訪問看護師さんに言われた言葉。実は⋯
終末期医療と看取りに携わる仕事をしている高校時代の親友から昨夜電話があって「どうしてるか心配で」って。ありがとう、寝ることが最優先で連絡してなかったよ。でもSNSで私が息抜きをしている様子は伝わっていたはず。ずーーと私の質問に答え続けてくれる親友。いつものように現状報告と今後の展望について教えてもらったあと。
はじめて来た訪問看護師さんに言われてムカついた言葉があってさあ。私、返事もしなかったんよって吐き出してみた。
看護師さんは義母に向かって「〇〇子さんはいいねー。娘さんとお嫁さんにこんなによくしてもらって。きっと良いお姑さんだったんでしょうねー。」
はぁ?!
私、このお姫様にかなり迷惑をかけられてきたんですけど?!
病気をする前から、いや私が子どもを産んで、退職したあとから私にとって義母は平安時代の貴族のイメージ。自分で物を取りに動かなくて口だけだし、こちらの用事も聞かずに「牛車だしてたもれ~」と電話をかけてくるので、緊急事態かどうかを確認してから、今日は予定があるから無理、明日ならいいよという会話を繰り返してきた。相手の事情を汲んでくれない義母と距離を取りつつ過ごしてきたのに。
はあ?!
そうしたら親友が「ああ、それさあ介護現場でよく使う言葉なんやけど、この人、家族に感謝してねえなって思った時に使うんよ!」
なに?( 一一)
「介護してもらえるのが当たり前じゃないんでって、伝える時によく使う言葉なんよな。遠回しに言う。」
「ご飯がおいしかったですかーとかわざと聞いて、おいしかったって言葉を口に出させたり、〇〇やってもらえて良かったですねーとか。介護している方の人のために、本人に意識づけさせる言葉な。」
あ、そうなんか。
だとしたら、あの看護師さんともムカッとせずにこれから話ができるかな。
あの会話のあとに私が「そうなんですよー。お母さんがこういう風に言い人でぇ~」って具体例を挙げて乗らなかったところから看護師さんも察してくれたよね?