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【インターン日記vol.4】短期インターンを終えて|せっちゃん

みなさんこんにちは!
NPO法人みらいずworksインターン生の、原田 誠那仁(はらた せなと)こと、せっちゃんです。
 
2週間という一見短い期間ではありましたが、現在みらいずが関わっている様々な事業やプロジェクトに現場訪問という形で、実際にみらいずのスタッフが活動している場や会議を拝見しました。その中で得た気づきや学びについて、今回は掘り下げてお話させてください!

コミュニティ・スクールで地域も家庭も教育の場へ!


まず、今回のインターンで気づいたことは、コミュニティ・スクール(CS)のように新潟市内の小中学校は特にその地域と連携した取り組みが進行してきていることです。

私の地元は新潟から遠く離れた青森県平川市という、人口3万人程度の小都市ですが、少なくとも私が小中学生の頃はこのような取り組みはまだ存在しておらず、地域と学校が独立しているように感じました。私自身も当時は、教育というものは学校が行うべきものという先入観しかなく、教育面で行き届かない点は学校側の問題だとばかり考えていました。

教育の場=学校、そんな先入観を持ったまま私は新潟大学に入学し、入学当初から意気込んでいた勉強に専念するという目標を胸に、日々学業に励んでおりました。
しかしながら、自分が受けたい講義を自分で選んで受ける大学の学びにも上手く言葉にはできない物足りなさを感じていた私は、このわだかまりを大学に入学してから始めたボランティア活動で補填できることに気づきました。

将来は地元の公務員として、地元地域に貢献していきたい、そのために大学で必要となる知識や考え方を身につけたいと考えていました。大学では座学が中心で、実際に地域に出て地域の方々のお話を聞いたり、地域の雰囲気や様子を見たりできる講義が少なく、私はそこに物足りなさを感じていたことが徐々にわかってきました。このボランティア活動を通して、実践を通した社会勉強ができる場というのは学校の授業というよりも地域で行われる活動の方がむしろ適切だと考え、地域もれっきとした教育の場であるという認識に変わっていました。

さて、本題に戻ると、
私が今回のインターンで初めて知ったCSは地域も家庭も教育の場として、学校・地域・家庭の3者で子どもたちを育んでいくという取り組みでした。私が大学に入学してからの気づきが既に、新潟市の小中学校には導入されていたことに悔しさを覚えつつも、今後のCSのさらなる進展に心が踊らされていました。

アンケートから課題を自分なりに分析

私はインターン期間中に2回、新潟市CS管理職向け研修「CS講座 I I」に参加し、各校とその学校区の地域・家庭で臨むビジョンの違いや実践の難しさなど耳にし、それでも学校運営協議会でその熟議を重ねて、課題解決に向けていこうという姿勢に心を打たれました。

学校が地域と結びつくことで、地域色の出た授業や体験なども学校でできるようになったり、その影響で地域でのお祭りやイベントに参加する子どもが増えたり。子育てや教育が学校のみならずその地域全体で、包括的に行われることで、子どもたちが地域の良さを発見・再発見したり、地元愛を持ったり。そして、将来的には地元新潟に留まり、より地域のため住民のために働いたり、留まらずとも関係人口として携わったり。そんな将来が実現されれば、人口の流出が著しい新潟市でも今以上に若い力で活気づいてくるのだろうと思いました。

さらに、この研修会という現場を踏まえて気づいたことは、このようなCSを新潟市内で推進させようとするみらいずの姿勢とその情熱にも感動していました。学校運営協議会などの実際の話し合いの場での協議事項は、各校に委ねるものの、その協議会の円滑でかつ効果的なファシリテーションや物事の考え方・捉え方について具体例を交えながら、伝えていました。

「なぜ地域が積極的に協議会に参加してくれないのか?」「どうしたら、3者で協働できるのか?」そんな悩みや疑問を分析しつつ、CSの一体的推進を図るために日々思考を凝らしているみらいずのスタッフさんの、キャリア教育にかける並みならぬアツい思いをひしひしと感じておりました。

日常からつくられるファシリテーションの在り方


次に、今回のインターンで学んだことは、ファシリテーションの大切さです。

話し合いの場があるとはいえ、そこで参加者の意見や考えが十分に活かされなかったり、上手く引き出せなかったりするとその話し合いの効果は激減してしまいます。ここで、ファシリテーションを行うファシリテーターは、司会のように会議を滞りなく進める役割に留まらず、参加者の意見を引き出し、最終的には参加者からの合意を得られるような話し合いにする役割ももちます。

キャリア教育授業ではファシグラにも挑戦!強みが光ります!

残念ながら、今回のインターンではファシリテーションを実践する場はなく、スタッフの現場見学に留まってしまいましたが、今後機会があればスタッフさんのやり方を参考に積極的に実践していきたいと感じました。そして、そのファシリテーションをする上で大切にしなければいけない、質問力・傾聴力や場のデザイン、ポジティブシンキングなど、普段の事務所での日常でもスタッフさんから容易に読み取ることができました。このような普段からの心掛けがみらいずworksでの日々楽しく笑顔に満ち溢れた日常を創り出し、このようなNPOだからこそファシリテーションを通して新潟の教育界を明るく輝かしいみらいに向かってリードできているのだと考えました。

最後に、私は今月をもって短期インターンは終了しますが、今後は学生ボランティアに切り替わります(大学での講義やボランティア活動に余裕ができれば長期インターンの可能性も!?)。これからもみらいずでたくさんの学びを重ね、大学生の間に私がインターン当初に掲げていた「たくさんの人の、“個性”と“目標”をつなぐコーディネーターに!」という目標に向かって、多くの人の将来を明るく照らしていきます!その思考の土台を築き上げるためにも、今回で様々な事業やプロジェクトの現場を生で見ることができ、とても有意義なインターン期間であったと実感しています!このような気づきと学びの場を提供してくださったみらいずworksの皆さん、誠にありがとうございました。そして、これからは学生ボランティアとしての受け入れ、どうぞよろしくお願いします。

スタッフコメント!


2週間の間で、CS講座や中学生キャリア教育授業、高校探究など、打ち合わせ〜実際の研修・授業〜さまざまな現場に同行してもらいました!

普段から、多くの大人と関わり、いい意味で19歳とは思えない!?しっかりと責任感あるせっちゃん。

どの現場でも、自分なりの視点で目の前で起こることを客観的にとらえて、冷静に分析している姿もとても印象的でした。たくさんの現場で学んだことをメモにとり、自分から思考を深め、考察していく姿勢もとても素敵でした。「もっとこうなったらよくなる!」という課題発見力を存分に発揮してくれました!
私も、あたりまえになってしまって、普段組織の内側にいると気付けないような、新たな気づきをいただきました。

そして、地元で公務員になって貢献したい!というブレないアツい想いのあるせっちゃんは、これからもいろんな現場で活躍し、さらなる進化を遂げていくと確信しています!
 
これからはボランティアとして、一緒に現場をまわれることを楽しみにしています!


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