もみ殻ペレタイザーのご紹介
こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。米の収穫シーズンになるともみ殻の処理に困る農家は多いです。もみ殻とはお米の最も外側の皮のことです。一般の方は精米された白いお米を目にしますが、田んぼで収穫された「籾(もみ)」が「玄米」となり「精米」となって一般に販売されています。
籾が玄米となるときに外側の皮を取り除くのですが、それが「もみ殻」です。米の日本国内での生産量は約750万t。そしてその約2割がもみ殻となります。ですから、もみ殻は年間約150万t発生します。
多くのもみ殻は土壌改良剤につかわれたり、暗渠排水の資材として使われたり、家畜の敷材に使われたりしていますが、まだまだ多くは産業廃棄物となってコストをかけて処分されています。
毎年、毎年発生するもみ殻は農家の悩みです。
以前には「もみ殻薪化装置」を紹介させていただきましたが、今回はもみ殻のペレタイザーを紹介させていただきます。
基本的な考え方は「もみ殻薪化装置」と同じで、毎年発生するもみ殻を再資源化しましょうというものです。もみ殻薪化装置はもみ殻を圧縮し、「薪」にしましたが、もみ殻ペレタイザーはペレットにしますのでバイオマス発電の燃料などに使えます。
またこの装置はもみ殻だけでなく、おが屑、麦わら、木屑もペレットにしてしまいます。
今の時代は消費の時代ではなく、目の前の資源を再利用していく時代ですので、このように再資源化を行うことが重要になってきます。
今回は興味深い装置の紹介でした。。