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「思いつく限りの眩しい明日を」
今度娘とYOASOBIの「夜に駆ける」を
カラオケで対決するので、その練習に余念がない日々である。
ボイストレーナーのおしらさんの動画をみて、ポイントとコツを掴むべく、
今日も仕事が終わって一息ついて、1人練習。
この曲の歌詞で
「騒がしい日々に 笑えない君に
思いつく限り眩しい明日を」という歌詞がめっちゃ好きだ。
そろそろ小学校へいけなくなって2年が立つ息子の
2年前の姿を思い出して、泣けてきちゃう。
「学校に行くのが怖い、外は騒がしいからどこにもいけない」
そう言って泣いたり、家中の引き出しのものを出してみたり
小さな手のありたっけの力で私の足をつねったりしていた息子。
(↑結構痛い。あざになります。)
私のネガティブなしつけーーーー
例えば
「歯磨きしないと虫歯になるよ」
「早く寝ないと成長できないよ」
「学校行かないと勉強がわからなくなるよ」
「外で運動しないと筋肉が落ちちゃうよ」
「ゲームばっかりしてると、依存症になっちゃうよ」
と、いった〇〇しないと、悪い未来が待っている。
という言い方に過剰に不安感を覚え、癇癪を起こすので
臨床心理士さんには「未来を明るく見通せる接し方でね」
と何度も何度も言われたけれど、
無意識に口を出てくる言葉たちを止めることは
容易ではなく、2年かかったね。お待たせしました。
いや、まだまだ完璧には程遠いのよ。
いやいや、どこまでめざすの?と思いつつ、、、
とにかく息子に声をかけるときは
「思いつく限りの眩しい未来」が想像できるような
言葉選びと態度を意識して、意識して、ようやっと
「ネガティブな未来を連想させる言い方」と
「未来を明るく見通せる言い方」を
だいぶ使い分けられるようになりました。パチパチパチ。
だけどね、この「未来を明るく見通せる言い回し」って
意外と難しい。
歯磨きしないと→歯磨きをすると、どんないいことがあるか
早く寝ないと→早く寝ると、どんないいことがあるか
って「健康になるよ」ってばっかり言葉が
この口から吐き出されていて
「健康になる」って何?
「成長できる」って何?
と、息子には「明るい未来は伝わらない日々」
・・・
なので、腹の底から唸りながら
明るい未来を、未来を明るく見通せる言い方を
模索し続けてきた私にとって
「思いつく限り眩しい明日を」
というフレーズに、そんな日々が重なって、目の前が滲みます。
この曲そのものは、
小説を題材にして作られているものだけど
「思いつく限り眩しい明日を」きっと誰もが求めているのに
そうしないようにさせる言葉を使って
自分を、新しい世界に行かせないようにしているのだろうなあと
感じずにはいられない。
だから、今日も頭で考えても全く思いつかない
息子がイメージできるであろう
「思いつく限りの眩しい明日」を
私の経験談からだけではなく、
様々な人の人生から取り入れて、息子に伝えていこう。
「小学校6年生まで漢字が二つしか書けなかった子が
日本で一番難しい大学に行ったんだって!(東大のこと)」
とか。日々、ねたを探しております。