イチゴ狩りにいくなら1~2月がいい? (農業)
こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。イチゴの旬ですね。イチゴは観光農園などもたくさんありますので、一般の方もイチゴのハウスに入ったことがあると思いますが、朝一のハウスに入るとすごいですよ。
ハウスの扉を開けた瞬間にハウス内に充満しているイチゴの甘酸っぱい香りがフワッと押し寄せてくるんです。これはハウスでイチゴを栽培している農家の方だけが知っている楽しみですね!
いちごは促成栽培が進み早いところでは11月下旬にはもうイチゴの収穫が始まります。一般的な促成栽培でも12月中旬のクリスマス前には収穫が始まります。この早い段階のイチゴはクリスマスケーキ用に販売されるケースが多いので、クリスマス後にいちごの観光農園(イチゴ狩り)が開始されるケースがほとんどです。
しかし1月は観光農園はオープンしているのですが、お正月ということもあり、あまり観光客はいちご狩りに来ないのです。観光客が増えてくるのは3月からで、4月下旬のゴールデンウイークあたりが観光客のピークになります。
しかし、イチゴの味の観点から見ていくと、12月ごろにケーキ用に出荷されるイチゴや、4月ごろの観光農園ピーク時のイチゴよりも、1月・2月のイチゴは甘みがのって非常においしいのです。12月ごろのイチゴは初物でうれしいのですが、樹がまだ小さい時期のモノであり光合成量が十分でないことや10~11月の比較的暖かい時期に育ったもので成長速度が速く味がのり切れていないなどがありますし、4~5月のイチゴは暖かくなってきてしまっているためこちらも成長速度が速く味がぼけてきます。
寒い時期にゆっくりと育ったイチゴは甘くて味の濃くなります。
そう考えると、1月・2月は味も一番おいしいし、観光客が比較的少ないので予約も取りやすくイチゴもたくさんあるので、この時期にいちご狩りに行くのが“ねらい目”ということになります。
イチゴ狩りに行くならおいしくて観光客の少ない1月・2月にいきましょう!
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