大規模農園の紹介 ~㈱SARA~
こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。今回の紹介は岡山県笠岡市にある大規模農園、株式会社SARAが運営するサラファーム笹岡です。岡山県といえば「晴れの国」と呼ばれるほど天候に恵まれた地域なので農業にはバッチリですね!
2019年に創業を開始した農園で栽培品目はメインのトマトのほかレタス、パプリカなどを栽培しています。栽培規模を見てみるとトマト棟6.0ha・パプリカ棟3.4ha・レタス棟2.5haで合計11.9ha!巨大な“半閉鎖型グリーンハウス”3棟と木質バイオマス発電所を併設、さらに梱包・出荷エリア1.0ha。(総敷地面積:18.3ha)
キターっ!!!! 栽培面積10ha越え!
僕が訪問したときはまだ工事中の時期でしたが、端っこが見えないくらいにひろかったです。
これだけの大規模な農園の栽培管理をするとなると“相当な腕“が必要となりますが、元カゴメで腕を振るっておられた方が運営されています。
年間にミニトマト2000トン、パプリカ1200トン、リーフレタス1800トンの生産・出荷を計画。
社名のSARA(サラ)は“サラダ“からとったモノかと思っていましたが、そんなアナログなものではなく「Smart Agribusiness Research & Alliance」の頭文字をとったものとのことでした。Googleに翻訳してもらうと「スマートアグリビジネスの研究と提携」ということらしいです。
ともかく規模は栽培面積だけで11.9haですから東京ドームは4.6haなので3つ分近くにもなります。
冷暖房を24時間・365日稼働させるために、バイオマスにより発電した電気で冷暖房を作動させるのではなく発電工程で発生する蒸気を活用しているとのことです。さらにバイオマスを燃焼した際に出るCO2を浄化して農園に還元することで無駄なくCO2施用も実現。
生育環境の管理や搬送などには最新鋭機器を導入し総事業費はなんと160億円!!
トマトなどを梱包する容器も植物由来のプラスチックや石油を使用しないバイオマスインキ、FSC森林認証の段ボールなど使っており、エコにも気を使っています!
もう応援するしかない!!!
【関連記事】--------------------------------------------------------------------
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?