲しい!!戸建てにするか、マンションにするか、損しない方は・・?
信頼できるファイナンシャルプランナーがあなたのそばに。(ミライブ)
住宅の購入を検討する際、マンションにするか戸建てにするか。
『絶対、戸建て派!!』と言う方も、ご家族から
『マンションが良いのでは?』と言われると少し迷ってしまうのでは
ないでしょうか。
マンションにも戸建てにも、それぞれメリットとデメリットがあります。
迷われている方は、最適な住まい選びのポイントと、良くあるケースを
ご紹介します。
1.『マンション』or『戸建て』を決めるポイント
①優先順位を決める。
マイホーム購入の時には、自分や家族の希望を整理することをおすすめ
します。
全ての希望を叶えるのは難しいため、何を重視し、何を諦めるかを家族
で話し合うことが大切でしょう。絶対に譲れないポイントを決めて
おけば、後悔しない選択がしやすくなります。
また、周辺環境や増改築など、将来的に変わる可能性のある要素も
考慮しましょう。
同じ条件で、戸建てとマンションの両方を選択できるケースは意外と
少なくなります。
例えば、
『駅から5分』とすると、戸建てよりマンションが多くなりますし、
『公園が多くて交通量が少ない。』となるとマンションは選択できない
かも知れません。
優先順位では、下記の3つは必ず検討して頂きたいポイントです。
・利便性(駅からの距離など)
・居住空間(広さ、間取りなど)
・居住期間(売却するか、終の棲家とするか)
②ライフプランと資金計画を考える。
マイホーム購入の時には、ライフプランを整理することをおすすめします。
ライフプランを整理するメリットは、
・場所、周辺環境、広さや間取り、付帯設備を決める際の大きな判断材料
・購入時、購入後の資金計画
・売却の予定がある場合は、『資産価値』をキープできる物件
つまり、将来、その住宅を選んで良かったかの判断に影響を与えます。
自動車通勤で、転勤の可能性が低く、これから家族が増える、終の棲家と
して考えているのであれば、戸建てを検討する割合が増えます。
将来的に住み替える可能性がある場合には、マンションの方が、資産価値
が大きく下がらない。木造の戸建ては、22年を経過すると建物の資産価値
が急激に下がる傾向があります。
主な減価償却資産の耐用年数表(国税庁)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/pdf/2100_01.pdf
③永住(終の棲家)とするか考える。
マイホーム購入の時には、『この住宅にどのくらい住むか?』を考える
ことをおすすめします。
『人生100年時代』と言われています。マイホーム購入の時は、皆さま
何歳くらいでしょうか。
もし、『100-自分の年齢』として計算し、その間、購入したマイホーム
に住むとすると・・。
長期優良住宅(2009年より、新築物件を対象に認定開始)という認定制度
があります。
耐震性や省エネルギー性能(断熱性など)はありますが、認定の基準に
『〇〇年住める。』という明確な基準はありません。
木造戸建ては、築15年~20年で、
『屋根や外壁などの外回り』『キッチン、トイレ、浴室などの水回り』
のリフォームがあるのが一般的です。
マンションと異なり、『修繕積立金』の徴収はありませんので、ご自身で
準備しておく必要があります。
また、前述のとおり、時間の経過に伴い、建物の資産価値は下がります。
日本で最古のマンションは、1953年に東京都が分譲した
「宮益坂(みやますざか)ビルディング」が日本最初のマンションと言われ
ています。日本のマンションの歴史は、約60年程度です。
「宮益坂(みやますざか)ビルディング」も建替事業として計画され、
新施設が2020年に竣工しています。
築50年を超えるマンションは、今後建て替えが必要なマンションとなる
ことが想定されます。
中古物件を購入する際は、特に注意が必要です。
2.コストの確認
マイホーム購入の時には、コスト面も気になります。
コストで比較する場合のポイントをご紹介します。
①初期費用
マンションの初期費用は、一般的に戸建てよりも安くなります。
これは主に、土地代と諸費用の違いによるものです。
マンションでは、建物全体の土地のうち、購入する部屋の面積に応じた
割合のみを購入する形になります。
戸建ては住宅が建っている全ての土地を購入するため、土地代が高く
なります。
また、税金や登記手続き、不動産屋さんへの手数料、戸建ての方が
火災保険料が高いなどの諸費用の違いがあります。
新居に伴う、家具家電の購入や、引っ越し費用はどちらも必要になります。
②維持費
マンションの維持費は、一般的に戸建てよりも高くなります。
管理費や修繕積立費、駐車場代、固定資産税などの違いによるものです。
マンションの維持費は戸建てに比べ、年間で20~50万円高くなることが
多いです。
ただし、これらは、メンテナンスや修繕費用の積立を共同で行っているか
自分自身で行っているかという見方もできるので、マンションの維持費が
一概に高いとは言えないかもしれません。
戸建ての場合は、日々のごみ処理や家の周りの掃除・庭の手入れ、自分で
維持管理費を積み立て管理、外壁や屋根・水回り設備などのメンテナンス
を計画的に行うなどの必要があります。
『マンションの方がごみ捨てが便利!』、
『戸建ての方が足音が気にならない!』と言う話をよく聞きます。
3.コストのシミュレーション
マンションと戸建てでは、継続的にかかる費用が異なることは理解して
いても、生涯コストとしてどれだけ異なるかについて計算したことが
ないという方も多いので、それぞれにかかる維持費の生涯コスト、内訳を
比較していきます。
一例となりますが、30年間の維持費については、下記の通りです。
・戸建て 約600万円
・マンション 約1,220万円
※管理費・修繕積立金は東日本不動産流通機構「首都圏中古マンション
の管理費・修繕積立金(2020年度) 」の数値を適用。
また、マンションの駐車場代は月1万円として試算。
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/rt/rt_202305_1.pdf
物件によって費用は異なりますが、やはり毎月の管理費と修繕積立金
を支払う必要があるマンションの方が年間約20万円ほど維持費が高く
なります。
また、戸建てにだけかかる維持費としては、外壁や屋根などの塗装・修繕
費用やシロアリ対策も兼ねた床下修繕などが代表的なリフォーム費として
かかります。それぞれの周期や値段は施工業者や地域によっても異なり
ますが、30年以上住んでいる場合で、修繕した箇所が最も多いのは、
1位の「外壁」79.2%、
2位は「トイレ」75.4%
3位は「屋根」73.6%
となっています。
2023年『一戸建て修繕』の実態調査(アットホーム)
マイホーム購入の時には、
『マンションにするか』『戸建てにするか』
皆さま、たくさん悩まれます。
たくさんの物件を見て、たくさんのアドバイスを聞きます。
たくさんの情報を集め、最高の選択をしてください。
もし悩まれてしまった時、ご家族と意見が合わなかった時、
答えは、皆さまの中にあるはずです。
住宅選びをする前に、
『過去』『現在』『未来』を推測する。
マイホーム購入を楽しいイベントにしてください。
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