トマトの房すべてが赤くなるのはいつごろか? (農業)
こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。トマトの生育では「温度」が非常に重要な要素で生育スピードは「温度」による影響が非常に大きいということは下記の記事でも記載いたしました。
またトマトは1房に数個の実をつけますが、色づきも茎に近い方から順番に赤くなっていきます。つまり房の茎側と房の先側では色づくのに時間のズレがあります。
具体的に1つの房の中でどれぐらい赤くなるのに時間のズレがあるのでしょうか?
ここで生育のスピードは「温度」の影響を強く受けるので、積算温度を用いて検証してみました。これは既に研究論文で1房のうち第1果が赤くなってから最後の1つが赤くなるまでどれぐらいの積算温度を要するか、、ということは検証されており、だいたい420℃・dということになっていますので、それを検証してみた、、ということになります。
実際に中玉トマト「フルティカ」で測定してみると、第1果が赤くなったのは6/10、その後、日が経つにつれ積算温度が増えていき、6/26に最後の第8果が赤くなりました。そしてその時の積算温度が413℃・dで、ほぼ研究論文通りの結果となりました。
このように見ていくと本当に積算温度で収穫予測ができますね!
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