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【ミライトラボ_001】桑名シェフ
こんにちは、ミライトラボ代表の渡辺です。
ミライトラボでは、社会で活躍するワクワクしている大人をナビゲーターとした体験プログラムを小学生に向けて提供しています。
このプログラムを通じて、ワクワクの原動力となる好奇心や喜びを大切にし、様々な体験を通じて子どもたちが学び、自分らしい成長を遂げてもらう第一歩を提供できることを目指しています。
このnoteでは、体験プログラムに参加するワクワクした大人のことを知ってもらいたいので、インタビュー形式で紹介をします。
今回は、第1回目のプログラムに参加してくださる桑名シェフです。
桑名さんのご紹介
桑名 広行(くわな ひろゆき):料理人
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(経歴)
ロイヤルパークホテル在籍中に、カナダモントリオール総領事館にて公邸料理長を務める。2010年に外務省より公邸料理長賞を受賞。
現在は故郷金沢に戻り、親友と共にひがし茶屋街で、和フレンチレストラン**「武作 / BUSAKU」** を立ち上げる。今年で3年目を迎え、国籍問わず多くのお客様が訪れる。
料理人としての活動範囲は多岐に渡り、最先端のフードテックベンチャーと協同し、人工培養肉や藻類といった未来の食に関する研究活動を行ったり、地場の漁師さんたちと協力し、海に捨てられてしまう未利用魚の活用などにも携わる。
~桑名さんへのインタビュー~
料理を通じて人の喜ぶ顔を見ることが原動力と話す桑名さん。
料理との出会いやどのように向き合ってきたか、ご自身のワクワクについてインタビューをしました。
かっこいい!がきっかけで料理人に
両親がそば屋をやっていたので、料理はもう気がついた時から身近なものでした。でも、当時は別に料理をやりたいとは思ってなかったです。
料理を始めることになったきっかけは、僕が高3の時に料理の鉄人が大流行して、テレビの向こうで火がぶわーってなってるの見て、 かっこいいなって思ったことです。
あの頃、かっこいいは正義だったんで、自分で料理してる姿を想像した時に、うわ、かっこいいなこれ。と思って、それでもう迷わず(料理学校に)入りました。
入った入ったで、やっぱり甘い世界ではなかったんですけど、 難題をこなして、どんどん自分の技術を高めていくというのは性に合っていたんだと思います。
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夢中で料理をやっていた若い頃
若い頃は、美味しいものを作れるようになりたいっていう、ただそれだけだった気がします。
僕は、ホテルで料理人のキャリアをスタートさせたんですけど、やりたいポジションを任せてもらえることが続いて、最年少で主要ポストのソースを全部任せてもらえるようになりました。
運がよかったのですが、やっぱりやりたいなって思うってことは、何気にこう見てたりするじゃないですか。そうするとそのポジションがパッとあいて、お前やれよと言ってもらえて。
任されたら任されたで、力不足だからすっごい大変なんだけど、がーっと入り込んで、日々そのことしか考えずにやっていました。期間にしたらキャリア全体からしたら短くて、3年くらいだと思うんですけど、それが自分の財産になりました。
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挑戦してる感覚はない、やりたいからやっている
色んなことに携わっているけど自分としては挑戦してるっていう感覚は全然ないです。 根本は自分がどうなりたいとか、こうなりたいとか、あれ欲しいとか、あれかっこいいとかっていうのに素直なだけかもしれないです。
単純にこれできるようになりたいこういうものを作りたい、その時に思った感情なのか欲求なのかに素直に体が反応してるだけで、作りたいから作ってるっていうただそれだけかもしれないです。
相手の喜ぶ顔がワクワクの原動力
僕にとって料理は向こう側にいる人の顔が浮かぶものです。なので、自分の最大の武器である料理や、料理を提供する空間を使ってどうやって人を喜ばすかを考える時にワクワクしますね。
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”お客様にとって気持ち良い空間を作るためにこまめに水を撒いています。”
あとがき
桑名さんの野望は、食の分野で「桑名広行」が面白ことを仕掛ける人の代名詞になること。
料理人としてさらに腕を磨かれ、世界中で自分自身が面白いと思ったことを進めている桑名さんの姿を見るのが楽しみです。
最後に私が桑名さんと出会うきっかけとなった培養肉調理のプロジェクトを紹介します。
プログラムの告知
桑名さんとの体験プログラムは、料理の作り方ではなく、料理を通じて好きな人を喜ばせることをテーマにしています。
子どもたちが、好きな人に対して自分で考えた料理を振る舞うプロセスから、自分なりの様々なワクワクを経験してもらいます。
子どもたちは将来、今ない職業に就くこともあり得ます。
どのような環境の変化があっても、自分自身がワクワクと楽しめることを発見し、それを形にしていく力を持った大人になって欲しいです。
私たちは全力でそれをサポートをしていきます。
体験プログラム詳細は、リンク先で紹介をしていますのでご覧ください。
ご参加お待ちしています!!
*2024年11月2日、11月17日、12月1日の3日間のプログラムです。