妊娠発覚 (7w)

ついに二週間前12月7日に妊娠が発覚した。 
妊活を始めておよそ一年が経過した頃だった。その期間中、日本に一時帰国したり、不妊検査をしたりなど三ヶ月半くらいは活動しなかったこともあったが、夫婦仲はいいものの営みが決して多くない私たちはアプリで示される排卵予測期間を狙って、少なくても2回、3回くらいは1日置きに行ってきた。
11月28日の不妊検査結果報告で、産婦人科の先生に言われたことは、「あなたたち二人に問題になる要素は見つからなかった。妊娠可能期間に関わらず、週に3、4回はするようにして、三ヶ月たってそれでもダメだったら不妊治療をしよう」だった。 はっきりいって、若くない私たち(夫:41、私:39)には気の遠くなるようなアドバイスだった。その先生の言葉をもらった10日後に妊娠が発覚した。正直、もう妊活に励まなくてもよくなると思ったらほっとした。
ただ、フランスに限らずヨーロッパでは最後の月経初日から12週経たないと、初回の妊婦検診は受けられない。その期間流産の可能性が高いので合理的なシステムだと思うが、お腹の子が生きているのかそうでないのかたまに心配になることはある。流産する可能性が高いのでダメだった時のことを考えてあまり期待しないでおこうと予防線を張るくらいがちょうどいいかなと思っている。(アプリのninaruは毎日チェックしているが)
それよりも、最近つわりの症状なのか、疲れやすくなったり、お腹がすくとやたら気持ち悪くなったり、匂いに敏感になったりするようになり、むしろこの症状が早く治まるためにも三ヶ月早く経ってくれと思うようになった。
また、通常初診で胎児の健康が確認できないと周囲に報告できないのだが、もう少しでクリスマスということもあり、義理両親に今の状況を夫に説明してもらった。クリスマスは夫の実家で過ごすからだ。お酒好きで、生牡蠣好きな私が急に飲めない食べられないと言い出したらどう考えても変に思われる。 無駄な買い物をさせてしまうのも嫌だし、白を切ってその場を白けさせても嫌なので、さっさと話しておこうという作戦に出た。もちろん他の親戚には絶対に口外しないことを条件にしてである。(義理父はおしゃべりなので夫に念を押した)

続く