『神様の御用人 継いでゆく者』
今年4冊目。
神様系の小説っていっぱいありますが、私は御用人がとても好きです。この小説の影響で、ダンナも娘も神社に興味を持つようになり、私が摂社末社に手を合わせていることにも「まだ?」と言われることは減りました。京都の吉田神社にも2回参拝しました(笑)そういう意味では“人生最高レストラン”的に“人生最高本”を3つ推挙するとするならば、御用人を挙げたいと思っています。
でも、この小説の影響で、娘の頭の中では大国主命はパーカーを着たままだそうです(笑)
さて今回は、久久紀若室葛根(くくきわかむろつなねのかみ)が登場。
誰?
大年神の孫!
大気都比売神(おおげつひめのかみ)の子ども!
あれ、そこも親子だったのか。
伏見稲荷を舞台にした話では
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が登場しますが
あれ?須勢理毘売(すせりびめ)と異母きょうだい?!
父ちゃんは須佐之男命?!
……まだまだ勉強が足りません……
ー 名刹でもない国宝でもない古いものが淘汰されていくことは避けられないんだよね。伝統って言う衣装を誰かに着せてもらわなきゃ残れないんだよ。大半はそれができなくて、認知もされないで消えていく。人も、技術も、料理も。 —
今はコスパ・タイパの時代なので、伝統があっても、残っていけないものがたくさんある。受け継いで生き残ることは大変だよなあとしみじみ思いました。
それにしても黄金(こがね)ちゃんはやっぱりおもしろいキャラですね。黄金編が終わって、新シリーズの登場人物がでてきたので、バトンを渡すような1冊でした。
新シリーズも楽しみにしています。