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寒暖差の大きい季節 温度管理をしっかりと!

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。この間まで暑い暑いといっていたのですが急に秋になってきました。昼間はまだまだ日差しも強いですが、夜になると肌寒く感じる日もありますよね。

ハウス栽培では日差しが強いとハウス内は非常に温度が上がり30℃は越えてきますのでまだまだ本当に暑いです。しかし夕方になると外気の温度が急激に下がってきます。外気温では夜間温度は15℃を下回る日も出てきました。

気象庁より(大阪)

トマトの夜間の栽培適温は12~15℃ですので、暖房機の手入れもしていかなければいけません。

特に近畿地方の秋は晴れの日が多く、夜間、空には雲がない状態だと「放射冷却」でより一層冷え込み、10℃くらいになります。

放射冷却とは昼間は、太陽の熱で地面は温められますが、夜間は昼間に地面が太陽から受け取った熱を放出する現象のことで、その際、地面とともに周りの空気も冷やされ、気温が下がります。 特に晴れた夜は、熱の放射を遮るものがないため、放射冷却が進みます。

昼間は暖かいので安心していると、夜間にすごく冷え込むということがおこります。

つまり昼間と夜間の温度差である寒暖差が大きくなります。植物の栽培において寒暖差はある程度あったほうが良いのですが、夜間の温度が低くなる過ぎると生育にも影響が出てくるので要注意です。

人間の肌感覚に頼ることなくしっかりとデータを確認していくことが大事ですね。

原油価格も高いので暖房機をあまり使いたくないですが、トマト栽培では夜間のハウス内温度が12℃未満になってくれば暖房機を使わなければならなくなってきます。

今ぐらいの時期が長ければ有難いのですが、強烈に暑い夏は長く、秋は短く、冬は普通に寒いという状況ですよね~。

農園の経営的にもヒヤヒヤですね。


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