【乳・砂糖不使用の手作りアイス②紫芋モンスター】ちゃんと紅茶の香りがするバナナアイスを試作した結果
こんにちは。家の砂糖とみりんを捨てたパティシエのライオツです。
お砂糖・乳製品・小麦粉を使わずにモンスターアイスを作ってみました。
バナナ紅茶アイス
・バナナ 1本(150g)
・アールグレイ茶葉 5g
・水 150
事前にバナナを冷凍しておくとよりスムーズです。
紅茶はベルガモットの香りが印象的なアールグレイがおすすめです。
我が家にはこのぺったんこバナナをだいたい常備しております。
さらにステンレスのバットを冷凍庫に冷やしておけば、
厚みの薄い食材はすぐに凍るので便利です。
袋にシワが多いと食い込んで固まってしますので、
バットなどに乗せてシワを伸ばしておくと良いです。
香りの余談
紅茶のデザートを作るなら、茶葉のままを混ぜるより
少量でも煮出した濃い紅茶を入れるのがすごくおすすめです。
紅茶をデザートで使うなら、大事なのは絶対に「香り」です。
香りは抽出して揮発しないと感じられません。
じゃあ何に抽出するか。
ここで牛乳や生クリームを想像するかと思います。
実際、香りの抽出量は水が1番溶け出します。
ただ、それを口の中で風味として感じるには、
水分のみより油分(脂肪分)がある方が強くなります。
つまり香りの抽出量だけでいえば
水>牛乳>生クリーム
口の中で風味として感じるには
生クリーム>牛乳>水
そんなわけでお菓子のレシピでは
バニラや紅茶などは生クリームより牛乳に香りを移す工程になっています。
フランス料理ではソースを作るとき、最初は水で煮出し、
最後に生クリームを加えるものが多くあります。
これはすごく理にかなっているぞと思い、
紅茶のスイーツを作る時は牛乳より少量でも水に煮出してから、
あとで牛乳や生クリームと合わせる作り方を採用しています。
焼き菓子なら水分量の問題で他の手段を選びますが、
今回の紅茶アイスでは、粉砕した茶葉ではなく煮出したもので作るため
香りが別格になります。
チョコ風飾り
・ココナッツオイル 10
・ココア 3
むらさきぃモンスターアイスの仕上げ
・グラノーラ
・バナナ紅茶アイス
・豆腐さつま芋クリーム
・紫芋パウダー
・チョコ風飾り
飾りパーツ作り
ハロウィンのお菓子って色合い的に、
子供に野菜を食べさせるにすごくいい気がしてます。
緑(ほうれん草)、紫(紫芋)、オレンジ(人参、かぼちゃ)、黒(黒ごま)
とかしっかりめにパンケーキに混ぜれそう。
お子はそう簡単にはいかないのかしら。
盛り付け
芋とバナナの落ち着く甘さが秋っぽいし、
でもまったりと重くならないのはアールグレイの香りで締まるから。
チョコ風飾りのパリパリ感や、グラノーラのザクザクもいい。
こちらはあくまで紅茶アイスが主役なんだけど、
チーム全員が同じくらい存在感と人気があって、
主人公が変わってもファンがいるような作品。
伝わりますかね??
結び
最後まで読んでくださりありがとうございます。
スイーツは見た目からこだわりたい。
食材を制限しても可愛いオヤツが作れるのか、をただ試したい。
そんなゲームを一人でやっております。
記事をひとつ書くにもすごく時間がかかってしまいますが、
また次回もお会いできると嬉しいです。
どうぞ美味しい時間が過ごせますように。
もう一つのベリーお化けアイスの記事はこちら