夏の農業ハウスの暑さ対策 ~ファン付き作業着~
こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。暑さ対策について何度か記事を書いてきましたが、ほんとに農業ハウスの中って暑いんですよね。当たり前といえば当たり前なのですが、日当たりの良い場所にビニールのハウスを建てているわけですから、夏場は農業ハウスの中は地獄になります。
最近では夏場は外気温で35℃を越えるのがふつうになっていますが、ハウス内はハウスの換気窓を開けっぱなしにしていても40℃近くになるのがふつうになってきています。
こうなると栽培している作物へのダメージは言うまでもありません。トマトでは正常に生育する限界温度は32℃くらいです。
あるハウス内の7月下旬の温度の変化を見てみるとAM8:00には30℃を越え、10:30には35℃を越えています。30℃を下回るのは16:30ごろになります。そして受粉をしてくれる蜂もハウス内を飛ばなくなりますので受粉が難しくなります。
蜂が受粉をしてくれなくなると人間が受粉するしかなくなりますので、ハウスの中は恐ろしく暑いにも関わらず人間が作業をする時間が長くなる、、ということになります。
繰り返しになりますが、夏の農業ハウスは日中は40℃近くになります。お風呂の熱さくらいです。そんな中で何時間も作業をするので、労働環境としては非常に危険な状況になります。
そんな中でやはり人気な暑さ対策としては、ファン付き作業着ですね。農業に限らず夏の現場仕事ではもはや定番になってきました。
様々なメーカーからたくさん出ていますが、大事なのはバッテリー&ファンで特に充電容量は気にしたほうがいいと思います。作業している時間中は充電がもってくれないと、電池が切れた瞬間に暑くなってしまいますよね。また風の強さも気になるところ。しっかりとした出力のあるファンを選びましょう。そういう意味でもできれば通販ではなく、実物を見て、風の強さを体感して購入することをお勧めいたします。
このようにみるとやはり価格はソコソコしますが、安いものだと充電容量が小さかったり、風が弱かったり、すぐに故障したりということになりますのでしっかりと現物をみてよいものを購入して夏の作業を少しでも快適にしてください。
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