スイートバジル栽培をやってみよう! (農業)
こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。今日はスイートバジルについて書きます。
スイートバジルは家庭菜園でも手軽に育てられて、ピザやパスタをはじめ様々な料理にインパクトを与えてくれる使いやすい作物で僕は大好きです。
今回は諸事情があり、遅く種まきをしましたが、一般的には種まきは4月下旬から5月、収穫時期は7月~10月ごろです。
〇土づくり
根の発育をよくするには、空気と養分と湿度を適度に蓄え、雨後の過剰な水分は速やかに排出してくれる土が適しています。
1㎡当たり堆肥か腐葉土1~2kg、石灰質肥料(かきがら石灰で200g)、元肥(8-8-8の有機質肥料で、80~100g)を施し、まぜ込みます。
〇タネまき
タネは、適度な温度、水分、空気の三つがそろって発芽します。
・温度は、は地温が20℃前後に安定して、発芽しやすい条件となります。
・水分は種皮をやわらかくし、発芽するための始動を起こさせます。
・空気は、発芽するために必要なことは言うまでもありません。
〇間引き
密生して発芽した苗は、葉の触れ合う時期に2~3回ほど順次間引きます。
〇定植
本葉が5枚ほどになったら、苗床に苗を植え付けます。
定植時は、日当たり、風通し、株間、植付けの深さなどに気をつけます。
スイートバジルは南国生まれなので日当たり命です。影のない日当たりのいい場所で育てましょう。
〇肥料
ハーブ類はそれほど肥料を要求するものではありませんが、スイートバジルは生育期が短いわりに葉をたくさんつけるので肥料を多めに与えます。
肥料の種類には、化成肥料、配合肥料、液肥などがあります。さらに、無機・有機に分かれていますが、有機ハーブを望む場合は、有機質肥料を施す必要があります。
〇水やり
丈夫に育つためには肥料が重要です。肥料は水に溶けた状態で初めて根から吸収されます。
また毎日たくさんの日光を浴びても、葉が乾燥しないためには、水をこまめに与えてやることが大事です。葉の部分に大量の水がかかってしまうとしんなりしてしまうこともあるため、なるべく葉の部分にはかからないように水やりを行ってください。
季節ごとの水やりは以下の通りです。
春 :生育旺盛なときなので、一定時間にたっぷりと水やりをする
夏 :朝か夕方の気温の高くないときにたっぷりと水やりをする
秋 :気温の低下とともに水やりの間隔をあけ、量を少なくする
冬 :日中に乾いていたら水やりをする
〇増やし方
スイートバジルの増やし方は、上に伸ばすのではなく、横に生えてくる茎の付け根から出てくる脇芽と呼ばれる部分を横に伸ばしていきます。上に伸びる一番上の茎の部分はハサミで切り落としましょう。
横に横に広げていくことで、葉に直接強すぎる日差しが当たらず、葉がしおれる心配も抑えられます。
比較的簡単に育てられ、料理にも使いやすいスイートバジル。ぜひチャレンジしてみてください。
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