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【乳・砂糖不使用の手作りアイス①MIXベリーのお化け乗せ】大人が楽しむゆるハロウィン
こんにちは。家の砂糖とみりんを捨てたパティシエのライオツです。
一年中、アイスが食べたい。
そんな私ですが、そして20代の頃は本当に年中食べてましたが、30代でしっかり胃腸を壊して身の程を知り、それ以降はお砂糖もクリームも使わないアイスを自炊しております。
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今回も、家にあるもので簡単にできる時短でお手軽なレシピからはかけ離れて行きますが、手間をかけて作り込むこと、没頭できる時間を作っていきたいと思っております。
どんなパティシエになりたいか?
社会に出て働き始めた頃、ふと思ったことがありました。
「冷蔵庫の残り物でささっと晩御飯を作る母のように、残り物や手元にある材料でスイーツを考案できるようになりたい」
これが私のお菓子作りの楽しみ方になっています。
なので家の余りもの食材が色々出てきますが、
お付き合いいただけましたら幸いです。
MIXベリーアイス
・冷凍MIXベリー 150g
・甘酒 50g
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苺、ラズベリー、ブルーベリー、グリオットチェリーなどお好みで。
ブラックベリーは粒が残るので少なめに。
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酸味が苦手ならはちみつやメープルでもOK。
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冷凍フルーツを使えば、一瞬でアイスができるのが魅力です。
今日は容器を移して、出番まで冷凍庫で冷やしておきます。
豆腐クリーム
・水切りした木綿豆腐 140g
・蒸したさつまいも 70
・甘酒 30g
事前に木綿豆腐150gを水切りしておきます。
さつまいもは炊飯器の玄米モードで加熱しておけば、好きなタイミングでデザートにしたり料理に使ったり冷凍保存もできます。
焼き芋を買うのが1番美味しいけど、
先月芋掘りに行ったので今回はその思い出のさつま芋をいただきます。
ねっとり甘い焼き芋を使うなら、甘酒は不要です。
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押し潰すように混ぜていきます。
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翌日は少し水分が出ますが、状態がほぼ変わらないのも嬉しいところです。
ベリーお化けアイスの仕上げ
・ブラックカカオのクランブル
・MIXベリーアイス
・豆腐クリーム
・黒ごま
・甘酒
ブラックカカオのクランブルの作り方はこちら。
今日は前回作ったクランブルの余りを冷凍しておいたので、
アイスと一緒にいただきます。
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(右上から狙われている)
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ベリーアイスだけだと甘酸っぱく強すぎる印象ですが、
濃厚な豆腐クリームと食べると酸味が和らぎ、
甘酒で喉越しよく流れ、クランブルの食感で飽きずにいただけます。
ストーリーで言うなら異質で個性的な主人公が、
周りの素朴な人々と馴染んで和らいだり、
でも存在感は確かだから面白みがある感じです。
伝わりますかね?笑
アイスに入れるお砂糖の余談
パティシエになったばかりの頃、これは最大の特権だと思ったのは作り立てのアイスの味見ができる時でした。
アイスクリームは本来、冷凍で保存されていて品質が安定しているため、
一般的には賞味期限の省略が認められている商品です。
でも本当の本当に美味しいのは作りたてのもの。
その話もいずれ書きたいと思いますが、今日はアイスの材料について。
端的にいうと、アイスクリーム作る時、ケーキよりお砂糖入れます。
理由の一つは、味覚の感じ方の問題です。
冷たいと甘さが分かりずらいので、美味しい甘さを感じてもらうためには、砂糖を多めに入れる必要があります。
市販のアイスクリームを溶かすと、こんなに甘いの?とわかると思います。
(逆に塩味は温かいと鈍るので、熱い料理は塩分の入れがち)
ちなみに、さっぱりしてそうだけど、レモン系が1番お砂糖使います。
なんせ酸っぱいものを甘くするだけの量が必要ですから。
二つ目の理由は、時間が経っても滑らかな口当たりを保つためです。
水分をただ凍らせると、本来はかき氷のようにシャリシャリします。
それをアイスマシンを使って混ぜながら冷やすことで、氷の粒を細かくして滑らかにするイメージです。その状態をキープするための安定剤としても砂糖を使うことになります。
なのでアイスを手作りしていると、甘さが少なくても味覚が慣れていくし、毎回食べる分だけ作れば安定剤も不要なのです。
私の場合、お砂糖は悪だ!みたいなことは思っていなくて、むしろ元は植物だし自然の恵み!くらいにありがたいものだと感じます。パティシエの仕事も大好きです。
ただ今の時代は、スイーツは特別な日にとっておいて、普段はお砂糖を控えるくらいでちょうどいいかなとも思います。
結び
最後まで読んでくださりありがとうございます。
正直に言うと、今日のレシピ、noteに書くために初めて計量しました笑。
味見しながら全部適当に作っても大丈夫です。
格好つけてレシピにしただけで、ざっくりで出来ます。
身体が求める「美味しい」って季節やその日の気分で変わりますから。
こんなゆるい感じですが、またお会いできれば嬉しいです。
どうぞ美味しい時間が過ごせますように。
続きはこちら
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