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居場所を変えてみる?

クラスジャパン小中学園は7月いっぱいで休会することにした。その理由は・・・

娘が望んでいるもの

学校にあまり行かなくなってから、本当によく話すようになった私たち親子。長男の時は、全くと言っていいほどなかったこのクオリティタイムであるが、それ故に、息子ともこういう時間があったならまた変わっていたかもしれないなとちょっとの後悔もよぎる。

さて、娘は全て自分の思い通りにコントロールできる世界を望んでいるわけでもないらしい。
クラジャパは、色々なフェーズの子どもたちが在籍しているから、勉強している人はしているし、していない人はしていないのだとか。その情報がなんとなく伝わってくるのは、ネット上の担任の先生とのチャットかららしい。

なんだか勝手な話に聞こえるかもしれないが、学校に行かずに家にいたとしても、ある程度の時間割が欲しいらしいのだ。「そうしないと家でずっとぐうたらしてしまうから」だそうで。

そこで、また検索魔の私は、あれこれ調べた。
実は長男の時に気になっていたN高

に中等部ができたのは、次男が一時的に学校に行かなくなったこともあったことからちょっと知っていた。
数年経って改めて見てみて、これ娘が求めているものかもしれないと思った。短絡的すぎるだろうか。


何が違うのか

娘にとってクラジャパとN中等部の何が違うのか。もちろん本人も私も入学したことはないから、本当のところはわからない。でも前提としてクラジャパは中学校を卒業した先の進路は、地元の高校。N中等部を卒業したらN高校という道筋が見えることだ。

中学生不登校の悩みの「ネタ」はいくつかあるが、その中で大きな割合を占めるのが高校進学だと思う。
だからこそ、クラジャパで「出席日数」を認めてもらえるよう、学校側に働きかけているし、文科省もそれを認めている。
でも、それって現時点での「通常のレール」に子どもたちを戻すことを前提にしているのだ。

その点、N中、高校というルートは、「現時点での」通常レールとは異なっている。いや、ただ単にマイノリティなだけだ。そういう選択をする人が少ないというだけ。

入学案内を取り寄せ、内容を二人で見てみた。絵を描くのが好きなことはこちらに書いたが

角川ドワンゴが経営母体なだけあって、グラフィックデザインなど、Adobeを使って学べるようで、娘は興味津々な様子。
ただ、一つ問題があるとすればその学費だ。ネットコースで月4万円ほど。高いなぁ・・・


居場所を変えてみるのだ

今の学校に通学するという世界はマジョリティ。N中等部などネットで学び学校に通学しないという世界はマイノリティ。今いる居場所でこれらを比較するからこういう視点になるけれど、マイノリティな世界に入ってそこに適応し、自分(娘)と近い関係の人がみんな学校に行ってなかったら、娘はもうその世界のマジョリティなのだ。(ややこしいかな)

私は、学校に行かないことを全く悪いことだと思っていない。でもきっとそれはそういう子どもが自分の家族にいるからなのだ。そうでなかったら想像できなかったかもしれないから。

そんな風に自分ごととして捉えなければ、マイノリティの世界の住人の気持ちはなかなかわかってもらえないのかもしれない。

娘が悩む理由

娘が何より悩んでいるというか傷ついているのは、学校に行くのが普通だと思っている友人や親(我が家の場合は離婚して疎遠になっている娘の父親。たまに会って話す)に学校に行かないことは悪だと思われていること。

みんな多かれ少なかれ学校に行くことは嫌なはずだし、宿題を毎日ノート2ページ分やるのだって、仕方なくやっているんだと思う。と娘。先生は2ページはとにかく埋めればいいんだよって言うんだけど、私はそれができないと。そうやって不真面目にやっていたら、テストの時に困るって自分でわかっているから、そう言うことできないのに、でもやっぱり嫌いな教科は特に家庭学習帳にゼロから書き出すってことがどうしてもできないのだと。

今日はここについて2時間ぐらい(驚)娘と話したのだが、長くなってきたので続きは次回に。

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