ブルーベリーの栽培設備 (農業)
こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。
今日はブルーベリーの栽培設備についてお話いたします。
ブルーベリーをハウスで促成栽培されている方もいますが、ブルーベリー農園経営の基本的なポイントは設備にお金をかけないこと、できるだけ栽培管理に手間をかけないこと、であるといわれます。
そこで一般的な栽培設備についてお話いたします。
ブルーベリーの設備は上記の図のように、原水フィルター、送液ポンプ、液肥コントローラ(液肥混入機)、原液タンク(肥料タンク)に加え、栽培ポット、点滴チューブ&ドリッパー、防虫ネットなどが必要です。
また培地はピートモスかアクアフォーム(細粒面)が多いです。アクアフォームは、フェノール樹脂に有機酸とノンフロン系発泡剤を加えて作られた、軽量で吸水性・保水性・通気性に優れています。ブルーベリーは、ほとんどが細根であるため、粘土質土壌では、まったく根が伸びないが、このアクアフォームを使用することで、常にサラサラな状態の土壌が半永久的に維持されるため、根が勢いよく伸びて、ブルーベリーの飛躍的な生長につながります。
また、天然素材の培地を使用する場合はブルーベリーは pH4.3~5.5と酸性土壌を好む ため、ピートモスを中心にした培地を使います。
いずれの培地を使うにしてもブルーベリー栽培を行うには、 酸性土壌、通気性、保水性、保肥性といった4つの条件を満たす 必要があります。
ブルーベリーは栽培設備にできるだけお金をかけないようにすれば、栽培管理自体は手間がかからないので、利益が出やすいですし、観光農園をすれば摘み取りの手間なども省けます。
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