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【インターン日記vol.3】13周年イベントから得た学び!(後編)

みなさんこんにちは!学生インターンの今泉です!

今回は13周年イベントから得た学び!後編です🌷
前編はこちらから👉👉


ゲストトークやグループトークを通しての学び(ひな×わか×りこ)


ひな:
今度は13周年イベントの内容面でのふりかえりをしたいと思います。今回のテーマは「1人ひとりが輝く学びを実現する、伴走の在り方と組織づくりとは?」だったけど、印象に残っている学びや気づきはある?

わか:ゲストトーク後のえんたくんを囲んだグループトークでは、「大人も子どもも楽しい学びってなんだろう?」が一つのテーマだったな。
「大人があれこれ指示をするのではなく、子どもたちがやってみたい・おもしろいと思っていること、興味のあることに対して子どもたち自身が働きかけてきたときに、一緒にやってみる、素直に楽しむということができるといい。」「誘導されたことではなく、自然とおもしろいと感じたこと、引き寄せられたものをやってみると新しいことが見えてくる。」「大人や子どもではなく、その人たちが集まった場でどんなことが生まれるのかがおもしろい」という話がすごく頭に残ってる。このようなことが生まれる環境を創っていくことが大切なんだと感じた。

りこ: 理想的な大人と子どもの関係だね。大人も一緒に面白がることで子どもたちもさらに楽しくなるだろうし、主体性が育まれそう。そうやって「みんなで学びの場をつくるんだ」という姿勢を持ちたいね。

わか:大人たちは、子どもたちの想いに少しでも気づくことができるように、日々、子どもたちに寄り添うことも大切だね。

えんたくんを使ってグループトークを行いました。
対話の様子がその場で可視化されることで、対話が深まります。


わか:
小玉さんのキーワードでもあった「偏愛」という言葉も印象に残ってるな。でも「あなたの偏愛は何ですか?」と問われたときにパッと出てこないなと思った。自分の偏愛って何だろう。

りこ:わかちゃんの偏愛は本じゃない??さっき今日は本を3冊読んだって話してたから!(この座談会を始める前に、チェックインで今日はなにしてた?という雑談をしていました。)

わか:言われてみればそうなのかも。自分では気づかなかった!

三豊市教育センター長 小玉さんのトークの様子。「偏愛」「魂を育む教育」「価値観で生きる」記憶に残るキーワードが散りばめられたトークでした。

ひな:りこちゃんは何か印象に残っていることはある?

りこ:偏愛から探究を始めるっていいフレーズだなと私も思った。偏愛を突き詰めれば、熱量も上がると思うし、ものすごい質の高い探究になるんじゃないかなと思う。あと、さっきわかちゃんの話を聞いて、偏愛って自分じゃ気づかないこともあるんだなと気付いた。それが自分にとっては当たり前で普通のことだから気づかないのかもしれない。私は高校生の探究のサポートをしているんだけど、自分では気づかないところを気づけるような働きかけをしたいと思った。

ひな:自分という存在に関連してなんだけど、私は小山先生の話が印象に残っているな。小山先生は生徒に対して、自分自身の存在についての問いを投げかけることがあるそうで、生徒はそれがきっかけで自分が何者か考えることができた、向き合うことができてよかったと言ってた。自分とは何かという大きな問いを向けられることって高校生ではあまりないけど、そういう問いを投げられて初めて自分というものの輪郭が揺らぐと思うんだよね。自分とは何かなんて意識したこともなければ、当たり前に自分は自分だろうって思ってるかもしれないけど、問いをもらうことでそこを考えるきっかけになるんだろうな。

津南中等教育学校の小山先生(画像左)。
ゲストの方も交じってのグループトークは、終始和やかな雰囲気でした🍃


わか:高校だと勉強とかみんな同じことをやっている中で、自分に目を向ける機会が本当に少ないなと思う。なかなか自分自身に気づけない。

りこ:たしかに、私も高校生の時、部活も勉強もすごく忙しくて日々それをこなしてくのに精一杯だったんだけど、今思えば、自分について考える時間って全然なかったな。今後のキャリアを現実的に考え始める高校生にこそ、もっと自分について考える機会があるといいんじゃないかなと最近よく思う。

ひな:本当そうだよね。私は進路相談のときに「どこに行くのか」「将来何になるのか」の2つの問いが主軸で、それに対する具体的な解が求められすぎていた記憶がある。その背景にある、何が好きでとか、あんまり考えなかったなって思ったし、そもそも、進路を好きから始めるみたいな発想がなかったかもしれない。 こうした方が安定でとか、社会的にこう求められてるとか、社会に自分を合わせるじゃないけど、そういうスタンスが強かったような気がするな。「偏愛」とか何が好きなのかに目を向けるところから始める大事さもあるなと思う。

りこ:そこに目を向けるための時間が必要だよね。忙しすぎるとそういう時間ってなかなか取れないけど、 一回立ち止まる時間が合ってもいいと思う。

ひな:そういう余白ってすごく大事だと思う!

世代・立場を越えた対話の様子。

学生インターンの感想

いっちゃん:4名の講師の、探究学習を推進していくにあたっての具体的な施策、サポートする上でどういった段階を踏んで伴走していくのが適切かなどのお話しは、僕としては非常に学びに富んだ時間でした。それぞれ身を置く環境は違えどどこか共通するところもあるようで、僕自身の活動に通ずるところがありました。
僕が現在、主に西区の小学生の探究学習をサポートする事業に携わっているだけに、ただ「へーそうなんだ」で終わるのではなく、自分がサポートしている子どもたちに対してどうアプローチすべきか、できることがもっとあるんじゃないか、など沢山のヒントをいただけました。
加えて今回このイベントに参加してくださった、普段関わらない方々とのグループトークも大変充実していました。普段から子どもたちの学習支援を行っている大人たちの生の声や、講師の方のお話しを聞いてどう感じたかなども共有しあえたのは、学生の僕としてはとても喜ばしく感じました。
総じて、とても有意義な時間を送ることができました。

数ヵ月前にみらいずにジョインしてくれたいっちゃん。
当日はカメラマンとして大活躍してくれたひなちゃん。
サムネイルにある看板もひなちゃんが描いてくれました!

編集後記

いかがでしたでしょうか?
子どもたちが、自分の偏愛とか好きを、小中高生のうちからもっと大事にした学びはどうしたら実現するのだろうかと考える機会となりました。
小さなところから少しずつ変えていきたいですね。
当日の様子が詳しく載っている活動レポートはこちらから⇩
前編:https://miraisworks.com/news/AkPx3APm
後編:https://miraisworks.com/news/Mw46qD89

ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございました。
次回もお楽しみに☆彡


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執筆担当:今泉理子/学生インターン
新潟県新潟市出身、通信制大学経営学部在学中。高校時代に不登校を経験し、不登校支援に携わりたいと考える。また、大学で問題解決思考を学び、重要性を実感してから、小中高の探究学習に関心を持ち、みらいずworkにインターン生として従事。主に「総合的な探究の時間」の支援をしている。不登校×探究学習の可能性や、学校がつらい子どもたちのための居場所とは何かなど、自分がしたい不登校支援を探究中。

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